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月経カップ"OrganiCup"を使ってみました

突然ですが、OrganiCupをご存知でしょうか?
"月経カップ"と呼ばれるもので、日本ではあまり流通していない商品ですが、オランダに来てから生理用品売り場ではよく目にするようになり、今回1+1(1つ買うと1つ無料)のキャンペーンをしていたので、試しに買ってみました。


"OrganiCup"とは?

OrganiCupとは月経カップの総称ではなく、その中の1つの商品名です。
月経カップにはいろんな種類があるのですが、私はたまたまOrganiCupのプロモーションを目にしたので、それを買うことにしました。

1+1のプロモーション!

オランダではよく"1+1"というプロモーションを目にします。これはつまり、1つ買うと1つ無料でついてくる!という意味です。厳密に言えば、50%OFF。

実は月経カップはその価格に多少の差はあるものの、だいたい€20(約¥2,500)はします。OrganiCupも例外ではなく、定価で買えば€24(約¥3,000)。決して生理用品としては安いとは言えないのですが、何度も使えることを考えると、ずっとナプキンを買い続けるよりは安いです。

OrganiCupが届いた!

プロモーションをきっかけに購入にたOrganiCupが届きました!

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購入する時に3つのサイズから選ぶ必要があったのですが(しかもそのサイズは2つに適用...)、私は真ん中のBサイズ選びました。

1つの箱を開けるとこんな感じ、

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サイズ感としては「まぁまぁ大きいな?!」という感じでしたが、ゴム製で折り畳むことが出来るので、小さくなります。

次の生理が楽しみに...

OrganiCupが届いたのは、ちょうど生理が終わった直後だったので、ちょうど1ヶ月間お預けの期間がありました。笑
そして、1ヶ月後遂に試す時がやってきたのです。

まずは煮沸消毒から

身体、しかも陰部に入れるものなので、最初は煮沸消毒が必要です。
2分程度沸騰したお湯の中で消毒し、冷めてから使うことにしました!

折り畳んで...

OrganiCupのHPにもどのように折るかというのが何パターンか紹介されていたのですが、だいたいこのように折ると良いとのこと。

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生理が始まった初日、早速しっかり折り畳んで入れてみました。

いざ装着!手が血だらけに!笑

当たり前ですが、挿入時には陰部に触れるので、手は血だらけになります。笑
オランダでは小さな手洗い場がトイレ内にあることも多いので、個室の中で完結しますが、外出先で着脱するのは少し難しいかもしれません。
twitterで日本人先輩方にアドバイスを乞うたところ、流せるタイプのウエットティッシュを使ったり、水の入ったペットボトルでささっと洗い流したりする...というようなアドバイスをもらったので、外出先で着脱する時はそうしてみようかと思っています。

さて、最初は少してこずりましたが、グッと押し込んで装着完了!

「これで良いのかな?」「漏れてこないかな?」
と、少々不安があったので、念の為小さめのナプキンをつけました。

生理1日目とは思えないほど楽!!!

生理には個人差があるとは思いますが、私は1日目が1番しんどいです。
ほぼ毎回、1日目に生理痛の薬を飲まなくてはやってられないほど、腹痛に悩まされます。

生理痛薬は腹痛のためなので、今回も例外なく服用しました。
しかし、大きなナプキンをつけなくて良いという爽快感は素晴らしいものでした!OrganiCupが奥で経血を受けてくれているので、いわゆる「ドロっと経血が出る」という感覚がゼロに近いほどありません。

また、上手く装着できたようで漏れもありませんでした。
試しに、ナプキンをより薄いものに変えて過ごしたのですが、それでも大丈夫でした。自転車に乗ったり、歩きに行ったり...としてみたのですが、何と快適。OrganiCupの説明によると、水泳やヨガなども出来るとのことです。

初めてなので、5時間程度で変えてみた

説明には"12時間連続使用可能"と書かれているのですが、さすがに不安で5時間後に見てみることにしました。先端に引っ張るところがあるので、そこを引いて取り出します。
まだコツがつかめていないからかもしれないのですが、取り出す時には少し痛みがありました。それもそのはず、直径4cm〜5cm程度の筒が通るのです。痛くないはずない!(もちろん出産はこれも何倍の大きさだけど。笑)

でも、もう少しグッとつかんで折り畳みながら取り出すコツを掴めば痛さもなく着脱出来ると思います。

結論:ナプキン、よりもずっと楽。タンポンよりもエコ!

OrganiCupを意識しだしたのは、オランダに来て環境問題をより近くに感じるようになったからでした。
「よりエコな生活」を心がけるようになってから、身の回りのプラスチック製品があまりにも多いことや、リサイクルやサステイナブルな取り組みをより多く目にするようになったと感じています。

OrganiCupはまさにナプキンやタンポンの代用品で、上手く装着することが出来ればナプキンを使うことなく生活できると感じました。
ということは、それだけ使い捨ての製品を消費せずに済むということです。

もちろん、ナプキンやタンポンに比べると少し高値な初期投資が必要になりますが、長い目で見ればずっと安いし、エコです。

外出先ではどうするのか?着脱時に事故的に汚れたらどうするのか?など、まだまだ懸念はあるのですが、装着した時の違和感がないことはとても良い!と実感しました。
調べてみると"pads"という布製のナプキンもあるそうなので、漏れることを考慮してそのpadsを買うことも考えています。

いずれにせよ、私に訪れたOrganiCupという選択肢。
これからも使い続けていこうと思っています!


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