植木購入その前に!緑化助成制度を活用しよう
庭をそれなりに整えようと思うと、当然それなりのコストがかかるものです。専門業者に依頼すればその金額は決してお手頃なものではないでしょうし、自分でやろうと思えば情報収集や買い出し、植栽作業など含め非常に多くの手間と時間がかかります。
わが家では庭づくりにあたって工程を下記のように分けました。
専門業者に依頼したもの
・目隠しフェンスの施工
・樹木(高木)の買付けと運搬と植付け
・芝生張り+植栽ゾーンとの間仕切り設置
・一部ゾーンへの防草シート+川砂利敷設
自分たちでやるもの
・庭の配置デザイン
・植栽する樹種の選定(コレがいちばん大変だった…)
・低木や下草の購入と植付け
・日々の手入れ
庭づくりをする方の中には上記すべてを100%自力で成し遂げられたツワモノもいらっしゃると思いますが、わが家では「時間・経験(技術)・体力・お金」を考慮した結果、
・専門の工具が必要な作業
・危険を伴う作業
・身体的負担が大きい作業
この三つについてはプロにお願いして正解だったと思います。
そうでもなければ、今頃はまだ春の芽吹きを楽しむどころか、何も着手できずに砂漠のような庭風景のままだったと思います。
しかしながら、当然それなりの出費ではありました。
そこで、今回の記事でぜひご紹介したいのが、
お住まいの自治体に緑化助成制度があればぜひ活用しましょうよ!
ということ。
たとえば私の住む市には「つながりの森づくり補助金」という緑化助成制度があります。ご興味のある方はリンクに飛んでいただければと思いますが個人への助成概要はこんな感じ (情報は2024年3月時点のものです)
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対象者
個人住宅の敷地内に、2m以上の樹木を3本以上植栽する方
生垣を延長5m以上植樹する方(樹高1m以上)
助成額
樹木1本の植栽に対する【補助額】と【助成対象経費(見積額)×1/2】のどちらか低い方
※補助額とは?
たとえば4m以上の樹木なら1本につき25,000円、など樹高に応じた補助額が設定されている
限度額
個人住宅:10万円(緑化重点地区の場合は15万円)
助成対象となる項目
●樹木の購入費
●植え付けに必要な経費(植栽料金)
●支柱等の設置経費
●生垣設置の場合のコンクリート構造物の撤去費用
補助の条件
・5年以上樹木の育成管理を行うこと
・健全な樹木であって、在来種中心の多様な樹種を地植えすること
・市税の滞納がないこと…云々カンヌン
・樹木に竹は含まないものとする(放置すると侵食して被害大だから?)
そして意外と重要なのはココ!
(注意事項)
必ず植栽前に申請書を提出し、補助金交付決定通知後に植栽すること。
つまり、申請前に植栽したものや、申請はしていても補助金交付決定通知書を受けとる前に植栽したものは補助対象外になる、ということ。年度後半になると申込み上限件数に達していて利用できないこともあるので計画と申請はお早めに!
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と、こういった感じです。
かく言う私も庭づくりを始めた段階ではこの助成制度のことを全く把握しておらず、義父や、植栽見積をお願いした業者さんから聞いて初めて緑化助成制度なるものの存在を知った次第です。
やりとりの流れはこんな感じ↓↓
市役所に緑化助成制度を使いたいと相談の電話をする
植栽概要(本数や場所など)を説明し制度利用可能か判断してもらう
OKなら必要書類(申込書・緑化計画書・工事着工前写真・市税滞納有無調査承諾書・見積書、等)を作成して提出する。(緑化計画書には、庭のどこに・樹高何mの何の木を植えるのか、などを図面に落とし込む)
市役所の担当者が下見に来てくれる
補助金交付決定通知書を受け取る
植栽作業を行う
完了届・竣工写真・請求書・領収書の写し等を提出する
再び市役所の担当者が検査に来る
問題がなければ請求額が振り込まれる
実際わが家ではこの緑化助成制度を利用させてもらったおかげで、ほぼ上限額に近い金額が支給され、安からぬ植栽工事費において大いに大いに助かりました。(本当にありがたい!)
「できれば色んな樹種・樹高の木を植えて四季の変化を楽しみたい。けど、木はなかなかお金かかるし、自分たちで気長に少しずつやるしかないか」と思っていた私でしたが、この制度の活用により「専門業者に一気に頼む」という選択肢を手に入れたことは本当に大きかったと感じています。
どこの自治体でもこのような制度があるのかは不明なのですが、もしこれから「庭づくりをしたい」「雑木の庭にしたい」とお考えの方がいたら、ぜひ一度お住いの地域の助成制度を調べてみることを強くおススメいたします。
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