見出し画像

価値観の違いを繋ぐ「4つのプロセス」

価値観の違いは、基準の違いです。
あなたにとって良いことは、彼にとってはタブーだということです。

人それぞれ価値観は違います。
人それぞれ違うのだから、「ただ一つの絶対的な正しい基準」というものは存在しません。

ある地域において「常識」と呼ばれるような「価値観の傾向」は存在しますが、それはただの傾向でしかありません。
多数派の意見でしかありません。
多数派が絶対的な正義とは限りません。

あなたの周りにいる人と、あなたの価値観は、どれだけ近いでしょうか?
価値観が違えば違うだけ、一緒にいることに壁を感じるかもしれません。

僕も以前価値観の違いに壁を感じていました。
しかしこのプロセスに辿り着いてから、その壁をうまく乗り越えれるようになり、価値観の違う相手と心地よくつながり合うことができるようになりました。

このプロセスがあなたにとっても多様な人と心地よい人間関係を形成するためのヒントになればとても嬉しく思います。


僕が最初に価値観の違いに興味を持ち始めたのは、アメリカ留学をしていたときです。

アメリカでホームステイした最初のホストファミリーはベジタリアンで、I love meat! と肉を頬張る僕と何回も戦いが起きました。

その戦いの過程で気づいた、価値観の違う人と一緒に過ごすための4つのアイデアをシェアしたいと思います。

⑴ 他人を自分の価値観でjudgeしない
⑵ 相手のバックグラウンドから理解しようとする
⑶ 自分の思いを相手にを伝える
⑷ 相手を思いやる心を持つ


⑴ 他人を自分の価値観でjudgeしない

これは最初にも述べましたが、
価値観が違うということは、善悪の基準が違います。

違う基準で相手をjudgeしたら、そりゃ相手は自分にとって悪になります。

そんな考え方じゃ一生自分の価値観に近い人たちとしか繋がれないです。


⑵ 相手の価値観をバックグラウンドから理解しようとする

「相手はどういう価値観(基準)を持っていて、なぜその価値観が形成されたのか?」と相手のバックグラウンドまで遡って考えることが、相手を理解するために必要なことだと思います。

なので僕は「自分がもし生まれた時から相手と全く同じ立場だったら?」といつも自分に言い聞かせるようにしています。


⑶ 自分の思いを伝えること

自分が相手の価値観の理解に苦しむように、相手も自分の価値観を理解することは簡単ではないと思います。

相手に自分が「なぜそう考えるのか」を伝えることで、相手が自分を理解する手助けになると思います。


⑷ 相手を思いやる心を持つ

⑴⑵⑶の手段をとっても、相手の考え方を100%理解できるとは限りません。

最終的に大切なのは、相手を思いやる姿勢から出るアウトプットだと思います。

自分の価値観を自分で尊重しつつ、相手の価値観も尊重する。
価値観の違いによってできるかぎり相手を傷つけないように気づかい、相手目線になって相手が喜ぶことを代わりにしてみる。

価値観は違えど、自分を尊重してくれてると気づくと、相手もその姿勢や行動に感謝してくれるようになります。

アメリカのホストファミリーの場合も、そうした過程の中で、自然と価値観の違う自分を尊重してくれるようになりました。



終わりに

言葉にすると基本的そうなことが多いですが、これを無意識レベルで実行できるようにしようと思うと、かなりの経験量が必要だと思います。

もしあなたが、価値観の近い人だけでなく、多様な価値観の人の中で生きていこうと思われているのであれば、価値観の違いという壁にぶつかることもあると思います。

そんなときにこのプロセスがその壁を乗り越えるきっかけとなれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?