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スマレポ

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医療介護現場でのテクノロジー活用を進めるプロジェクトのなかで、職場内の感謝を共有する仕組みとヒヤリハット報告をデジタル化したものをスマレポとなづけて開発を進めています。 その作成…
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#ヘルスケア

医療介護現場でさまざまな実践をされている方たちへのインタビュー -スマレポ日記3-

さまざまな立場の人にインタビューこれまでも複数の方へのインタビューを行い、以前の記事でもご紹介しました。 すでに様々な実践をされていたり同じような仕組みの実践を考えられている方たちにインタビューを行うことでプロダクトを開発する際の参考になることが多いので、その後もインタビューを続けており今回も報告します。 大病院に勤める医師へのインタビュー 数百床ある病院でさまざまな取り組みをされている医師にインタビューをお願いしました。 こちらの病院では電子カルテを用いているだけでな

テクノロジーの活用で情報共有 -スマレポ日記2-

スマイルレポートとは何か 私は在宅医療に関わる医師です。 医療・介護においてテクノロジーの活用を進めたいと考えていてプログラミングの勉強を始めました。 まだまだ紙媒体での情報共有が多い中で、職場内の感謝を共有するサンクスレポートと、一般に紙ベースで行われているヒヤリハット報告をデジタル化することを考えています。 サンクスレポートでポジティブな情報を共有しヒヤリハットレポートの活用で同じミスの繰り返しが減れば、職場内の笑顔が増えると考えて、この二つのレポートをまとめたものを

テクノロジーの力で医療介護現場で繰り返されるミスを減らしたい

まずはこちらの動画をご覧ください。 自己紹介と企画の背景私は在宅医療に携わる医師です。 医療・介護は人が行うものであり、些細なミスがつきものです。 ミスが起こりにくくなるよう仕組みを整備したり現場で工夫を行なったりしていますが、特に医療介護現場の場合は重大事故が命に関わることもありヒヤリ・ハット報告をするという習慣があります。 大学病院のような大病院や薬局は、日本医療機能評価機構にヒヤリ・ハットを報告する義務がありますが、中小の病院やクリニックにはそういった仕組みがありま

ヒヤリ・ハット報告オンライン化でのクラウドファンディングに向けて

以前の記事で、ヒヤリ・ハット報告をオンライン化する企画について書きました。 元々のきっかけは当院の医師から「ヒヤリ・ハットを簡単に共有する仕組みがあったらいい」という提案があり検討事項として頭にあったところ、私自身がプログラミングを学ぶことになったため自分で仕組みを作ってみようと考えたのがことでした。 現状の紙ベースでのヒヤリ・ハット報告では、書く手間も大きくなかなか報告書を書かないし、書いて報告したとしてもその後の情報共有が不十分になりがちなため、ヒヤリ・ハット報告をオ