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イタリア、バーリ。こぢんまりとした港町🇮🇹

アマルフィ海岸へ行き、くったくたになった翌日に目指したのは、バーリ。ナポリからバーリを目指した理由は、翌日にそこから夜行フェリーでギリシャのパトラスを目指す予定があったからでした。

ナポリからバーリを目指し、列車に揺られること約5時間。1回の乗り換えを経て、イタリアの港町バーリへ到着しました。

子連れ旅行にはたくさんの「遊び道具」を

「子連れで電車移動って大変じゃない?」とよく聞かれるのですが、うちは幸いにも(?)一人っ子なので電車旅行が身軽にできます。また、幸運にも娘は同じ本を何度も読むのが好きなので、お気に入りの本を何冊か携ておくと、ありがたいことに結構な時間を消費できます。

今回、両親が娘の誕生日プレゼントに…と、日本から「すみっこパソコン」をプレゼントしてくれました。笑 ということで、まぁ決して小さくはないすみっこパソコンですが、旅のお供として帯同することを許可したのでした。笑

いい感じに遊べるすみっこパソコン様

もちろん、これ以外にもトランプやUNOなどを携えて…あと、娘が気に入っている小さなお人形さんたちも旅のお供です。義則が娘とよく遊んでくれるので、娘のことはそちらに任せて、私は旅程が予定通り進むように色々調べる役割を担っています。完全分業制!←

チェックイン、洗濯機が動かん!

この日はナポリからの移動時間も長かったので、お昼過ぎにホテルに着きました。セルフチェックインのためコード番号で入室し、荷物を置いたところでしばし休憩…

珍しく、部屋の写真を撮ってました
十分過ぎるくらいの広さでした

バーリの宿は5人で€100と安めでしたが、家族で過ごすには十分過ぎるくらいの広さでした。バーリ自体は観光地という場所ではなく、どちらかというとバーリ大学などがあるような学生街です。こぢんまりとした街の雰囲気が私はとても気に入りました。若者が集まる場所なだけあって、中心地には可愛いカフェもたくさんありました。

部屋に入って最初に確認したのが洗濯機。「さて、早めに洗濯しておこ〜」と電源を入れると入らない…むむむ!嫌な予感。イタリアでは特定の家電製品には変換用ソケットを装着しなければいけないようで、プラグにそれをつけたり抜いたりしながら試行錯誤するもつかない…ということで、管理者に即連絡。「こうするんだよ、あぁするんだよ」と指示を受けたことを色々試しても電源が入らない。「電源が入るはずだ!」と主張する管理者ですが、「いや、だからそうやってもつかんのやって!」と何度も指示通りにしている写真を撮って送るやり取りを何度も繰り返しました。

そこで、私がパッと閃いて冷蔵庫の電源を抜き、ソケットを拝借。それをつけてみたところ、洗濯機ついたー!!!「なーんや、ソケット自体が壊れとるやないか!」ということで「原因はこのソケットだよ。壊れているから取り替えた方が良いよ。とりあえず今は冷蔵庫のをつけて洗濯機回すわ」と送ると「おぉ、そうだったか、それは取り替えます、ありがとう!」との連絡。うん、問題解決。よしよし。

旅行ではこうやっていちいち問題が起きることも多いのですが、その度「機転を利かせる」という部分が鍛えられます。「即座に適切な判断を下す」というのは旅でかなり鍛えられてきた気がします。

さて、洗濯機も動き、荷解きをして一服したところで、私は明日のフェリー出発までに訪れる予定の世界遺産アルベロベッロへ向かうための電車の出発ホームを確認しに行くことにしたのでした。

出発ホームを探しだせ!

