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『オペラ座の怪人』/パリ・オペラ座の秘密~4~

『オペラ座の怪人』のミュージカルは明らかにパリ、オペラ座を舞台としています。

地下はすでにご紹介した通りですが、印象的な大階段でも舞踏会が開催される場面があります。

仮面舞踏会という設定ですが、この仮面舞踏会は15世紀のカーニバルから始まったとも言われますが、仮面をつけるという行為はもっと古いですから、知られざる歴史もあるかもしれません。

ちなみに仮面舞踏会は仮面をつけていれば良いのですが、時にテーマが設けられ、衣裳もそのためにだけにつくられるような仮装パーティーもあり、こちらはとりわけ流行したのは1920年代以降でした。バレエ・リュスのダンサーや参加者もしばしば参加していますし、バレエ・スエドワのロルフ・ド・マレは自ら仮装パーティーも開いているほど。そうしたパーティーにもパリ・オペラ座やシャンゼリゼ劇場が使われました。

ですから、あの場面は実際にパリ・オペラ座で起こった可能性があるのです。今でもパリ・ファッション・ウィークのショーが開かれることもありますし、様々なパーティーもここを舞台にすることがあります。

元々社交場として作られた劇場ですから、そうした催しにもとてもふさわしい場所と言えます。

『オペラ座の怪人』で舞台となっているのはこの階段ですね。
この大階段は本当にドレスが映える場所。最近は正装の観客はAROPの日や特別の日以外はとても少なくなりましたが、見ていて楽しいものです。
一番華やかなのはシーズン開始のガラの日です。簡単には入れませんが見渡す限りそのシーズンの旬のドレス、そして外の階段にもレッドカーペットが敷かれる特別な日です。

その大きな階段の正面を入るとあるのが1階席。
一番 "格が高い" ベニョワールと呼ばれる席もこちらからの階段の正面から入ります。入ってすぐのところのは1階席専用のクロークがあります。

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もっと上のロビーから撮るとこんな感じです。

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劇場が素敵で誰がとってもどんなところからも絵になる劇場です。
またご紹介しますが、私が一番好きなのはこのオペラ座からの(できれば屋根からの)パリの眺め。

いつ戻れるかなぁ、と思うばかりです。


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