イネガルを入れる所と入れない所、 そのニュアンス、そして何よりもその”センス”、、、 なかなか未だに難しいです。。🤭 on チェンバロ そして、Xで今「アンダンテ」の意味が話題。。 これは、またちょっと違う誤解で広まっている気も。。🙂 大井駿さまの書いておられる事はその通りで、 しかし、元々イネガルというものは、 フランス様式の音楽に主に使われていたので、 イタリア語でテンポ表示されている場合は全てイタリア様式であり イタリア様式ではイネガルはあまりしないものであり (イ
転載 2023/10/12 ショパン国際ピリオド楽器コンクール🎹まだ全員は聴けていませんが、 Vincentiさんや坂巻さん、大井さんのバッハやモーツァルトを聴けば、 ピリオド的な演奏法が弾き始めの1~2小節ではっきりと聴こえると思います☘️ 私はこの音の扱いが、ショパンのノーペダルの箇所に とても必要な感覚と知識だと感じます😌 チェンバロの時代から繋がる音感覚 𓈒𓂂𓇬 この感覚が無いと、ショパンが書いた通りのノーペダルマークを実行しても 違和感を持つと思います。 その
ショパンコンクールの記事をFBより転載しておきます☘️ 現地へ行かれた方々がレポートしてくださっていました。 以下は、青柳いずみこ様 (2023/10/12) 2023/10/12 早川 左手と右手旋律の音をずらすのはチェンバロでよく使い、 また、フォルテピアノは高音が小さいので、 同時に弾くと高音が聞こえにくい場合などもあり、 計算や決まりではなく、自然に起こること、 と言うような事でもあります🌿 暗譜に関しては、リストやクララが暗譜で弾いたのも事実なのですが そ
Twitterより転載です☘️ 9/20のリサイタルの、夫によるプログラムノート。 (イギリスの博物館によるコンサートにも提出した内容です。) 「はい、すみません🙈🙈🙈💦」 という感じで😂😂😂🙈💦 これを、出会った時からずっと言われ続け。。(笑)😂 (Are you Friedrich Wieck ?) ひぃひぃお勉強、研究しています。 そんな訳で、今回のプログラムにも載せました😊 ここからは、ショパンのノーペダルの例をちょっとご紹介。 《幻想ポロネーズ》 ✎𓂃𓈒
これはショパンのペダルの概念とも とても似ていると感じます😌♡ この、バイオリンでさえ19世紀終わりくらいまでヴィブラートが多用はされず、 趣味良く、ヴィブラートを使う音は厳選されていた時代。 ピアノでのペダルについても同じ事を感じます☘️ ふんだんにペダルを響かせ全部の音を繋げ飽和させるのではなく。。 ショパンも、フォルテの時ほど、ペダルを書いていないんです😌✨ 「深みある力強いパッセージは必ずその音(ヴィブラートなし)を用いた」 まさにこれと同じだと思います😌✨ 強
幻想ポロネーズ。 最後のページのノーペダル具合が、 やっぱりプレイエルだと大きな意味を持ち。。 モダンピアノだと幾らでもフォルテを際限なく大音量に作ってゆけますが、プレイエルはそうでは無いので、このペダルを守る事に本当に意味があり、ショパンがしっかりと計算している事が解ります。 (クライマックス、フォルテの前のノーペダルも、ショパンのいつものパターン。 爆発が生まれます。) そして、ただ音量の計算だけでなく、 これはテクスチャー(音の質の層、肌ざわりのようなもの)にも関わ
昨年演奏しましたバラード第一番が、YouTubeで少しだけ公開されています...♪*゚ ショパンが実際書いた通りのペダリング(特にノーペダル)での演奏は、 最初は違和感があるかもしれませんが、 耳が慣れられると、世界が変わるかも…?です😊? 多分、世界でまだ誰もしていないペダリング、演奏法。。 でも、ショパンはこう書いているんです。。😌☘️ (コチャルスキ(ショパンの孫弟子)だけは、 最初のページはノーペダルにしています。 でも次のページでちょっと早く踏み始めてしまうんで
ゆっくり譜読みできる至福感久しぶり🥰 とは言え、またあっという間に時は経つのでしょうけれど。。 ノーペダルゾーンに来た時、頭に残ってしまっている 聴いたことのあるモダンピアノでのレガート感が プレイエルでの音楽作りの邪魔をしてしまいます。 それを捨て去りまっ白にし、バロック・古典的なスタイルで全く違う作り方をしてゆくと 腑に落ちる音楽形成が訪れます。 スラーをレガートにすると言う、思い込み。 バロックではそうでは無いですよね😌 音を切ってもスラーのフレーズ感は作れる。
