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Music Journal Vol. 1

(ほぼ)無職!金無し!友達少ない!そんな三重苦に見舞われる私もこのqurantine 期間をどう生き抜くかを試行錯誤する日々を送っている。頭を悩ます事は数えきれない程あるが、友達に散々泣きついたのでここでは割愛。

あまりにもやる事が無いので、ここ数ヶ月でよく聴いた音楽を記録すべく音楽備忘録を付けようと思いたった。

記念すべき第一回は、アイルランド出身の新鋭ラッパーBiig Piig。ラッパーと言っても、彼女の音楽はゴリゴリの攻撃的なラップとは無縁な、チルで気怠く、思わず遠い目をして窓の外を眺めたくなるような音楽だ。

一聴してすぐに私は彼女の気怠いかすれそうでかすれない声と、軽やかで力の抜けたラップにメロメロになった。
遅めに起きた朝にブランチを作りながら聴いたり、深い深い夜に本を読みながら流しても、センチメンタリティとすごく上手く調和する。私の”独り”という状態を良い具合にコーティングしてくれる。

基本的にビートは、YouTubeで人気の24時間チャンネル、lofi hip hop radioで使われているようなサンプリングに似て、緩やかで落ち着くサウンドだ。(色んな記事で読んだけど、カテゴライズするならBlending Jazz、HipHop、Neo-soulといったジャンルに属するらしいっス。色んなジャンルがあるんだねえ。)

Full EPの "Vol 1"では、特に1曲目の軽快な出だしとベースラインに、気だるく呟くように歌う声がとても良い。スペイン語ラップのぶっきらぼうな歌い方や、静かに音がフェードアウトしていくのも魅了的。

" Vol 2" でも気怠さはしっかり輝いている。"Nothing Changes"ではLauryn Hillの"To Zin"の哀愁漂うピアノを感じさせる音に乗せた低めの歌声がホントに耳心地が良い。その次の"Vete"もムード歌謡の様な物悲しさがあって、私のqurantineタイムの孤独をより一層ダルくしてくれる。

とにかく今の”独り”という状態にすごく共鳴している。
ごちゃごちゃ抽象的な事ばかり言ったけど、若い才能って素晴らしい!
そしておこがましくも、似てないけど似顔絵を描いてしまった。ビジュアルも素敵なんだよね。

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