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人生初!オランダで混浴サウナ体験記

タイトルに惹かれてここまできた人は、いいねを押してください。笑笑笑

さて、昨日オランダで初めて混浴サウナ体験をしました…結論からいくと、

「人間って隠すからいらやしいのね」

ということがわかりました。←
これは冗談ではなく(笑)、人間って「隠すこと」を覚えてどんどん勝手に複雑化させちゃってるのかもな〜という感じです。


サウナのお誘いをいただいて

在歴の長い方に誘っていただき行くことになったサウナ。前にBBQをご一緒させていただいた時にサウナの話になり、私ともう1人の友人が「行きたい!」と言ったところ「あんたたち変わってるわね。笑」と言いながら、「じゃあ企画するわね〜!」とすぐに行動に移してくださったのです!

残念ながら前回は私の学校視察がかぶっていたため行けなかったのですが、今回はしっかり予定を合わせて参戦!

わざわざ駅まで車でお迎えに来ていただき、まずは湖畔のランチへ

駅から元気に出てくる私たち。笑


何を食べようか〜
外は快晴

さて、サウナに到着〜!

今回訪れたのは、Elysiumと呼ばれる施設で、サウナやジャグジー、プールなどの種類を含めると、なんと70以上の楽しめる場所があるのです。(もちろん性別問わず全裸で)

この日は結局13時頃から20時頃まで施設内にいたのですが、施設内にある全部のサウナやプールを体験することはできませんでした。

まず、更衣室から男女分かれていない

施設は本当に清潔感たっぷりでとても綺麗なところでした。この日は平日ということもあって全く混んでいなかったのですが、まず、更衣室から男女が分かれていないので(笑)、ロッカーを前にしてみんな男女に関わらず素っ裸になります。

で、こちらではbadjasと呼ばれる、いわゆるワードローブ的なものを身につけます。そうやって施設内を歩くもよし、タオルを巻いて歩くのもよし、もちろん裸で歩くのもよし!です。

私はワードローブはまだ持っていなかったので、バスタオルを巻いて施設内を歩きました。

人は天使、場所は天国?

最初にシャワーを浴びて、さて出発!
そこらじゅうに男女関わらず裸体の大人が歩いていることの自由感!!!!
ちなみに、子どもは入場できないので、完全に大人たちの楽園です。

屋内にもサウナやプールがあり、屋外にもサウナやジャグジーがあります。よって、屋外に関しては巨大な庭!という感じで、みんなが思い思いに自分の好きなサウナや水風呂、ジャグジーを利用したり、チェアの上で座っていたり、寝そべっていたり…という光景が広がっていました。

友達が入場する前に、
「天国か?って思うよ。笑 あと、人は完全に天使ね。笑」
と言っていた意味がわかったというか、まさにそこは裸の楽園状態。

よくサイゼリアなどにある(笑)壁画に天使が裸で飛んでいる作品がありますが、まさにそういった雰囲気です…!!!ピヨピヨピヨ〜

「オランダ人は身体の種類は2つしかない」と思っている

私たちを連れてくれた友人が、

「ここに来るオランダ人っていうのはね、人間の身体は2種類しかないじゃん。って思ってるわけ。男の体か女の体。2種類しかないんだから、みんなそれを知ってるんだから、何も隠すことも驚くことはないじゃん。ってね」

と言ってくれたのですが。確かにそうだな〜。と思いました。
もちろん「こころ」の部分に違いはあるかしれませんが、肉体としての種類は2つ。そして、それは誰もが知っていること。
…で、何を驚くの?

「…本当にそれだな」
と、超現実的というか、もはや世界共通周知の事実というか、私にはすーっと理解できるものがありました。一方で、「そもそも人間とは」というところを問えなければ、こういった施設のイメージは「いやらしいもの」でしかないのかもしれません。

裸で語り合う「何も隠さない」人たち

基本的にサウナ内でのおしゃべりは禁止されていて、瞑想したり、ぼーっとしたりすることが優先されています。それは施設のルールとしても掲げられているので、おしゃべりが過ぎる人がいると、「シーっ」と知らない者同士でも静寂を促す様子もあります。一方でプールやジャグジーのような開放的な場所ではおしゃべりはOKなので、見知らぬ一緒に居合わせた同士の人たちが楽しそうに会話を楽しんでいます。

その光景が「ごくごく自然」で、私はとても気分がよかったです。人同士の関わり方がとても本質的というか、人が人と話すのに壁などなく、むしろ裸同士で話をすることは、本来、人が生まれた姿のまま話をするということ。

なんだかそんな風に感じました。

エンターテイメント性のあるサウナ

この日は3回、opgietingと呼ばれるエンターテイメント性を含んだサウナに参加しました。このイベント(?)は、有料なこともあるようですが、幸いにも3回無料のものに参加できました。

そのサウナは円状になっていて、最大50人収容できます。真ん中にあるストーブ(?)の上にはあつあつの石が重ねてあり、そこに塩と水をかけることで水蒸気が発生し、1人の担当者がそこから得た蒸気を巨大なうちわや布などを使って、一人ひとりに熱風としてかけてくれます。もう、やる方も命懸け。笑
もちろんおしゃべりは禁止で、エキゾチックな音楽がかかっていて、"THE異空間"という感じでした。

最初の説明で、「今日初めての人はいますか?」という質問があり、手を挙げると、「3段ある階段のうち、上の段は暑くなりすぎるので、最初は下の段をおすすめしますよ」と言われ、初回は2段目から始めました。おそらくサウナ内の室温は85〜90度以上で、熱風をかけられた時は一体何度だったかわかりません。

最初に熱風をあてられた時の感想は
「いや、あっっっっっつ!!!!(強烈な関西弁)」←

途中での退出はOKなので、ちょっと暑過ぎると感じた人たちが退出する場面もありました。私は何とか3回とも生き延びましたが。笑

15分のopgietingが終わると、最後まで残った人たちの中で謎の連帯感が生まれ、拍手をして終わります。笑 私たちはサバイバーだ!という感じ。笑
最後にはオレンジが配られ、みんなそれぞれフルーツを楽しんで終了です。

いろんな種類、いろんな世代、いろんな人々

ラベンダーの香りのサウナ、本を音声で読んでくれるサウナ、ミントのミストが部屋中に漂っているサウナ、クリスタルが置かれているサウナ、トルコ音楽やメキシカン音楽が流れているサウナ…いろんなサウナにいろんな人たちが入っていて、若い人からお年寄りまで、いろんな人種がいるサウナ。

実は、私はサウナが苦手だったのですが、サウナの魅力に取り憑かれてしまいました。携帯も時計もなく、ただ頭を空っぽにしてその時間を裸でたっぷり楽しむ時間と空間の虜になってしまったという感じです。青空の下、何も身につけず、自由気ままに過ごす時間は格別でした。

サウナによっては、曜日別で水着デーがあったりするようで「いきなり裸は…」という人は水着デーを利用してみても良いのかもしれません。ただ、私はその辺全く気にならないので(笑)、男女問わず、友達や知り合いとでも平気で行けそうです。彼が良いのなら、夫婦でゆっくり楽しみに行ってみたいな〜なんて思っています。

オランダのサウナ体験は、私にとってはとても人間の本質的なところに返るものでした。また機会があれば…というか1ヶ月に1回くらいは行きたいです!








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