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本別町「ほんべつ豆まかナイト」

 北海道十勝総合振興局です。
 令和4年11月、鈴木知事は十勝管内本別町で行われている「ほんべつ豆まかナイト」の実行委員の方々と懇談を行いました。

 ほんべつ豆まかナイトは、本別町の特産である豆を使用し、節分の時期に合わせて参加型のイベントを開催することで、「日本一の豆のまち本別町」を広くPRすることを目的として行われているイベントです。

 今回はこの「ほんべつ豆まかナイト」について、ご紹介します。


本別町の特産品「豆」をテーマにしたお祭

 本別町は十勝の東北部に位置する人口約6,200人の町で、道東自動車道本別IC・JCTがあり、札幌方面や釧路方面などの道央・道東圏を結ぶ交通の要となっています。

 そんな本別町は豆の生産が盛んであり、「まめのまち本別」として高品質な豆を全国へ提供している一方で、「豆」をテーマにしたイベントはありませんでした。

豆を選別している様子

節分をより鮮やかに彩るお祭り「ほんべつ豆まかナイト」

 そこで2015年より始まったのが「ほんべつ豆まかナイト」。

 節分の時期に合わせて行われる当イベントでは滝行のように豆を浴びる『豆浴び』、"豆"にちなんだ○×クイズが出題される『「豆」知識決定戦○×クイズ大会』、メインイベントである大量の豆をまく『激豆まき』等、様々な催しが開かれており、町内外の人々を楽しませています。

ほんべつ豆まかナイトの様子

 また、イベントで使用される豆は地域のこどもたちが収穫等を行っており、体験しながら学ぶ食育の場にもなっています。

イベント用の豆を収穫する子供たち

「本別町を目立たせたい」という思いから始まった

 「町外へ本別町をアプローチするものが町にはなかった。本別町を目立たせたいという思いがきっかけ。」
そう語るのはほんべつ豆まかナイト実行委員長の尾崎将寛さん。

 企画当初は様々な不安があったそうです。

 尾崎委員長「町外に豆をPRするにあたり、節分を絡めたイベントを思いついたが、生産者の方々が一生懸命に育てた豆を豆まきに使うという扱いはよくないのかな、という心配があった。しかし、農家の方々は快く協力してくださった。また、農業協同組合も協力的に受け取ってくださり、役場の若い子たちも、僕らがわからないルールの部分を教えてくれる。誰かが欠けてもできないイベントであると思う。」

 本別町を目立たせたい、という熱い思いに惹かれた様々な業種の方々がタッグを組み、「ほんべつ豆まかナイト」は生まれました。

実行委員長の尾崎将寛さん

「日本一の豆のまち本別町」

 こうして生まれた「ほんべつ豆まかナイト」は今では来場者が1,600人を超え、町立体育館を埋め尽くすほどの動員を見せています。

 地域のつながりから生まれたこのイベントは、地域の子供たちの食育の場であるとともに、「日本一の豆のまち」をPRする代名詞となっています。

 当日は2トンもの豆が使用されるこのイベント。圧倒的なスケールで行われる豆まきを、一度体験してみてはいかがでしょうか。


 北海道では、鈴木知事が地域の創意工夫ある取組を直接お聞きし、広く発信していく「なおみちカフェ」を実施しています。
 今回ご紹介した本別町でのなおみちカフェの様子は、以下のリンクからご覧いただけます。

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