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「スモークサーモンのトマトキムチ和え」 ラジオJwaveお伝えメニュー

昨日4/22にラジオでお届けした5分メニューを、少し詳しく掲載しておきます。


1日目の納豆、2日目のチーズ、に続き、今回も発酵食品を使います。今回は「キムチ」です。

今回も「5分で」「音声だけで」説明可能かつ、実行しやすいメニューにしました。

人様にお伝えするメニューは「覚えやすさ」と「作りやすさ」と「素材の入手しやすさ」を三本軸で考えて提案しています。

*お店でお出しするのは、説明が5分で終わらないものも多いです。お店のメニューレシピと、ラジオやSNSで気軽にお届けするレシピは調理する人が違うので、違うものになっています。


私は2010年に味噌を手づくりし始めてからというもの、発酵食品をたくさん使うのですが、それには理由が二つ有ります。

1つ目は味が決まりやすいから。

市販品はケミカルなものほど、パンチのある旨みを感じます。合成アミノ酸で旨みを作っているからですね。でも、天然のものでも、手間暇かければ、おいしくなります。それは、正直言うと、発酵食品を使わなくてもおいしくなります。フレンチで言うところの、ソースなんかは良い例です。でも、一般家庭で、フランス料理のソースの様に、5時間かけてソースを取る、なんて、できませんよね。


そんな時に、大活躍するのが、発酵食品です。

食品を発酵させるのにはソース作りの5時間なんて目ではないくらい、更に時間がかかります。でも、その過程を誰か親切なひとがやって、売ってくれてるアイテムが発酵調味料だと思ってるんです。誰かが、自分の代わりに、手間暇かけて、瓶詰めしてくれてるんですね。(ありがたいです)

タンパク質が時間をかけて菌によって分解されて、アミノ酸にかわる。それが舌にのっかると人が「うまい」と感じる。


それを使うことで、時間を短縮したり、普通に買った食材を使ったりしても味の輪郭が出やすい。


だから、私は発酵食品を良く使います。


(発酵食品以外にも、出し汁なんかも、天然アミノ酸ですよね。天然アミノ酸は疲労回復の効果を期待出来るそうです)

さて、話を戻します。発酵食品を使う理由の2つ目は、もちろん、健康の事を考えて、です。

でも、市販の発酵食品(キムチやヨーグルトや納豆のタレなど)には無添加でないものも多いことと、そもそも塩辛いものが多いので、健康にいいだろうからと言って沢山摂るものでもないので(納豆もチーズもキムチも味噌も塩辛いですからね!)、ほどほどに、です。

少量の味付けで、素材そのものをおいしく感じられる舌が理想ですよね。私はワインや日本酒など、お酒と合わせるのが大好きなので、割と「くっきり」「はっきり」した味付けが好みですが、お酒を飲まない方は、更に控えめでいいと思います;)


さて、本題です。


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「スモークサーモンのトマトキムチ和え」
      
  〈材料 2人分〉
スモークサーモン 50g
キムチ 30〜50g (なるべく化学調味料無添加のもの)
トマト 小サイズ1個(1~2cm角にカット)
蜂蜜 小さじ1/4


〈作り方〉
①トマトは1~2cm位のサイズに切り、はちみつで和えておく(ポイントです!)
② キムチは2-3cmに切り、スモークサーモンは4-5cmに切る。
③ 全ての材料をボウルでざっと合わせたら出来上がり!(混ぜすぎない!)

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〈コツとポイント〉
A:トマトを先に蜂蜜で和えておくひとてまで、しょっぱいと甘いの味のコントラストが出来て美味しくなります。

B:トマト、キムチ、スモークサーモンと、赤からオレンジ色へのグラデーションを生かすべく、白い器やガラス食器に盛るのがオススメです。

C:トマトはカットしたサイズが大きいとサーモンやキムチと一緒に口に運べないので、小さめ(1~2cm)がオススメです。こういう簡単なメニューほど、切る大きさとか、混ぜる度合いとかが左右しますよね。


D:サーモンの薫香とキムチの辛みを楽しんで下さい。

E:自然派の微発泡ワインや、レモンサワーなんかが合うと思いますよ。



ラジオでお伝えした

〈レモンサワーの素の作り方〉
無農薬レモン:800〜900g(約7〜10コ)
蜂蜜 又は氷砂糖150g(甘さ控えめです)
ウォッカ(スミノフ使用)

①レモンは洗って2コくらいは皮のまま、残りは皮をむいて輪切りの薄切りにする。
②保存瓶を煮沸またはアルコール消毒し、スライスレモンと蜂蜜(又は氷砂糖)を少しずつ交互に重ね、最後にウォッカを注いだら準備完了。

③1ヶ月したらレモンを漉す。(我が家では漉す前にかなり飲んでしまうw)
④飲むときには炭酸水で割ってどうぞ!

*ウィルキンソンが強めの炭酸で入手しやすいので良く使います。

*皮のほのかな苦みと、本物のレモンならではのすばらしい香りを楽しめるレモンサワーです。焼酎でないので、焼酎自体の味が無く、「THE LEMON 」といった、レモンを楽しむ味わいです。甘さ控えめなので、甘いものがお好きな方は砂糖を200gに増やしてください。


またお会いしましょうネ。

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渋谷区にあるレストランHITOTEMA。お店の名前であるひとてまは、「ひとてましかかけずに美味しいものを作り出したい」という思いと、「作ると食べるが最も近い場所」「人と人の、手と手のあいだ」という意味の二つがあります。 子育てをしながら仕事を続ける中で、トライ&エラーを繰り返してきました。私自身の、嘘のない気持ちで「これはいい!」と思うものだけを掲載します。

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「HITOTEMA」は、2014年にスタートした渋谷区にある週一回のみオープンするレストラン。そんな変わった業態でお店を続ける中で、お客様…

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