文化庁関係で、事務所のチャンネルの方に 9月の太田里子さんとのリサイタルの動画が少しずつ上がってます...♪*゚ もう1つベームのポロネーズが近日中に上がると思います。 デジタルでやはり音は全然違うのですが 19世紀の音をどうぞ♪ 続き、本当の音は、生のコンサートで是非😊...♪*゚ ショパンのペダリングも、最初は違和感があるかもですが 耳が慣れると世界が変わるかも?です😊 多分、、知る限りでは、世界でまだ誰もしていないペダリング。。 でも、ショパンはこう書いている
先日、神戸文化大ホールでウィーン式ピアノでショパンの協奏曲が演奏される機会があり、(ソリストは川口成彦さん。我が家へも度々お越し頂き、彼のご活動や音、お話から、私もいつも勉強させて頂いています。) コンサートの前に指揮者でチェリストであらられる鈴木秀美様よりチャーミングなトークがなされました☘️ 「もしかすると、皆様の耳には、ピアノが壊れているんじゃないかと聴こえるかもしれない。。 でもそれは、ピアノが悪いのではなく、皆さんの耳が悪いのです😉」 とお茶目にお話され、会場は
黒で書いたのであまり解らないけれど、 フォルテピアノ上でTutti感が出る様に音を改造しました♪ プレイエル上での編曲は、モダンピアノとはバランスがあまりにも違うので、 なるほどという事が多すぎて、、 ショパンなどの作曲、配音の理解へと繋がり、とても勉強になります✨ 音は、やはり”その楽器が”美しく鳴る配置に😌 高音のフォルテは特に、1人ぽっち(1音ぽっち、1声部)ではなく 下に音を重ねてあげないと、音がしんどそうで、 ヒ〜っとなっていて、、可哀想でした(笑)😊💦 これ
1800年代のプレイエルを毎日弾き、 プレイエル上で譜読みから始めるようになって以来、 世界に今ある、自分も持っていた「思い込み」と向き合う事となりました。 これまで良いとされていたピアノの音、音楽と、 19世紀のプレイエルの性質は全く違う。 そして、ショパン達は、そちらの音を聴いていた事実。 ピアノの音、その音楽、そのものへの沢山の思い込みを捨て、 音への価値観をゼロにし、 プレイエルに向き合わなければなりませんでした。 ペダル1つ、響き方1つ、歌い方1つ、消え方1つ
昨夜の動画、先週、象牙が剥がれて落ちて、歯抜けになっちゃいました😆 今度夫に直してもらいます😊 念のために接着剤を確認中。 現代のものは極力使わないこだわりさんです(笑) でもこの様な小さなことが結構大切で、、 部位によっては音色やタッチ=コントロールに大きく関わります。 プレイエルを弾いていて心地良いものの一つは、鍵盤の感触。 シングルアクションなので、 直接弦を触りに行くような感触があるのです。。😌 初年度のレコーディングでの実験で、面白い発見がありました🌱 タ
先週になりますが、東京へ日帰りしました🚄 24日のリサイタルで使用させて頂く タカギクラヴィアさんのプレイエルを試弾させて頂きました☘️ 4時間ほど、プレイエルさんとお話。 楽しかったです♫ 楽器はどれも一台一台違うけれど、弾いていると何よりも、 作り手さん、修復師さんの愛をやっぱり大きく感じるんですね。。 この子を生かせる音をまた前日&当日、作って参りたいと思います♡ 修復・調律の高木さんもいらして下さって、 ラフマニノフが自宅に10年持っていたスタインウェイと、 ホ
こちらは6年前の過去ブログからの転載です。 2017.6.13 ショパンのバラード1番は、故郷のワルシャワ(ポーランド)を旅立ち、パリに着いた少し後から作曲されました。 その作曲年から、20代の頃は「パリの頃の作品」と思っていましたが、 数年前、私がドイツを訪れた時、フランクフルトからスイスへ下るゆるやかで長い道中、 途中からアルプスの山々が見えてきました。 ショパンも、ワルシャワ~ウィーン~パリまでの道中シュトゥットガルトを経由していまして、 そこから見えた、きっと当時
この数年研究しているショパンのペダルについて、YouTubeでお話してみました😊 下記の様な所も スタッカート(ペダルなし) ↓ スタッカートなし ↓ ペダル とショパンは書き分けているのです。。⁎ˇ◡ˇ⁎ ♡ この様な箇所は他の作品でも、もっと長いスパンでも多くあります。 最初ペダルが無いことにより、その後踏んだ時の効果が大きく現れます。 cresc.を作る時にも、ペダルは構築的に考えぬかれています。 音量が出ない楽器、声楽や管楽器などと同じ手法を感じます。 そし