話題の新発見のショパンのワルツを昨夜ダウンロードし、 プレイエル(1845年製)で弾いてみました。 もちろん、楽譜に書かれている通りノーペダルです(笑)😊 未出版作品なので、出版の際にはペダルが付けられた可能性もありますが、 他のショパンの作品から見えるペダルの傾向を考えても 普通にこのままノーペダルで十分、 いつものショパンならそうするだろうと判断しました。 ニューヨークのThe Morgan Library & Museumの館長により 紙とインクも当時ショパンが使っ
毎年恒例の、プログラムのFirst page. 毎年ちょっとずつだけ違います。 今回は前もって公開です♪ プロデューサーさん(夫)が書いてくれたものの、 プログラムに載せきれなかった文章もあります。。 勿体ないので続きをこちらに置いておきます😆 翻訳は、ページがしてくれる?😂 後で、時間があればしに来ます💦 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 10月22日(火)早川奈穂子フォルテピアノリサイタル プレイエルとショパンの物語vol.4 〜異国の風 兵庫県立芸術文化
自筆譜確認すると、やっぱり(エキエル版とは)ペダルの場所が違う。。 (1番下の段) ショパンがどう(小さい)フレーズを取っていたかが解ります😌 こちらのペダルの方が踏みやすい。。 やっぱり😌♪ 初版はどうなっているのかな。。 (エキエルと同じでした。出版社によるものなのか、 ショパンのレッスン中の指示なのか…本日は未調査です。) 最後のペダルの修正も面白い😊 そして、前奏の後、3小節ずつ、ペダルは1つなのだけど、 こうやって弾いている人がほとんどいなく。。 なぜ、いつ
【YouTube更新しました】 多くの芸術家を陶酔させ、虜にし、信頼を寄せられていた ポーリーヌ・ヴィアルド。 サンサーンスは、「ポーリーヌはルバートの意味をよく心得ていた。」 と述べ、後にオペラ「サムソンとデリラ」を献呈します。 シューマンも「リーダークライスop.24」を、 ブラームスは「アルトラプソディ」を献呈し、 ヴァーグナーは「トリスタンとイゾルデ」を ポーリーヌと共に彼女の自宅で初演試演しました。 今も歴史に名の残る芸術家との多くの交流と信頼に、 なんと魅
この度、なんとコンサートスクエアさん企画の 音楽家インタビュー特集に選んで頂け、 ご好意で取材をして頂けました。 コンサートスクエアさんには コンサート情報掲載で毎年お世話になっています。 始終とてもご親切なご対応、 本当にありがとうございました😌✨ マニアックな内容になってしまいましたが、 大丈夫かな😂🤭 早川 奈穂子
フィールドのノクターン。 リストの校訂。 ノーペダルの使い方が、やはりショパンと同じなのですよね。。 それはポーリーヌ・ガルシア・ヴィアルドやチャイコフスキーの楽譜でさえ、 同じ(ノーペダルの)使い方が見えてきます。 決してペダル記号の書き損じや省略ではない。。 19世紀の常識だったのだと思います😌✨ ずっと飽和した響きが繋がるのではない。。😌 19世紀のピアノだと、倍音が多いので ペダルを使うと濁りがより増えるのですが、 その為ノーペダルは、よりピュアな音になります
YouTube更新しました ┈┈ 𓈒𓂂𓇬 ショパンの愛した19世紀のプレイエル上で、 ショパンが書いた通りのペダリング(特にノーペダル)に 完全に従った演奏でリサイタルを続けています。 なぜか世界中で、皆常にペダルを踏み続け、 これまで誰も記号を守っていませんでした。 (私もモダンピアノのみを弾いていた時、そうでした。) 多くの方にとって、慣れないフォルテピアノの音、 そして慣れないノーペダルの音かもしれませんが 飽和した響きでない、素朴な音、その消え方、語り方が普通にな
タイトルの写真は、イングランドのマナーハウス、 Ightham House にあったStodartのピアノ。 絵のMary Postans(1814-1876)はイギリスの歌手で、 メンデルスゾーンに勧められてこのピアノを購入。 彼女の娘がこの館によく訪れていて、後に遺族がここにこのピアノを貸し出したそう。 思いがけず19世紀のピアノに会えて嬉しかったです😊 最近は、これまでになく指が繊細になって来ておりまして、 普段の生活でも、手をタオルで拭く時などに 自分の手を握ること
