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宇宙葬打ち上げ失敗のニュースから、新しい埋葬方法の注意点について徹底解説

みなさん、宇宙葬をご存知ですか?

宇宙葬とは、葬儀ではなく、火葬した後の遺骨を宇宙空間に葬る、新しい形の埋葬法です。

先日このようなニュースが出て、びっくりして内容を確認しました。

え?遺骨ばら撒いちゃったの???と思ったのですが、よく読んでみると違います。

そこで今回は、このニュースを元に、宇宙葬についてや新しい埋葬法の注意点について解説していきます。

宇宙葬とは?

宇宙葬とは、葬儀ではなく、火葬した後の遺骨を宇宙空間に葬る、新しい形の埋葬法です。
専用のカプセルに、粉骨した遺骨の一部を入れ、ロケットで宇宙空間へと打ち上げます。これによって、故人は宇宙の果てまで旅をすることができるのです。

故人を宇宙空間に送るというアイデアは、まさに未来的で、独特なロマンを感じさせてくれます。
一方で、宇宙葬の打ち上げ失敗などの問題もあり、技術的な課題を克服する必要があると言われています。

今後も、宇宙葬技術の発展や、より安全かつ効率的な方法の開発に期待が高まっていますが、まだまだ謎に包まれています。
今後のニュースに注目したいところですね!

宇宙葬の特徴と価格

新しい埋葬方法の一つとして注目されている宇宙葬。

この方法は、バルーン葬と同様に、遺骨を宇宙に打ち上げて埋葬するものです。

日本で唯一の成功実績を持つ銀河ステージの宇宙葬は、近年問題になっている「宇宙ゴミ」にならず、星として消えていくという特徴を持っています。

価格も、カプセルに入れる遺骨のグラム単位で変わりますが、夢を見るには実現可能な価格帯内に収まっています。

ただし、全ての遺骨を宇宙に打ち上げるわけではないことに注意が必要です。

宇宙葬打ち上げ失敗のニュース

2023年5月1日にコロラド州で打ち上げられたセレスティスの宇宙葬、オーロラフライトのロケットが、打ち上げ直後に爆発したというニュースが報じられました。

ニュースの見出しでは、ロケットに搭載した宇宙葬のカプセルが、ニューメキシコの砂漠に散ったというものでした。
この見出しをみた私も

え?遺灰が砂漠に散乱しちゃったの??
砂漠じゃ、回収できないよ・・・

と、一瞬思ったのですが、よく読むと、そういうことではありませんでした。

実際には、打ち上げた砂漠のエリアにカプセルが落下したということで、その場でカプセル自体が散っただけ。
遺灰が砂漠に散ったわけではありませんでした。

元々宇宙葬は、宇宙に送り届けるべく慎重に作られた特製のカプセルに位牌を入れています。
ですから、落下してもカプセル自体に損傷はなく、散乱したカプセルは全て回収され、遺灰も無事ということです。

そして、再打ち上げが2024年に予定されていることも発表されています。

宇宙開発、ロケット開発自体、大変な困難を伴いますよね。しかし、その難しさ故に達成感もあり、ロマンがあるのだと思います。

今回の事故によって、安全性へのさらなる強化が望まれますが、宇宙開発への熱意を失うことなく、前進し続けてほしいと思います。

新しい埋葬方法におけるリスク

宇宙葬という新しい埋葬方法について、今回のニュースを見て考えさせられた人も多いのではないでしょうか。

日本ではこれまで、お墓を建て、その下に骨壺を入れたり、お骨を土に返したりする方法が一般的でした。

しかし最近では、お墓を管理することが困難であったり、管理する人がいなくなるなどの心配から、墓じまいをする人や、購入時から管理不要のお墓を選ぶ人が増えています。

新しい埋葬方法では、海洋散骨や樹木葬などが人気のようで、やはり「自然に還る」ことを希望される方が多いのかな?と思います。

しかし、新しい埋葬方法にはリスクがつきものです。
それぞれ、考えられるリスクについて、簡単に解説します。

宇宙葬のリスク

ロケットに搭載して打ち上げを行うため、今回のように打ち上げに失敗したり、軌道から外れるなど、開発上のリスクはやむを得ない。

海洋散骨のリスク

日本では、海洋散骨を行える場所や条件がかなり厳しく限定されています。
しっかりとした会社を選ぶと、想像以上に金額がかかります。
また、すべての遺灰を散骨してしまうと、どこに手を合わせたら良いのか・・と、寂しさを感じる人も多いので、手元供養などと組み合わせることをお勧めします。

樹木葬のリスク

現在、新しいタイプの埋葬方法では、一番人気のある樹木葬。お墓購入のアンケートでも、半数近くが樹木葬を選んでいるようです。

確かに、利便性がよく、価格も購入しやすい価格帯が多いのです。何より宣伝では、華やかな写真が多く「明るいイメージ」かもしれません。

しかし、人気の樹木葬にもリスクはあります。

樹木葬は、予約購入して入るまでの年数は使用年数にカウントされないため、購入から実際に納骨するまでが長くなりがちです。
自分が50代で買って80代で入るとしたら、30年後にその場所に入ることになります。
その時に、その樹木葬霊園が今と同じ状態である保証はありませんよね。

いつまでも美しさが保たれているはずだ!と夢をみるのはどうでしょう?

納骨堂のリスク

納骨堂も利便性がよく、しっかりとした建物の中で遺骨を管理するイメージで、近年人気です。

しかし、昨年12月に札幌で起こった「納骨堂破綻」のニュースで衝撃を受けた人も多いのではないでしょうか。

納骨堂については、この後もさまざまな「破綻リスク」の情報が出ています。
私も気になっていたのですが、建設にかかる費用に対して元がとれるのか?と思ってはいたところに「やっぱり破綻するよね〜」というニュースでした。

宇宙葬打ち上げ失敗のニュースから考える、埋葬方法の選び方

今回は、GIZMODEさんの2023,05,23配信
宇宙葬打ち上げ失敗。120人の遺灰カプセルが砂漠に散る
から、埋葬方法についてリスクも含めて解説させていただきました。

お墓だけでなく、なんでも一長一短はあります。
メリットがあればデメリットもある。

今回の宇宙葬の打ち上げ失敗や、昨年の納骨堂の破綻に関しても

なぜこんなことになったんだ!
どうしてくれるんだ!

と当事者の方が文句を言うのは当然だと思います。
そして、調査と改善策を考えることは必須です。

しかし、もう一つには「自分で選んでいる」ということを考えなくてはいけません。

勝手に決められたところに埋葬される時代(というか、大多数の人は選ぶとかではなく、いやでも家の墓に入っていたわけで・・・)から、

  • 自分の入るお墓は自分で決めたい!

  • 家の墓に入りたくない!

  • 墓じまいをしたい!

など、さまざまな理由で新たなお墓を選ぶ人が増えています。

もちろん考えたり、選んだりすることは自由です。
ロマンを求めて選ぶ宇宙葬も、自然に還りたいと選ぶ樹木葬も、求める人がいるから、さまざまなサービスが生まれているわけです。

自由って責任も自分で負ってこそ自由なのだと思うのです。

新たな埋葬方法を選ぶ際にも、あなたらしさを求めて探すのであれば、良い点ばかり、宣伝文句ばかりを信じるのではなく、しっかりと調べて決めていきませんか?

宇宙葬関連ニュースについて動画で解説しています

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