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子供の頃から手先を使うのが好きだった

子供の頃から何か布を使って、袋を作ったりカバンを作ったりおじいちゃんおばあちゃんのメガネケースもどきを作ってあげるのが好きだった。ミシンでも作ってたけど、手縫いでちくちく縫うのが好きだった。編み物も好きでマフラーを作って父が単身でイランイラク戦争が起こっていたイランの首都テヘランに赴任することになる時もマフラーを編んであげたのを父は大事そうにずっと使っていてくれたのを覚えている。大人になってからも何枚かマフラーをあみ、友達やそのお嬢さんにあげたりもして喜ばれた。夫にも編んだあげたマフラーは無くされてしまったからは編んでない。

巾着袋はトルコブルーの気に入った布が手に入った時に2つ作って、ティッシュケースも作って友達にあげたりした。今は夫のズボン裾上げやボタンつけの時にちょこちょこと縫ってあげることくらいしかないかな。子供の頃はお菓子作りもよくして、去年はビスコッティ作りにハマっていた時もある。料理も元気だった時は栗原はるみさんのレシピを真似したりNADIAという料理アプリで簡単に作れそうなおかずを作ったりしていた。みきがいた時までは。

ペットロスは克服しなくてもいい、という本を読んで自分なりに乗り越えようとしているが、子供がいないせいか寂しさがつのる。今はお花を育てようかと思っているのだが、なかなか気分が上がらず自分でも情けないなぁと思うがみきは17年も一緒だったのだから仕方のないことなんだろう。気を紛らそうと趣味の園芸というテキストを買ってよんだりしてると両親が晩年庭いじりを楽しんでいたなあと思い出す。黄色いバラが咲いていて、それを父はこの苗は高かったんだ、と自慢していたが何でもお金に換算するところが父らしいなと思う。

お花いじりが好きな人は多いしバラを育てるのは格別に楽しそうだ。私はまだ初心者なので何から初めていいのか迷うがおととしはハイビスカスを育てていて黄色い花が3つ咲いたのをみた時は嬉しかった。この間まで咲いていたクレマチスは毎日水やりをしてると葉っぱがぐんぐん伸びているのがわかって楽しい。新しく買った花の苗も植え替えてあげた方がいいのだが、それも体力勝負。
何事もトライアンドエラーでやるしかないとは思ってる。雨の多い低気圧が近づいてくると体調が悪くなるので早く夏になって欲しい気もするが、去年のような猛暑になるのも憂鬱になりそうだし。爽やかな日があるとすごく嬉しいのは歳をとった証拠だろうか。


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