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利尻昆布の6次産業化に向けて
【神成 誠さん】(写真左)
利尻島出身。神成漁業部代表。利尻漁業協同組合理事。祖父、父と代々続く家業を受け継ぎ、養殖昆布漁を主体にウニ漁なども手がける。
北海道宗谷総合振興局です。
令和5年6月、鈴木知事がお会いした神成 誠さんについてご紹介します。
家業を継いで昆布漁師へ
神成さんは、宗谷管内の離島・利尻島に生まれ、平成2年から家業を継いで漁師になりました。長年、水ダコ、ホッケ、マグロ、タラバガニ漁などをしていましたが、お父さまが手がけていた養殖昆布漁に着目し、現在では養殖昆布漁を中心にウニ漁などを行っています。
一方で利尻島の漁業者は高齢化が進み、特に製品になるまで非常に手間のかかる昆布は、若い漁師の担い手が少ない状況です。また、日本料理に必要とされてきた出汁が消えてしまうのを防ぐため新しい取組を開始します。
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利尻昆布の高付加価値化、6次産業化に向けて
まず、その年のすべての昆布を10月までに出荷する「秋出し」という形から、5月までに少しずつ出荷する「春出し」へと移行し、通年収入を得られ、経営を安定させるとともに、休漁期に加工品の製造等が行えるようになりました。
そして、これまで天候に影響を受けやすかった天日干しに加え、機械乾燥を導入することで安定的に昆布を出荷できる体制を構築しました。
また現在では、自身が手がけるブランド「昆布屋神兵衛」を立ち上げ、「焼き昆布」や「漁師だし」など、利尻昆布を加工した様々な製品をオンラインショップ等での販売やふるさと納税の返礼品として取り扱われるなど、6次産業化に取り組んでいます。
>>昆布屋神兵衛の製品はこちらから!
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北海道では、鈴木知事が地域の創意工夫ある取組を直接お聞きし、広く発信していく「なおみちカフェ」を実施しています。
今回ご紹介した利尻富士町でのなおみちカフェの様子は、以下のリンクからご覧いただけます。
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