ペダルがない④〜ポロネーズ幻想・英雄・軍隊
Twitterより転載です☘️
9/20のリサイタルの、夫によるプログラムノート。
(イギリスの博物館によるコンサートにも提出した内容です。)
「はい、すみません🙈🙈🙈💦」
という感じで😂😂😂🙈💦
これを、出会った時からずっと言われ続け。。(笑)😂
(Are you Friedrich Wieck ?)
ひぃひぃお勉強、研究しています。
そんな訳で、今回のプログラムにも載せました😊
ここからは、ショパンのノーペダルの例をちょっとご紹介。
《幻想ポロネーズ》
✎𓂃𓈒𓂂𓇬
このノーペダルも、ショパンがよくするパターン。
ゴツゴツ感、抵抗感を出す為のノーペダル。
かっこいい。。😌♡
✎𓂃𓈒𓂂𓇬
ここも急な、緊迫のノーペダル。
ノーペダルがとっても効果的で、
好きなところです。。🥰
✎𓂃𓈒𓂂𓇬
練習の為に、3~4倍遅く弾いていたりすると、1秒で本来通りすぎる場所も、
その音の間の心達が、濃く濃く浮かび上がって来るのですが、
その濃さに涙が出る。。事が、練習中よくあります。(笑)
ポゴレリチ様が舞台でもソナタを倍遅く弾いたコンサートがあったそうですが、
それを聴かせたかったのかも😌
そしてこの画像の、最初の小節もノーペダル。
現代ほとんどのピアニストがしていないのですけれど
(現代のピアノの特質上しなくてもあまり問題もなく。。でも表情は変わります)
ショパンのいつものペダルの使い方のパターンなんです😌✨
これが19世紀製のプレイエル上では本当に大事で🥹
構成的にも🪷
✎𓂃𓈒𓂂𓇬
そしてここもノーペダル。
モダンピアノを弾いていた時には考えられなかった、
知らない間に無意識に完全に無視していたペダリングです😆
✎𓂃𓈒𓂂𓇬
語り出すとキリがないくらいに、
こちらもペダルは1拍目のみ😌😊💦
これは弾いている人にしか解らないかもしれないですが
すごいでしょう?
もうびっくりですよ😂😂
ほとんどピアニストみんなで、長年無視していたんです😂😂(私含め)
《ポロネーズ第6番 英雄》
✎𓂃𓈒𓂂𓇬
この左手の駆け上がりも
ショパンはノーペダルにしています。
それにより、次のソ〜〜に、想いが集まる😌
✎𓂃𓈒𓂂𓇬
英雄ポロネーズ も、耳馴染んだ演奏と違う所がたくさんあります。
通常、全箇所ペダルを踏んで音が繋がって聴こえているので、
少し印象が違うかもです。。
✎𓂃𓈒𓂂𓇬
こちらも、モダンピアノで弾いている時はノーペダル守っていなかったです😂😂
守ると、次のファーソーやレーミーをショパンが歌わせたい事がよく解り、
弾き方が変わります😌😌✨
《ポロネーズ第5番》
✎𓂃𓈒𓂂𓇬
ここはプレイエルで弾くと指先に細やかな振動が伝わってくるので
地震の様に感じます(笑)
ここもやはりノーペダルです😊(2回目は最後まで)
ペダルを踏むと全体に広がって、その地震の感触が消えちゃいます(笑)
(馬が駆ける大地の振動、その心的印象なのかな?
怖さに対面する勇敢さが必要となるような、地面が鳴り振動する感触。)
(楽譜の版は、現在はエキエル版が信頼がおけると言われている状態です。
場合によっては、ショパンによる自筆譜と、仏独英の初版も照らし合わせ
検討することもあります。
その他の版は、ショパンが書いたものとは違うペダルがついている事があります。)
🔸2023年9月20日(水) 19:00 兵庫県立芸術文化センター(西宮)
早川奈穂子フォルテピアノリサイタル
〜プレイエルとショパンの物語 vol.3〜
(使用楽器:プレイエル1845年製)
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