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カウンターカルチャーのブランドデザイン

ブランドデザインのちから。

素材とか品質はもちろんだけれど、そこに共感する人がいてブランドは初めてできあがる。メディアともちょっと違った、共感性。

もう長いこと”横ノリ系”においてはデザイナーとして有名な佐野公康さん。たぶん見たら、、いろいろ佐野さん作品。

横ノリという言い回しも古いんだけれど、それに代わる言葉がないからあえて使う。おそらく横ノリ文化というのは、実は徐々に消滅しつつあるのだと感じている。

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これは、まだお披露目も商品化もしていないTシャツデザイン。デザインはまさに佐野さんによるもの。何も余計なことを入れない横ノリ感。

JUST FEEL。感じろよ、という。

ただBLUERとしてのデザインでもあるから、バキバキのクールでもないけれど、、佐野さんがパッションとして感じるBLUER感をうまく表現したよ、という気遣いがわかる。

デザイナー、カメラマン、サーフボードシェイパー、クラフトマン。横ノリ感性というのは、わかる人しかわからない。横の中にもセンスの違いがある。

一般とは違うのだ。横ノリの感性は。

なんだろう。やっぱりカウンターカルチャー、マイナーであってポップカルチャーになってはダメだと思っている。メジャーになった瞬間にサーフィンやスケート、スノーボードの神髄はなくなる。

なんでカウンターカルチャーか。それは信念が横ノリだから。

仲間を大切にし、自然を愛する。そして、俺は俺。好き勝手とも違う自然へのリスペクトと自由なスピリッツ。究極の自然を知り、自然の遊びで教えられている分、まさに天然に生きる哲学。

昨今の横ノリはマスに迎合しすぎた。言い方を変えると、一般に受け入れられるように、いい子ちゃんになりすぎたのだろうな。

だが、なんということか。

カウンターカルチャーが、、実はこうして、パラダイムシフトを起こしている時代になってきているんじゃないかな。

ようやく横ノリ人民が大切にしてきたものを、地球規模で気づき始めたという。






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