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うめ仕事の本当の意味
6月です。
梅雨がやってきました。
「梅しごと」とよばれる梅干し、梅シロップ、梅酒を漬け込む季節です。
作業を毎年行なっていて、天然の梅酒や梅シロップは買えるのに、なぜわざわざ自分の手で「梅仕事」をするのかを考えていました。
梅と氷砂糖を購入して、梅を丁寧に水で洗ってザルに上げ、
竹串でヘタを取って水気をふきんやキッチンペーパーで拭き取っていると、あぁ、梅ってかわいいなぁ、小さいなぁ、などと、感じる。
大量生産では出てこない感情。
それは暖かく優しさの感情なのだ。
手作業を進める中で心に浮かぶ「気持ち」それが、自分以外のものにも、声の無いものにも生命が宿っているのだと感じる思いや、小さくて地味でも効能がたっぷりとあるんだと認める時間、丁寧に扱わないと壊れてしまうんだということを知識ではなく感情とともに脳に吸収すること、それが、「手仕事」の本当の意味なんじゃないかと思うのだ。
仕事ができる女性で、たまに「料理はしません」などと言い切ってしまう人が数人過去にいた。正直なところ、「かっこよく感じてたのにかっこよくない」と思ってしまう私がいる。
料理ができないと感じてしまう東京の風潮はあると思う。でも味噌汁を作ってご飯を炊くくらいはできてほしいし、「料理はご飯を炊くことと味噌汁を作ることはできます」と言い切れる、それで「十分だ」と思える世の中であってほしいと思うのです。
できないと感じてしまう東京の風潮と書いたけど、それはなぜなのかと言うと、タレントさんやモデルさんが「できすぎる」からというのと、
日本は「日本食」「中華」「洋食」全てが当たり前に毎日の食卓を飾るから。肉じゃが、餃子、ハンバーグ、世界旅行が当たり前の日本の食卓。
「できない」と思ってしまって当たり前だ。。。
醤油、オイスターソース、ケチャップ&ソース。
揃えなくてはいけない調味料も満載だ。
(イタリアだったらにんにくとオリーブオイルと、庭のハーブと柑橘で十分だよね)
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