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天国にいるみきに手紙を書いてみた

みきが旅だってから3週間が経つが、みきを思い出さない日はない。午前中は買い物に出かけるようにしてるが、今日は1週間出かけてたので疲れてしまったようで、寒くて雨も降ってたしなんか午前中から横になってしまった。友達からの温かいメールを読み返したり聞きたい音楽を聞きながら大泣きしてしまい、友達に電話で話を聞いてもらってようやく昼ごはんを食べることができた。ごめんね、また長話になっちゃって。

いつも日曜日に見ているバラエティー番組で、同じ世代の女性軍3人の話を聞いていたら、1人の人が旦那さんと老後をどうしようかと話し始めて、老人施設に一緒に見学に行った話をしてて何でもうそんな話してるの?とびっくりしてしまった。私の両親はもういないが多少はお金を持っていたおかげで2人ともいい老人ホームに入れた。父は入ってからすぐ誤嚥性肺炎になり、延命治療を受けないというサインをしてホスピスにうつりそこで亡くなったそうだ。80才だった。母は老人ホームに入ってから思いの外87才まで長生きした。2人とも兄夫婦が面倒を見てくれたので、私は両親ともに晩年は会うことなく過ごした。だから、親が亡くなったと聞いてもドキリとして泣いたりはしたが、メンタルをやられていた2人には会わない方がいいと夫や兄夫婦と伯母夫婦の配慮で会わなかったので、親が弱っていく姿を見ずにすんでしまった。

だから、老いていき最後の最後まで面倒を見たのはみきが初めてだったので、白内障になり目が見えなくなり耳も聞こえなくなり鼻も悪くなって、壁や家具にぶつかりながらヨボヨボと歩いてケージまで行き、ご飯をガツガツと食べていた姿を見るのは切なかったが、立派な生き方に私はたくさん学ばせてもらった。みきは最後まで生きることをあきらめなかった。粗相をするようになりオムツをしてその中にうんちをするから汚れた下半身をぬるま湯で手で洗い濡れたタオルで拭いてあげてからまたオムツをつけてあげるという事を自分がしてたのが今思うとよくそこまでやったな、と自分を褒めてあげたい。やる前はそんな事できないと思ってたが人間やろうと思えばできるんだな、と感心する。夫にも先生にも随分励ましてもらった。

今日は気持ちが落ち着かないので、前にカウンセラーさんに亡くなった人に手紙を書くのもいいですよ、と聞いたので、みきに手紙を書いてみました。そうしたら少し落ち着いて、夫にもヤッホーと声をかけていた。イラストも2枚描けたし、今日は出かけなかったけどゆっくりできてそれなりに充実できて良かったかな、と思う日だった。

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