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16才6ヶ月のシニア犬のみきを見ていて思うこと

我が家のみきもだんだん老いていっているのだが、食欲はあるしうちの中をよく歩いている。前は鶏むね肉とさつまいもに粉ミルクをかけてあげたのをずっと食べていたのだが、この間一泊旅行で動物病院に預けて帰ってきてから口をつけなくなったので、ここ数日は笹かまとサバやブリとさつまいもに粉ミルクをかけてあげたのを喜んで完食してくれている。周りの人に聞いても毎日食べるものが違うから用意するのが大変よーという話と聞くので、みきはあまりわがままを言わずに食べてくれているんだな〜とありがたく思う。

夫はみきにはずっと横になっていた時にお世話になったんだから今度はお前がみきに恩返しをしなさい、と言われるがそれはどういうことなのか。ご飯をきちんと3食あげて、トイレも最近は粗相をするので、うんちもおしっこもその時にすぐに片付けてあげて、2日に一回の点滴を夫と協力しながらやって、今度は少しハードルが高いのだが、貧血になってしまったので血を増やすためのホルモン剤を注射してもらうために動物病院に通院するということが出てきた。これは2回ほどやったが体調が安定しない私にとってちょっとしんどい。天気がいい日は自転車で片道5分の道のりもさほど苦ではないのだが、雨の日にも行かないといけないことも想定して雨ガッパとみきのための雨カッパも買ってもらった。夫はみきのためにはお金を出すことは厭わないので治療にはクレジットカード決済ですむ。

最初はそんな雨の日には行きたくないので、そうなった場合は日にちをずらす、と夫には言ってみた。正直雨の中行くのは怖いので行きたくないと思った。でも、カウンセリングで、大事なのはやり遂げることではなくやってみるという姿勢を見せることなのではないですか?と言われてハッとした。結局、自分で考えて自分で判断して自分で行動するということが求められているのだろう、と思う。その繰り返しが人を成長させるのだろう。成長するということは勇気がいることもある。みきのお世話を通じて私は成長させてもらっているんだ。大変な時にみきにそばにいてもらった。今はそのみきに恩返しをする時が来たのだ。まずは晴れた日に雨ガッパを着て自転車に乗ってみよう。それがみきへの恩返しのさらなる一歩だ。そういえば、28才の時にニューヨークに渡って、初めて車で高速を運転した時のことが思い出される。怖かったけど、ワクワクドキドキして運転してた自分がいた。あの頃のことを思い出してがんばれ、自分❗️勇気を出してやってみよう。怖いかもしれないけど、自転車のメントナンスもこの間やっておいたから大丈夫だよ〜。


その翌日のこと。ちょっと曇っていた日に、意を決して生まれて初めての雨ガッパを着て、みきなしで練習のために動物病院まで自転車で行ってきた。この経験から、雨ガッパというのは中が暑くてびしょびしょになり汗もダラダラかく実に不快な思いをするものだということが分かった。それを夫に伝えても、ふーん、これで雨の日も行けるね、とのこと。私は内心違うってば!と言いたかったが、毎週土曜日に通院に行ってるから、土曜日に雨が降っても金曜日が晴れたらその日に行けばいいよね!と言ったら、あーそれはいい考えだね、と言ってくれた。しばらく雨が降る日が多いかもしれないけれど、何とか雨ガッパを着ずに乗り切れることを祈っている。それにしても、子供が小さいお子さんを雨の日に前と後ろに自転車に乗せて走っている親御さん達は偉いなぁと尊敬の念が出てきた。

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