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部下に、腹割ってほしいとき。
響きも声量もたっぷりの方。特に男性です。
声にコンプレックスはないし
むしろすごーく、いい声。
ボイトレ受けようなんて
考えたこともなさそうで
普通に楽しく喋ってるだけで
こんなに豊かだなんて、うらやましいくらい。
圧倒的な存在感。
でも
その声に、ほんとに周りが圧倒されちゃうんですよ。
その声で、ちょっと冗談で自慢話でもしようものなら、めっちゃ本気で自慢してる感が出ちゃいますよね。
たとえばそれが部下の方相手だと
こちらとしては笑ってほしいネタなのに
『笑うとこじゃない、褒めるとこだ!』って受け止められちゃう。
結構な威圧感と迫力なんですよ。実は。
顔立ちもはっきりしてたりすると、なおさら。
(こういう声の方は顔の骨格も立体的だったりするので。頬骨や鼻が高かったり。)
部下が、もうちょっと、腹割ってくれたら、いろいろスムーズに進むのになぁ‥‥ってことなら
気息音(息もれ声)を使えるようになりましょう。
音圧を、上げないために。
●音圧を下げる、ウィスパーボイストレ
あのね、威圧的な声って
声帯が厚くて重くて声が強いんです。
音量ではなくて、音圧が強い。
イコール、息もれが少ない。
なので、積極的に
息もれ声の練習してみましょう。
ウィスパーボイスとも言われるものなんですけど
声の周りを息で覆って出す声です。
ファルセット、っていう裏声みたいな。
『あーーーー』の前にちっちゃい“H”をつける感じ。
(h)Aーーーーー です。
息いっぱい出てっちゃうんで
みぞおちの支え、くっと使ってくださいね。
その声の出し方で、中〜低音域も出してみる。
声帯を、開く方の筋肉の筋トレです。
バリッと強い声を出す方、これできない方も結構いらっしゃるんで。
実際話すときはそんなの意識しなくてもその筋肉が動いてくれるように
トレーニングしましょう。
強い声、やわらかい声、いろいろ出せるようになると
いろんなタイプの人と接するときにすごく役立ちます。
なんで息もれが大事かっていうとー
えーーーっとですね
パラ言語、って、聞いたことありますか?
話し手が聞き手に与える言語情報のうち、イントネーション、リズム、ポーズ、声質といった言語の周辺的側面のこと
なんですが。
日本語を使ったコミュニケーションの中で
《気息音(息もれ声)がどのようなパラ言語情報を伝達してるか》について研究発表された論文があるんですけど
ざっくり言うとね
息もれ声は、気持ちがこもってる、興奮してる、相手の話に興味を惹かれてる、謙遜してる
っていう印象を、相手に与えるんですって。
へーーー!ですよね。
感心する時、ハ行だし(笑
これは、演じろってことじゃなくて
わたしの印象では
人間らしい感情が動いたときに
息もれ声になるんじゃないかなぁと思うんですよね。
ね。そんな声で話してたら
まずこっちから、腹割ってるってことが伝わりやすいですよね。
そしたら相手だって、そうしやすくなる。
息もれが伝えてる情報は
相手との距離を縮めてくれそうですよね?
たくさんの人とコミュニケーション取りながらお仕事されるほどの立場の方なら
上半身の力みが強くなってることも多いです。
いつも頭いっぱい使って
知らず知らず、肩に力入っちゃってる感じ。
守らなきゃならない人たちが、たくさんいるんでしょうし。
もともとの声帯の質が、重くて厚いならなおさら。
気息音、練習してみてください。
リラックス効果も、ありますし^^うん。
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