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Netflixで、「きのう何食べた?」を見て

2020年にテレビでドラマ化された、きのう何食べた?にハマっていて、いまネットフリックスで第10話まで見ているが、これで二回目だ。西島秀俊演じるシロさんと内野聖陽演じるけんじのゲイのカップルの日常生活を描いたなんとなくほのぼのとする物語だ。

このドラマのイントロの帰り道という曲を聴いてると、子供時代に実家で食べた食卓を思い出す。このタイトルから分かるように、このドラマにはおふくろの味のようなシンプルなおかずをシロさんが作り、けんじがいつも大はしゃぎしながら食べるというシーンがよく出てくる。

ここでは、普通のカップルや夫婦に起こるような事がゲイカップルだからと見過ごせないような事がいろいろ起こる。喧嘩もたくさんする。第10話で、弁護士で見た目もかっこいいシロさんが浮気をしないようにと過去に自分も浮気した事があると告白するシーンがあるのだが、取り乱すけんじにうろたえるシロさんは黙って話を聞いて受け止めている。

いま世の中には浮気が見つかって謝罪している人達がいるが、なぜそういう事になってしまうのか。浮気された側は自分には責任はないと思うかもしれないが、私も前の結婚で知らない間に浮気されていたので、こちら側にも非があったと思っている。相手の気持ちをもっと大事にしていれば良かったと思う気持ちは今の結婚生活の中で生かしていかなければ同じ事が繰り返されてしまう。幸い今の夫は私が入院している時も毎週一生懸命お見舞いに来てくれてたので、どれだけ救われたことか。自信を取り戻したのも彼の献身的な姿勢によるものだ。だから、いま何とか夫とうまくやりたいと歩み寄ろうとしてるし、電話カウンセリングのおかげもあって自分が何が足りないのか気づかせてもらっている。

何度か危ない時もあったけど、どうにかこうにか再婚して20年が経ち、いま2人で夫婦でいられる日々をしみじみとありがたいと思う。どんな変な親元で育ったとしても、努力をすれば人間何とか希望を持ちながら楽しみを見つけながら普通に過ごせることを自分自身で証明している。

最近ハマっているビスコッティ作りを今日もやっていたら、珍しく夫がビスコッティって美味しいの?と聞いてきたので、美味しいよ、と答えると、じゃあ焼き上がったら一つちょうだいと言うのでいいよ、と返事した。内心ではやっと興味を持ってくれたかー!と飛び跳ねたいほど嬉しかった。食べた時の感想は、シナモン入れた?と一言。うん少し入ってるよ、と答えたら、シナモン高いからね、と言うので無くなる前に買い足しとくからと夫が気にしていることを言ってフォローできて、ホッとした。今朝も夫が好きな牛乳が無くなり慌てて近くのスーパーに行って買い足しておいた。2人で料理をしているとそういう思いやりが必要だなぁと改めて思った。


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