“Being:在り方”が重要、で思い出したエピソード
こちらの記事でも紹介しましたように、はせくらみゆきさんは著書「宇宙を味方につけるリッチマネーの秘密」で、
見えるもの(Results:結果・果報)の奥には、そうならざるを得なかった行動次元(Doing:やり方)の動きがあり、その行動次元を規定する根っこの場所、つまり、想いや考え方といったマインドの次元(Being:あり方)が根本に横たわっている
ことを説明されています。
この説明を読んで、思い出したことが2つあります。
そのひとつは、孫正義さんのエピソード。
孫正義さんがまだ仲間二人と三人で事業を興すべく、初のイベント出店したときのエピソードで、孫正義さんがミカン箱の上に立ち
「豆腐を一丁、二丁と数えるようにお金を数えるように成る!」
と、高らかに宣言した、というエピソードです。
まだ、何も売り上げていない状態でのこの宣言に、仲間二人は呆れ果てて孫正義さんの元を去った、そうですが、今や・・・
もうひとつは、稲盛和夫さんのエピソード。
稲盛和夫さんが、経営の神様、松下幸之助さんの「ダム経営」の講演を聞きにいかれた時について語ったエピソードです。
松下幸之助さんが、
ダムのように、100万円の備蓄を常に持つような経営を行うべし
という内容の講演を行い、質疑応答になって、参加者のひとりが
「どうしたら100万円の備蓄をこさえることができるのでしょうか?」
と質問したところ、松下幸之助さんは
「さぁ。それがわかれば苦労しませんのや。」
と答えられたそうです。
それを聞いて、会場は失笑にも似た笑いで満ちたそうです。
この時、稲盛和夫さんは、ハッと気づかれたそうです。
「100万円の備蓄を作ろうと思わなければ、100万円の備蓄はできないのだ!」
ということに。
“どうやって”は、“こう在りたい”と思うことまず在って、生まれてくる。
まさに、モノ・コトが現実化していく流れを伝えるエピソードだなぁ、と、思い出したエピソードです。
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