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「あの人はアーティストだから」の免罪符を持つべきか返上するべきか

一般社会に馴染めない人が行きつく場所はいろいろありますが、その一つは、アートの世界です。私はそのようにしてアートの世界に行きました。
(アート=絵だけでなく、音楽やクリエイティヴなもの全て含めて言っています)
もちろん一般社会で成功を収めた人が、非常に器用なためアートでも成功するという素晴らしく多彩な方もいらっしゃいますが今回は例外とさせてください。
アートは何でも許される。非常識な服装や態度、生活態度も許される素晴らしく居心地の良い世界です。既存のルールに対して疑問を投げかけることが出来る貴重な場所です。そのため一般社会とは距離を置いている。
しかし、逆に言うと一般社会から一線を引かれ、入れてもらえない。
なんだかよくわからないものへの憧れと畏怖だと思います。


アーティストは社会で生きて行く為の書類申請やお金の事、社会のルールを理解出来ない人が多い印象があります。私も苦手意識があり、全く理解していませんでしたし、そんな事知らなくてもカンケーないと思って生きてきました。「私は苦手だから〜」と言った時点で試合終了で、いつまでも弱い立場に置かれてしまうのに。いつまでもアート社会の中で生きていくならそれでもいいのですが。
その上、高額な参加料のグループ展や海外展示のお誘い、有料セミナーの誘い。または描いた絵を無料で商品に使われてしまうなど、ありとあらゆるところから、カモにしよう、養分にしようとする人に絡まれます。

つべこべ言っていますが、私はアートや感性で感じる世界がとても大好きです。アートは社会の閉塞感を簡単に打ち破ってくれる。もたらす効果は高いし、アートが無い世界は考えられない。この世の中で、生命にかかわる大事なものです。だからこそ、それを作っている素晴らしい才能ある人たちが弱い立場のままなのに耐えられないのです。

高校でも大学でも美術などの世界にいると経営について考えるチャンスがない。先生たちも学校を卒業してから一般社会で経営をしていた人が少ない。良い作品を作る事は学ぶが、それを生かしてどのようにビジネスを展開するかは学ばないことが気がかりです。
一体毎年どれほどの人が、美術大学や美術専門学校、音楽大学や音楽専門学校を卒業したり、ある日アートに目覚めたことでそちらの道を選ぶのでしょうか?その人たちはアーティストになれたのでしょうか。

■画廊や事務所に所属できた人については、独自の文化や慣習の上で成り立っているので、その流れに乗れた人は良いと思います。
■学校の先生になれた人も良いと思います。
■企業に就職できた人も良いと思います。
■自力で起業した人も良いと思います。

乗れなかった人がどうするかということです。
アルバイトや不本意な職業に就きながら創作活動する人は?
という所が気がかりだし、自分が辿ってきた道として興味があります。
また、中には収入を上げる事とアート活動を分けるように推奨する方も多いです。作品は売れなくてもよく、分かる人にだけわかれば良いので妥協はしたくないと言われます。一般社会にアレルギーというか拒否反応があると言われます。
生活のため、かりそめの姿としてやりたくない仕事をし、本当の姿はアート活動している時だけだと言います。
しかしそんなに時間は無いし、人生は長くありません。仕事=アート活動となればいいのでは?と私は思うのですが、そんなに簡単にはいかないのでしょうか?

一度アートの世界に踏み入れると、考えに染まってしまうことがあります。だけれども、アート社会と一般社会はもっと近づいてもいいと思うのです。その二か所の通訳や翻訳者が必要だと思う。
ちょっと私翻訳者になれそうな予感がしたのです。私自身も十分できてるとは言い難いですが、どちらに対しても肯定的だからです。翻訳をし、アートを用いてビジネス展開していく方法です。

アーティスト=起業家
作品作り=商品づくり

その場合のやってみると良さそうなリストです。

①起業塾などに参加し、新たな考え方を身に着ける
②ビジネスサポート利用する
③事業計画書を書いてみる
④自分をブランディングする(プロフ写真・HP作成・ロゴマーク等)
⑤補助金を取得する
⑥商品名を特許庁に申請し商標登録する

アート系の補助金や助成金や公募もありますが、募集人数が少なくハードル高いです。経済にまつわる活動だと、いきなり無料で応援してくれる場所が増えます。(この国は経済を中心にまわっているから?)やりたいことはアートだけれども、ビジネスとして展開していくように考えてみるのはいかがでしょう?
①~⑥全て感性の領域ではなく、全く知らない人に文章や言葉で伝えなければなりません。
でも、やろうと思ったら個人でもできます。
そのような活動に興味ある方はいるのかな?


どのように伝えていけばよいのか、需要があるのかも分からないので
自分からは言い出しにくいのですが、ご興味ある方がいたらぜひ声かけてくださいね。お話しましょう。



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