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高校家庭科の教職課程を取ることにした理由

10月から、17年ぶりに大学生になりました。
食物学科で家庭科教員を目指します。

なぜ栄養士じゃなくて、家庭科教員にしたか。
とよく聞かれますが、私にとっては自然な流れでの選択でした。ずっと温めていた構想です。

私は、大学3年生で就活する頃になって、
「教員になりたい!」と思うようになりました。

基本的に3年生から教職課程をとることはできないので、教職をとるには留年するか、
大学院に進学するしかなく、かつ経済学部出身者は中高社会科の免許しか取れませんでした。

私がとりたかった免許は当時、小学校か、
専科系科目だったので、大学を退学して編入するか、大学院に進学するという選択しかありません。

いずれも親ブロックが激しくて、
当時教員免許は諦めざるを得ませんでした。

社会人になり、細々と国家資格で保育士免許を取ったり、大学職員に転職して事務職として教育に携わってきましたが、やはり「教えること、人の成長に携わること」を仕事にしたかった私は、ずっと「教育業界にいるのに教育ができない」という葛藤を抱えていました。

その後、アスリートの夫と結婚して、
夫の食事サポートの経験から、トップアスリートのサポートをさせてもらうようになり、
スポーツ栄養の授業で専門学校の教員をさせてもらえるまでになりました。

15年越しで、教壇に立つという夢が叶った!

やっぱり、学生との授業は楽しい。
授業準備も、資料づくりも、授業も、
先生たちと、あの子はどうしたらよいかって話し合っている時間も、大好き。
もちろん、選手への栄養教育も同じです!

だから、私のやりたいことは【栄養く教育】
なのだと改めて思いました。
私にとって栄養学を学んだことは、
教壇に立つのための布石だったのかもしれません。

私は地頭のいいタイプではないので、
わからない人の気持ちはよくわかる。
しかも、もともと栄養や料理は苦手ジャンルだったので、苦手な人にわかりやすく説明する技術や共感を得る手段は、ある程度もちあわせていました。

ありがたいことに、「わかりやすい」と言っていただけることが多いのも、自信につながりました。

ただ、管理栄養士さんからは「民間資格(のくせに)」「専門学校の教員は管理栄養士がやるべき」「所詮、アスリートの妻枠レベルのサポート」と心無いDMや私を狙ったかのようなツイートが飛んで来ることもしばしば。

私も他の国家資格持っているので、
言いたくなる気持ちもわからんではないけど😅

DMや怪文書の葉書、
あからさまな嫌味ツイートが飛んで来るのは、
結構怖かったです😂オンナノセカイ(笑)

教員免許を持っていないことで、
「教育が本分なので」とも胸を張って言えない状況も、もどかしかった。

選手の皆さんのおかげで、栄養サポートの実績は我ながら素晴らしいのですが、
唯一のコンプレックスが「資格」となってしまったのです。

私の民間資格だと、毎年更新料を払って更新しなくてはならず、しかも1級は活動報告などの提出が必要。

担当者が変わるたびに、「更新できない!再提出!」となることもしばしば。

頑張って活動するほど、搾取されていくと感じていました。(よりマッチした仕事を提供するための更新といいながら、案件のほとんどは無償で、とてつもなく時間が取られたり、無償とは思えないほど求められるレベルが高いものばかり)

私自身、民間資格で納得しているわけでも
満足しているわけでもないのに、
色々言われるのはモヤモヤする。

そこで、40を目前に一念発起し、
家庭科の教職課程を勉強することにしたのです。

🔸化学を学んだことがない私が、
必修の化学を乗り越えられるのか。

🔸裁縫で、まつり縫いができずにホチキスで止めて提出し、呼び出しを食らった私(当時の家庭科の成績は2)が、衣服実習に耐えられるのか。

🔸機械音痴で、電池を変えるだけで家電を破壊する私が、電気科目のスクーリングを突破できるのか。

課題は山積ですが、
新しいことを学ぶのは楽しいです。
資格は取れるかわかりませんが、
2度目の大学生活を、楽しみたいと思います。

ちなみにトップ画は、勉強のお供にしている
スタバのタンブラーです☕️🐻

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