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変わったお茶。~その27~

先月行ってきたストックホルム。2年待ちに待った訪問でしたが、今では夢だったのかしらと思うほど。
私の初夏が詰まった旅でした。

本日24~25日は夏至、ミッドサマーですね。スウェーデンではお祭り、どんななのかしら、立ち会ってみたいものです♡

さて、今回の旅でもお茶を沢山買いました。
一番の目的だったバレエ・スエドワ展では嬉しい事に展覧会の内容や人物にちなんだお茶が勢ぞろい。
迷わず全種類買いました。(帰国してからお土産に複数買うべきだったと反省するも遅し…)

そんなお茶の1つ目は「テ・ド・マレ=マレのお茶」
ブラック・ティーをベースに、ルバーブとクリームという日本ではあまりない組み合わせ。
夜のお茶にいただいてみました。
ブラック・ティーは癖のない、苦みもでにくい(2煎目でも苦みがでないタイプ)もので、そこにルバーブの香りが乗って、最後にふわっとミルキーな香りがただよう感じで。

マレの芸術への愛、豊かな生活、ダンサーとは距離がある存在だったそうですが、友人達には恵まれた彼の在り様が表れているのかな、と思ったり。

お茶で人物を表すのは余り考えてみなかったのですが、面白い!と思いました。例えば、ディアギレフ、彼はロシア人でサモワールのお茶を飲みながら打合わせをしたことが分かっています。
そんな彼をお茶にするとしたら、どんななんでしょう。愛用していた香水、ゲランのミツコのオリエンタルな雰囲気はバレエ・リュスを代表する作品でもある『シェエラザード』ともヨーロッパから見たロシアとも重なりそう。その上で福島恵子さんによる「ヴェルヴェットヴォイスだった」というイメージで少し甘い雰囲気も欲しい、あるいは軽いスモーキーでも合うのかもしれないですね。

そんな事も出来たらいいな、と想像が膨らむお茶でした。
お茶の楽しみは無限。飲んでも飲んでも新しいものがあって楽しいですね。

今回はマレが愛用したデパートNKデパートでもお茶を買ってきたのでまたこちらでご紹介したいなと思っています。

ありがとうございます。 欲しかった本やプログラムを購入し、Ballet Collectionの充実に励みたいと思います!