見出し画像

デザインと、ソーシャルデザイン雑記#3ぐらい

4月からかかわらせてもらっている、東京多摩エリアの創業支援講座がとても楽しい。



「クリエイティブ×地域で、暮らしを面白くするビジネスが生まれる。」
このスローガンとても好き。

前職でもいろんな地域の創業支援をしていたときには「建築家やデザイナー、めちゃめちゃ必要だよね…」と話して急遽ゲストとして迎えたり、実際にアドバイザーになってもらったりしていた。

Teip SchooL多摩エリア(時々東京の東側)で開催され、いろんな駅のいろんな施設で講座が開催されるのだが「駅前」は特にその地域のスタンスが現れるなと思い、つい少し早めについて一人でまち歩きをしてしまう。

私は、待ち合わせや作業のときにチェーン店を使うし、ショッピングモールで買い物をすることもある。その存在をはなから否定するのは現状難しいのだが、いつからか「地域」は消費の主要拠点になったなあ…と大きなショッピングモールの中を偵察(出店やイベント開催状況から客層見るのが好き)しながら少し切なくなる。

話をTeip SchooLに少し絡めると、消費の主要拠点になってしまった「地域」を、どう「創造」の主要拠点になるか?が、クリエイティブが混じり合うおもしろさであり、チャレンジングな問いなのではないかと考えている。

それは視覚デザイン的なものづくりだけでなく、暮らしている人の行動や、購買の選択のデザインも当てはまるのかもな…と、先日講座内でのグループ発表を聞きながら思った。

スモールビジネス(小商い?)とかソーシャルデザイン文脈のマイプロジェクトとか、いわゆる地域の市民活動(NPO、ボランティア)は、一見離れているように見えて共通するものがあると思っている。

「支払いたいお金」「ほしいもの」「こうありたい行動」それらを支える「価値観」支流からどんどん価値をつくっていくことなんだなあと。

以前友人が「ソーシャルデザインは、お金の流れを変えることだよね」って言っていたことがあった。後にも先にも個人的にこれ以上しっくりくる「ソーシャルデザインの説明」はないなーと思っている。素晴らしい友よ…。

というようなことを、地域という範囲でどんどこ動いていけたらいいなーと思っている最近。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?