昨年のFacebookページの投稿、 こちらにも置いておきます☘️
イネガルを入れる所と入れない所、 そのニュアンス、そして何よりもその”センス”、、、 なかなか未だに難しいです。。🤭 on チェンバロ そして、Xで今「アンダンテ」の意味が話題。。 これは、またちょっと違う誤解で広まっている気も。。🙂 大井駿さまの書いておられる事はその通りで、 しかし、元々イネガルというものは、 フランス様式の音楽に主に使われていたので、 イタリア語でテンポ表示されている場合は全てイタリア様式であり イタリア様式ではイネガルはあまりしないものであり (イ
転載 2023/10/12 ショパン国際ピリオド楽器コンクール🎹まだ全員は聴けていませんが、 Vincentiさんや坂巻さん、大井さんのバッハやモーツァルトを聴けば、 ピリオド的な演奏法が弾き始めの1~2小節ではっきりと聴こえると思います☘️ 私はこの音の扱いが、ショパンのノーペダルの箇所に とても必要な感覚と知識だと感じます😌 チェンバロの時代から繋がる音感覚 𓈒𓂂𓇬 この感覚が無いと、ショパンが書いた通りのノーペダルマークを実行しても 違和感を持つと思います。 その
ショパンコンクールの記事をFBより転載しておきます☘️ 現地へ行かれた方々がレポートしてくださっていました。 以下は、青柳いずみこ様 (2023/10/12) 2023/10/12 早川 左手と右手旋律の音をずらすのはチェンバロでよく使い、 また、フォルテピアノは高音が小さいので、 同時に弾くと高音が聞こえにくい場合などもあり、 計算や決まりではなく、自然に起こること、 と言うような事でもあります🌿 暗譜に関しては、リストやクララが暗譜で弾いたのも事実なのですが そ
Twitterより転載です☘️ 9/20のリサイタルの、夫によるプログラムノート。 (イギリスの博物館によるコンサートにも提出した内容です。) 「はい、すみません🙈🙈🙈💦」 という感じで😂😂😂🙈💦 これを、出会った時からずっと言われ続け。。(笑)😂 (Are you Friedrich Wieck ?) ひぃひぃお勉強、研究しています。 そんな訳で、今回のプログラムにも載せました😊 ここからは、ショパンのノーペダルの例をちょっとご紹介。 《幻想ポロネーズ》 ✎𓂃𓈒
これはショパンのペダルの概念とも とても似ていると感じます😌♡ この、バイオリンでさえ19世紀終わりくらいまでヴィブラートが多用はされず、 趣味良く、ヴィブラートを使う音は厳選されていた時代。 ピアノでのペダルについても同じ事を感じます☘️ ふんだんにペダルを響かせ全部の音を繋げ飽和させるのではなく。。 ショパンも、フォルテの時ほど、ペダルを書いていないんです😌✨ 「深みある力強いパッセージは必ずその音(ヴィブラートなし)を用いた」 まさにこれと同じだと思います😌✨ 強
幻想ポロネーズ。 最後のページのノーペダル具合が、 やっぱりプレイエルだと大きな意味を持ち。。 モダンピアノだと幾らでもフォルテを際限なく大音量に作ってゆけますが、プレイエルはそうでは無いので、このペダルを守る事に本当に意味があり、ショパンがしっかりと計算している事が解ります。 (クライマックス、フォルテの前のノーペダルも、ショパンのいつものパターン。 爆発が生まれます。) そして、ただ音量の計算だけでなく、 これはテクスチャー(音の質の層、肌ざわりのようなもの)にも関わ
昨年演奏しましたバラード第一番が、YouTubeで少しだけ公開されています...♪*゚ ショパンが実際書いた通りのペダリング(特にノーペダル)での演奏は、 最初は違和感があるかもしれませんが、 耳が慣れられると、世界が変わるかも…?です😊? 多分、世界でまだ誰もしていないペダリング、演奏法。。 でも、ショパンはこう書いているんです。。😌☘️ (コチャルスキ(ショパンの孫弟子)だけは、 最初のページはノーペダルにしています。 でも次のページでちょっと早く踏み始めてしまうんで