昨年演奏しましたバラード第一番が、YouTubeで少しだけ公開されています...♪*゚ ショパンが実際書いた通りのペダリング(特にノーペダル)での演奏は、 最初は違和感があるかもしれませんが、 耳が慣れられると、世界が変わるかも…?です😊? 多分、世界でまだ誰もしていないペダリング、演奏法。。 でも、ショパンはこう書いているんです。。😌☘️ (コチャルスキ(ショパンの孫弟子)だけは、 最初のページはノーペダルにしています。 でも次のページでちょっと早く踏み始めてしまうんで
ゆっくり譜読みできる至福感久しぶり🥰 とは言え、またあっという間に時は経つのでしょうけれど。。 ノーペダルゾーンに来た時、頭に残ってしまっている 聴いたことのあるモダンピアノでのレガート感が プレイエルでの音楽作りの邪魔をしてしまいます。 それを捨て去りまっ白にし、バロック・古典的なスタイルで全く違う作り方をしてゆくと 腑に落ちる音楽形成が訪れます。 スラーをレガートにすると言う、思い込み。 バロックではそうでは無いですよね😌 音を切ってもスラーのフレーズ感は作れる。
文化庁関係で、事務所のチャンネルの方に 9月の太田里子さんとのリサイタルの動画が少しずつ上がってます...♪*゚ もう1つベームのポロネーズが近日中に上がると思います。 デジタルでやはり音は全然違うのですが 19世紀の音をどうぞ♪ 続き、本当の音は、生のコンサートで是非😊...♪*゚ ショパンのペダリングも、最初は違和感があるかもですが 耳が慣れると世界が変わるかも?です😊 多分、、知る限りでは、世界でまだ誰もしていないペダリング。。 でも、ショパンはこう書いている
先日、神戸文化大ホールでウィーン式ピアノでショパンの協奏曲が演奏される機会があり、(ソリストは川口成彦さん。我が家へも度々お越し頂き、彼のご活動や音、お話から、私もいつも勉強させて頂いています。) コンサートの前に指揮者でチェリストであらられる鈴木秀美様よりチャーミングなトークがなされました☘️ 「もしかすると、皆様の耳には、ピアノが壊れているんじゃないかと聴こえるかもしれない。。 でもそれは、ピアノが悪いのではなく、皆さんの耳が悪いのです😉」 とお茶目にお話され、会場は
黒で書いたのであまり解らないけれど、 フォルテピアノ上でTutti感が出る様に音を改造しました♪ プレイエル上での編曲は、モダンピアノとはバランスがあまりにも違うので、 なるほどという事が多すぎて、、 ショパンなどの作曲、配音の理解へと繋がり、とても勉強になります✨ 音は、やはり”その楽器が”美しく鳴る配置に😌 高音のフォルテは特に、1人ぽっち(1音ぽっち、1声部)ではなく 下に音を重ねてあげないと、音がしんどそうで、 ヒ〜っとなっていて、、可哀想でした(笑)😊💦 これ
1800年代のプレイエルを毎日弾き、 プレイエル上で譜読みから始めるようになって以来、 世界に今ある、自分も持っていた「思い込み」と向き合う事となりました。 これまで良いとされていたピアノの音、音楽と、 19世紀のプレイエルの性質は全く違う。 そして、ショパン達は、そちらの音を聴いていた事実。 ピアノの音、その音楽、そのものへの沢山の思い込みを捨て、 音への価値観をゼロにし、 プレイエルに向き合わなければなりませんでした。 ペダル1つ、響き方1つ、歌い方1つ、消え方1つ
昨夜の動画、先週、象牙が剥がれて落ちて、歯抜けになっちゃいました😆 今度夫に直してもらいます😊 念のために接着剤を確認中。 現代のものは極力使わないこだわりさんです(笑) でもこの様な小さなことが結構大切で、、 部位によっては音色やタッチ=コントロールに大きく関わります。 プレイエルを弾いていて心地良いものの一つは、鍵盤の感触。 シングルアクションなので、 直接弦を触りに行くような感触があるのです。。😌 初年度のレコーディングでの実験で、面白い発見がありました🌱 タ
先週になりますが、東京へ日帰りしました🚄 24日のリサイタルで使用させて頂く タカギクラヴィアさんのプレイエルを試弾させて頂きました☘️ 4時間ほど、プレイエルさんとお話。 楽しかったです♫ 楽器はどれも一台一台違うけれど、弾いていると何よりも、 作り手さん、修復師さんの愛をやっぱり大きく感じるんですね。。 この子を生かせる音をまた前日&当日、作って参りたいと思います♡ 修復・調律の高木さんもいらして下さって、 ラフマニノフが自宅に10年持っていたスタインウェイと、 ホ
