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アーサナについて1

毎日アーサナプラクティスを行っています。
やらないと気持ち悪いと思うくらいの日常的な習慣です。

特にアーサナの時間というタイミングでなくても、家にいる時は家庭内ノマドワーカーで、決まった場所で仕事していないのもあって、合間あいまにやっている時もあります。

アーサナとは?

パタンジャリ先生のスートラでは、

STHIRA SUKHAM ASANAM.

アーサナ(坐法)は、快適で安定したものでなければならない。

インテグラルヨーガ パタンジャリのヨーガスートラ より

とおっしゃっている。
本来これが全てで、これ以上もこれ以下もないと思う。

ただ、現在私たちがプラクティスとして行っているアーサナは、ざっくり言うと、ヨーガの中でもポピュラーなラージャヨーガにおける「瞑想するにも、体(内外ともに)のバランスが悪いとゆっくり座ってらんないから、歪みを整えたり体調を整えたりして、座りやすくしてみたら良いんじゃね?」というハタヨガの方法と言えるのではないかと思います。

あるいは、呼吸を深めて体をうごかすことで、動く瞑想だと言われることもありますね。

アーサナをするのに知っておくといいこと

ヨーガのアーサナ、もしくは単なるストレッチであっても、次のような点を心に留めて行うと、より効果的ではないかと思います。

  1. ゆったりとした呼吸とともに動かす

  2. 心地いいと思える範囲内で動かす

  3. 少しでも違和感を感じたらやめる

  4. 左右前後など、バランスよく行う

  5. 1度にたくさんやりすぎない

これらを念頭に置いて行うということは、すなわち、自分をよーく観察することになります。

観察していくと分かること

よーく観察していくと、最初は気づかなかった自分の体のクセに気づいていきます。

例えば左右差とか、ストレッチが苦手な部位とか、どこに力を入れたり抜いたりしたらいいのか分からないポーズがあるとか、右って言ってるのに左やってたとか、膝曲げてって言ってるのに伸ばしてたとか。

このポーズ、どうやったらいいか、どこに力を入れたらいいのか分からないとか、言われてるのと違うことやってたとかは、脳から体への信号がうまく伝わってないパターンかも知れないです。

それこそがまさにクセで、あまり使ってこなかったから使いこなせてないって感じ。
使えば使えるようになるので、気に病むことなく、ただ日々淡々と続けていきましょう♪

やらない、という勇気

特に健康に良いとか言われると、今まで全くやってなかったのに、突然初日に長時間やってしまったりとかありませんか?

過ぎたるは猶及ばざるが如し、と言いますが、なんでもやり過ぎはあまり良い結果につながりませんよね。

体のクセは、クセついちゃってる時点で、通常=ノーマルです。クセをなくしてニュートラルに戻すのは、最終的には望ましいグッドバランスになるのですが、やり始めの頃は、体にとっては今までのクセとは異なる「違和感」になります。

徐々にであれば、ゆっくりと変化するので違和感をあまり感じることなく、体も変化を受容していくけど、急にたくさんやると、体はびっくりして逆にかたくなになって受け入れてくれなくなるかも知れません。

「呼吸もきゅうくつな状態だけど、このポーズができるくらいこの部位をストレッチしたいから、もうちょっと頑張るっ」みたいな感じで続けると、そのうち体に痛みが出たり、体に良いと思ってたはずなのに、痛めて病院へ行ってる、なんてことになりかねない。

痛みは、体が「やりすぎだから、もうやめて欲しい」って言ってる言葉の代わりかも知れないですよね。体の声をよく聞きましょうと言うのはそういうことです。

次回は、アーサナがもたらすものについてです。

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