「とてもわかりにくいホームから出発する電車らしい」
父はしきりにそう言っていたのですが、その「わかりにくい」がどういう意味なのか不明なままバーリ駅にホテルから徒歩で到着。

バーリ駅には私が確認しただけでも4本の国鉄/私鉄が乗り入れているようでした。そして、そのホームは広範囲に渡って広がっていて、地上階出発のものもあれば2階出発のもの、駅の向こう側に密かにホームがあったりして分かりにくいのです…なんやこの駅。

窓口には大勢の人が並んでいたので、何とか無人の機械で購入できないかと購入を試みてみました。"English"をクリックして最初に流れてきた音声が、

「スリにお気をつけください!」

….記憶を掘り起こすなぁあぁあぁあぁあぁ!!←知らんがな
ほんまに多いのね、スリ。はいはい、気をつけますよぉぉおぉ!怒

その機械で調べてみると、確かにバーリ発アルベロベッロ行きの電車のチケットが出てきます。そして、運行している鉄道会社の名前も。しかし、その鉄道会社のホームどこにあるんや…なかったぞ…

それまで何人もの駅員や乗車待ちの人に聞いてみましたが、みんなそれぞれ違うことを言う。笑 まじでややこしい駅やな、おい!笑

ちなみに、今後行かれる方のために書いておくと、2023年4月末時点ではバーリからアルベロベッロへの行き方は3種類ありました。
・バス(Eurailpass/interrailpassは使えないけど1番短時間で着く)
・鉄道+バス(バスでパスは使えないけど、真ん中の移動時間の長さ)
・鉄道(Eurailpass/interrailpassを使える、1番時間がかかる)
という感じです。

翌日は高速フェリーがミコノス島に向けて夜に出発するまで時間があるので、1番時間がかかっても列車のみでアルベロベッロを目指すので構わないと判断して、列車のチケットを予め買っておくことにしました。

実は、この日のミッションとしてはアルベロベッロ行きの電車の出発ホームを探すことよりも、翌朝バーリ港で荷物を預けておくロッカーがあるかどうかを確かめることの方が重要だったので、とりあえずチケットをゲットして、バーリ港まで行くことにしたのでした。

バーリ港にロッカーはあるのか…?!

長期間の旅行に出る時に厄介なのが荷物です。いくらバックバックとはいえ、移動の際にずっと持ち歩くのは重くてかないません。ホテルのチェックアウトがだいたい10時〜11時くらいなので、翌日に観光する予定があれば荷物をどこに預けておくかを考える必要があります。

ということで、この日はチケットを手に入れてからバーリ港に行き、そこに荷物を預けられるロッカーがあるかどうかを確かめに行きました。Googleマップ情報によると、有人の手荷物預け所があるっぽかったのですが、さすがにフェリー乗り場にそれだけしかないか?!と思った私は、自分の目で確かめておきたかったのでした。

私の経験上、国際線のフェリー乗り場にはロッカーが用意されていることが多かったのですが、バーリの場合はどうかわかりません…ということで、バーリ港に到着したのですがターミナルがあまりにも奥すぎて、歩くのに疲れてしまい確認することを断念…もう歩きたくない…←

とりあえず、Googleマップに掲載されている「有人ロッカー」が朝から開いていることを港の入り口にいたガードマンに確認して(本当かどうか確証は得られない…)、他にも数名港付近で働いている人たちにトリプルチェックをして(笑)、だいたいみんな「あるよ」と言うので75%くらいの確証を得て納得することにしたのでした。

夜のバーリの夕食を

ということで、歩き疲れてまたもやくたくたで部屋に戻ると、義則が洗濯を終わらせてくれていました。しかし、なんとイタリアの家には乾燥機がなく(!)、そうだ…この国は洗濯物は干すんだった…(いや、早めに気付け?)、ということで、少し肌寒い部屋のヒーターをいれて、ヒーターの上に洗濯物を並べて(お好み焼きやないんやから)、何とか「乾け〜!!!」と念仏を唱えたのでした。←

洗濯物を鉄板焼きのようにセットした後、夜のバーリで食事するために外出。料理の写真をみて調べて行ったにも関わらず、バーリで行った先のレストランは見事に外れでした…ショックすぎる。笑

19時オープンで入ったにも関わらず、注文しようとしたら「ごめん、シェフの出勤が遅れていてこっちのメインメニューは20時からしか提供できないんです…」なんて言われ。笑 いや、どんな国!!

そこで去ればよかったのですが、まぁ良いかと滞在してしまい、しかも20時からサーブされた料理もあまり美味しくなく、残念でした。まぁ、そんなこともあるか。100%は目指さんとこ。

そして、外も暗くなった頃、海沿いの道を歩きながらホテルに到着。ヒーターの上で少し乾き気味の洗濯物を何度も裏返したりしながら(笑)、この日は眠りについたのでした。

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