こちらは6年前の過去ブログからの転載です。 2017.6.13 ショパンのバラード1番は、故郷のワルシャワ(ポーランド)を旅立ち、パリに着いた少し後から作曲されました。 その作曲年から、20代の頃は「パリの頃の作品」と思っていましたが、 数年前、私がドイツを訪れた時、フランクフルトからスイスへ下るゆるやかで長い道中、 途中からアルプスの山々が見えてきました。 ショパンも、ワルシャワ~ウィーン~パリまでの道中シュトゥットガルトを経由していまして、 そこから見えた、きっと当時
この数年研究しているショパンのペダルについて、YouTubeでお話してみました😊 下記の様な所も スタッカート(ペダルなし) ↓ スタッカートなし ↓ ペダル とショパンは書き分けているのです。。⁎ˇ◡ˇ⁎ ♡ この様な箇所は他の作品でも、もっと長いスパンでも多くあります。 最初ペダルが無いことにより、その後踏んだ時の効果が大きく現れます。 cresc.を作る時にも、ペダルは構築的に考えぬかれています。 音量が出ない楽器、声楽や管楽器などと同じ手法を感じます。 そし
こちらも過去記事の転載です☘️ 2014.9.26 楽器を4~7歳で始めるのと、8歳~ではまるで違う、という記事を見かけましたが、 よく聞かれる「音感」に関しては、一番初めのきっかけは、 0~2歳、だと私は感じています。 以下の、愛らしいYouTubeをご覧ください♪ お母さんの歌の心を受け取り、10か月の赤ちゃんの表情がそのままに変化します。 人間は頭で解らなくても、音楽や人の心の中心を、そのまま受けとるんですね。。 (歌の合間は、お母さんは微笑みかけているのでしょ
こちらも過去のFBの記事。転載しておきます。☘️ 【「楽譜をよく読む」の落とし穴。】2018.10.3 クラシック音楽の世界では、「楽譜を忠実に読み込み」ということがよく言われます。 それは演奏する時、とてもとても当たり前の行為ですが、ライターさんがピアニストを讃える時にも、どの誌面でも書かれている一文ではないでしょうか。 「楽譜を読む」というのは記号だけでなく、 速い楽章やオーナメントが8分音符で書かれているのか、16分音符で書かれているのかでも音の意味・歌い方が変わ
過去、2020年8月29日のFB投稿を転載します。 私は作品を解釈する時、演奏する時、 自分をどんどん無くし、身体の感覚も消してゆきます。 日々の練習は、そこに到達するための練習です。 無になると、沢山の物が流れ込んでくるからです。 人とお話する時、何かを観察する時も同じです。 まずは自分の解釈を入れず、 ただ聴く、受け取る、これが最初です。 そして、その流れ込んで来たものを把握し、 今度はその「周波数」に、自分を合わせてゆきます。 すると、ラジオの周波数があった時の様に
お仕事でたくさんの声楽曲を弾いてきた後でフォルテピアノに出会って その順番で良かったと・・・最近本当によく思います。 フォルテピアノを弾く時、子音の感覚、間の感覚、 言葉の長母音やテヌート・語尾の感覚、ルバートの息の感覚、 クレッシェンドの構成の仕方、 やはり全ては歌から来ていると、モダンピアノ以上に近いものを いつも感じるからです😌 ピアニストと言うのはありがたい立ち位置で、 声楽も楽器も、沢山の先生や指揮者の方々のレッスンを お仕事の中で聴かせて頂けます。 たくさんの
小さい「っ」がつくんだよ😌🥰 素敵な耳。😌 ペダルを使わないと、その「っ」を 全て指でコントロールしなければならないんだよ、、 その音が何万個も増えるんだよ、、 と、すぐにピアノ思考になる私。。(笑) 本当に大変なのです、、この作業😂😂 指が全く休めない、、(笑) ペダルゾーンへ入ると、なんと楽なことか、、😂😂 試しにざーっとずっとペダルを踏むと、 コントロールしなければならない神経の量が格段に減って、その差に驚きます(笑) でも音楽、テクスチャーが美しいので、がんば
聴音は、 メロディーを聴いたり覚えたりするのは右脳だけれど、 拍を揺るがずにカウントするのは左脳、 拍節感は腰から下の体感。 それら全てが進行している中で書くという、 複数の事をする作業が音楽演奏に役立ち、 音をとる為というよりも その複数の脳回路を同時に働かせる事に 慣れる為にするものです🌱 横のメロディーだけを追う(感情的)に偏らず、 何が起ころうとカウントは続ける能力は理性力となり、 理性を持ちつつも流れる旋律を追うのは情緒力となり、 その上で拍節感を体感へ落とし込み