「パブリック 図書館の奇跡」03

20200722

こんばんは。
東盛直道です。
今日は仕事終わりに、喫茶店でnoteの記事を更新し、そのあと有楽町で映画を観てきました。

「パブリック 図書館の奇跡」(2018/米/119分)
監督/脚本/製作/主演:エミリオ・エステヴェス

主人公のスチュアートが職員として働く公共図書館に、大寒波の到来により路上生活に命の危機を感じたホームレス達が押しかけ、シェルター代わりに立てこもります。この行動は社会的なメッセージ、デモのような意味合いを持ち、事件として市長や警察やメディアまでが動き出します。
ホームレス達によって巻き込まれる形で一緒に閉じ込められたスチュアートですが、やがてホームレス達の気持ちに共感し、権力側との対峙、必要以上に過激に煽ろうとするメディアを上手く使って、スチュアートはマイノリティー側の意見を主張していきます。

スチュアートは元々は優しい性格で、昔は依存症を患っていたり、繊細なところもあるタイプです。なので、ホームレスに寄り添いながらも、権力側とも連絡を取り合い、なるべく事態を穏便に治めようとするのですが、ホームレス達との交流のなかで、スチュアートもだんだんと頼もしい存在に変わっていきます。そして、ついに警察が実力行使に出ようとした時、スチュアートとホームレス達がこの状況をどう乗り越えていくのか。そして、スチュアート達の思いは届くのか・・・。対立関係を描きながらも、人間同士のつながりを感じられる、優しい目線をもった物語だと思いました。

個人的には、図書館での普段の仕事の様子だったり、そこに集う利用者の描き方が丁寧で、監督は社会における「図書館」という「場所」の存在の大切さを、改めて広く伝えていこうと意識している気がしました。
図書館愛?を強く感じました(笑)
社会問題に切り込んだ、重くなりそうなテーマですが、笑えるところも多くて、楽しく鑑賞する事が出来ました。

興味のある方は、ぜひ観てみてください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます^^


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