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オール5を目指す生き方から、自分を解放しよう

今週すごく久しぶりに、あるを見た。

高校の期末テスト直前。
もうすぐ大切なテストだと言うのに、どこが範囲なのか全く検討がつかない。私は何を勉強したらいいの?完全にパニック。

もしこのままテストで悪い点数をとってしまったら成績が下がる。もし成績が下がったらいい大学に指定校推薦で行けない。私は頭が悪いから、決められた範囲の点数は取れるけど、入試なんて絶対に無理だ。どうしよう、どうしよう、どうしよう。あー、もう私の人生終わった。

今まで、何度も繰り返し見てきた夢だった。

学生時代、ずっと成績が良かった。
5段階評価で言うと、一度も2以下をとったことないし、3が付いたのも片手で数えられるくらい。平均して4.5くらい。
(いつもオール5を目指していたのに、一度も取れなかったから、ずっと自分の頑張りを認めることができなかったケド)

きっと私は、悪い成績をとる自分が絶対許せなかったんだと思う。
(いつも、悪い成績をとったらどうしよう…と妄想して不安だったから、もし学生時代にめちゃくちゃな成績を一回でもとってたら、なんてことはない。大丈夫って思えていたのかな。やっぱり経験は買ってでもしたいよね)


頭のいい人がよく言う、「なんとなくできた」ではなく、すごく必死に努力していたから、高校時代は、テスト前勉強のしすぎでほぼ毎回腱鞘炎になるくらい(笑)


今改めて振り返ると、そもそも勉強自体すごく好きだったと思う。新しい知識に触れることや学ぶ事に純粋にワクワクするし、自分の世界が広がるから楽しかった。


でも、それよりも苦手教科で悪い成績を取らないように、頑張るエネルギーの方が圧倒的に大きかった。


私は物心ついた時から、「私は頭が悪い」って思っていた。だから頑張って努力しないと、いい成績が取れないって、本気で思っていた。


さらに、今で言うと古い価値観と言われるような、いい大学に行って、いい会社に就職するのが正解、成功!そのために、いい成績を取り続けないといけないって当たり前に信じていた。(逆にそうしないと、人生失敗!って思い込み)

時々、中学時代の担任のこの言葉を思い出す。

「今は、オール5の人がすごい!とか平均して成績がいい方がいいと思ってるかもしれないけど、大人になったら例え5を1回しかとったことがない人とか、1や2がたくさんあった奴の方がうまくいく」


中学生当時は、はっ?成績はいい方が絶対いいに決まってるじゃん!と思ってすんなりは受け入れられなかった。でも、もしかしたらそうなのかもしれない…と感じてすごくドキッと響いたから、今でも映像としてリピート再生される。

当時先生は全然違う意味で言っていたかもしれないけど、今の私はこう解釈する。

できないことや苦手なことがあるそのままの自分を認められる自分を育てていこう。欠点と感じることを埋める生き方はしなくていい。目に見える数字に捉われず、自分が好き!楽しい!得意!を大切に。


このタイミングでこの夢を見たってことは、私はまだ自分に欠点がある、欠点だらけと思っていて、その欠点を隠したり埋めたりするために、無意識でたくさん頑張っているんだろうなと受け取った。


そもそも苦手なことがあっても、それは私という人間の欠点にはならない。ただ、苦手ってだけ。(ごっちゃになってるだけで単純に興味ない、好きじゃないってことも含まれるかもね)


苦手なことがある=人間として欠けてるじゃないのに、私は、欠けてると感じる自分が、いつもどんな時も受け入れられなかった。

だから、苦手を見つけては、もう反射的にできる風に見せる(成績とか)ために頑張り続けてきた。

でも、そろそろいい!
もう、お腹いっぱい!

「オール5」を目指す生き方から、そろそろ自分を解放しようと思う。



私はそのままでいい。
いいじゃない、もう既に完璧なんだ。
私が今まで、ポンコツで不完全と思ってきたこのこの私こそ、私なんだ。
もういい加減認めて、解放しよう。


もっと自由に、ありのままの私を表現して生きるんだ。


〜おまけ〜

こうやって書いて客観的に見てみると、不足感から頑張っていたとしても、ずーっと頑張り続けていい成績を取り続けていたって、普通にすごいなって思えた。
よく頑張ったね、偉かったね私!!

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