愛の讃歌と、映画の主人公
こんにちは
東盛直道です。
初めて投稿した簡単な自己紹介文に、「スキ」を沢山いただきました。
嬉しいものですね(笑)ありがとうございます!
昨日は新大久保にあるお食事処のチャンプ亭に行ってきました。
オーナーさんとは知り合いで、僕にとってゆっくりできる数少ない憩いの場所です。ガーリック・シュリンプ定食をいただき、食後にはイチローズモルトのお酒を1杯いただきました。
ほろ酔い気分の中、店内にエディット・ピアフの歌が何曲か続けて流れます。オーナーさんが好きなのです。
癖のある歌声ですが、聞いてると徐々にハマります。
中島みゆきのようだと、オーナーさんは言われますが、一緒に働くスタッフの方は美空ひばりのようだと言います。
僕は「愛の讃歌」だけは知っていました。
「愛の讃歌」は自身の映画に使用した曲だからです。
結婚式のシーンで使わせてもらい、映画の中のとても切ない気持ちの部分を、音楽の力で引き立たせていただきました。
この映画は、映画祭で一度上映させていただいたのみなので、また改めて上映の機会を作りたいと思います。
エディット・ピアフについて。
〜エディット・ピアフ(1915年~1963年)〜
フランスの国民的に有名なシャンソン歌手。
代表曲は「ばら色の人生」(1946)、「愛の讃歌」(1949)、「ミロール」(1959)、「水に流して」(1960)、など。
幼少期は家庭の事情で祖母の経営していた売春の宿に預けられ、3〜7歳の間は目が見えなかった。16歳で初出産するも、数年後に子供は亡くなってしまう。ナイトクラブで歌い始め、シャンソン歌手としての才能を徐々に認められていく。恋愛遍歴も多く、そのことが彼女の表現や作詞にも大きく影響を及ぼしている。
なお、「愛の讃歌」は妻子を持つプロボクサーのマルセル・セルダンとの恋愛から身を引こうと決意をして書いた詞です。身を引き裂かれるような相手への愛を綴った歌で、刹那的で強烈な印象です。そして、その直後に不幸にもマルセル・セルダンは飛行機事故で亡くなってしまいます。
「あなたの燃える手で
あたしを抱きしめて
ただ二人だけで 生きていたいの
ただ命の限り あたしは愛したい
命の限りに あなたを愛するの」(※岩谷時子さんによる日本語訳)
彼女は、悲哀と深い愛情で歌い上げます。
彼女の切ない想いが、悲劇的な人生そのものが、歌声に乗って、多くの人々の心に響くのだと思います。誰もが経験できるようなものではなく、その波瀾万丈な人生は、まるで映画の主人公のようです。
また、その他の曲を聞いていると、明るくポップな曲もあって、エディット・ピアフのチャーミングな一面を知ることが出来ました。
人間としての不思議な魅力がある方だと気づかされます。
彼女の違う曲をもっと聞いてみたいと思いました。
オーナーさんと話し込んでいるうちに、気がつけば外は暗くなっていました。美味しいお酒とともに、素敵な音楽に出会うことが出来て感謝です。
最後に、エディット・ピアフを描いた映画を記します。
興味がある方は、ぜひ観てみてください!
「愛の讃歌 エディット・ピアフの生涯」(1974)
「恋に生きた女ピアフ」(1983)
「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」(2007)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^
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