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打算的な女

私自身は、自然を愛するナチュラリストのように思われることが多い。
もちろん、自然も都会も愛しているのですが、
今日は、そんなイメージとはまた別の角度かもしれない、

「打算的な人間」であることをお話ししたいと思う。


私は平べったく言うと、
「自分にメリットがないことには手を出さない」人であるということ。

メリットがあるから、人と付き合う。


誰かから何かの参加へお声がけしてもらったり、
またはトークに呼んでいただいたり、
またはHITOTEMAをスペースとして使用したいとお願いされたり。
そんなときに、私自身またはお店が受け取れるメリットがあるかで決める。「仕事」の世界では当たり前かも知れないけれど、男性なら、「普通じゃん」かもしれないけど、これが、プライベートと半々みたいな時が間間あり、その時になかなかややこしいのだ。


私自身が逆にお願い事をするときには、
できるだけ先方へ提供できるメリットを伝えるようにしている。(←もしも出来ていないことがあったらごめんなさいね、言ってね。)

それは物であったり、私の時間であったり、空間であったりする。

打算的であると書いたけれど、ときに、無料奉仕(ボランティア)をしたりすることもある。
例えば時折訪問させていただいている「児童養護施設」もそう。


それはどういう打算かと言うと、
金銭的なメリットはない代わりに、可愛いこどもたちからエネルギーをもらえるという「交換」がある。それがメリットなのだ。
自分には無い、施設長さんの大きな心の内を聞けると言うメリットもある。
(=性善説を地でいっているような方々との接点は自分を綺麗にしてくれる効果がある=精神のお掃除効果と命名したい)

お友達の誕生日を祝う。いい人みたいだ。でも、これにも理由がある。友はいつもそばに居てくれてそれが故に「共感」という「助け舟」を常々、私に向けて出してくれる。そのお礼だ。存在への感謝だ。
体の具合が明らかに悪ければお医者さんに行く。
お医者さんに行けば、お会計がある。
筋肉がこわばっていれば整体に行く。
整体に行けばお会計がある。

全ては交換だ。

シンプルで好きだ。

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渋谷区にあるレストランHITOTEMA。お店の名前であるひとてまは、「ひとてましかかけずに美味しいものを作り出したい」という思いと、「作ると食べるが最も近い場所」「人と人の、手と手のあいだ」という意味の二つがあります。 子育てをしながら仕事を続ける中で、トライ&エラーを繰り返してきました。私自身の、嘘のない気持ちで「これはいい!」と思うものだけを掲載します。

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「HITOTEMA」は、2014年にスタートした渋谷区にある週一回のみオープンするレストラン。そんな変わった業態でお店を続ける中で、お客様…

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