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「デザイン」を自分ごとに!入社メンバーへのオンボーディングにデザインセッション新設!

カミナシでコミュニケーションデザイナーをしている白川です。昨年2023年5月の入社から時が飛ぶように過ぎ、10ヶ月目を迎えようとしているのが信じられません…!(入社エントリー以来、2本目のnoteです。)

「コミュニケーションデザイナー」という肩書きでの入社は初めてだったので、日々自分の役割を探りながら仕事をさせていただいております!

そんな中、昨年10月にもう一名コミュニケーションデザイナーのwakaさんが入社され(待望・・・)、我々もようやくカミナシのCD(コミュニケーションデザイン)チームとして動き出しました。

ブランディングという課題

自分たちで感じている課題の一つはブランディング。

ブランディングというと「カミナシらしさ」を形成していく作業と言っても良いと思いますが、どの会社でも課題になりがちな「らしさ」と言われる部分はデザイナーだけが作るべきものでなく、組織に所属する一人一人が作り上げる(醸し出す)ものだと思っています。

そのためにはある程度社員が同じ方向を向いて「デザイン」に対しての理解や認識をしていく必要があるのかなと思っています。

というのも、企業によってデザインの期待値や役割は多少なりとも差があるものと思っているので「カミナシにおけるデザインの役割」を他チームにも理解してもらうことが大切なのでは、と考えました。

そうすることで日々の社内デザイン業務のコミュニケーションもスムーズになります。デザイン制作も企画側から内容が固まったものだけをデザイナーが受けるのではなく、ケースによってデザイナーも企画に入ることで最適なアウトプットができるようになるはず。

そこで・・!

入社メンバー向けのオンボーディング実施!

中途入社者向けの入社オンボーディングリストの中に、デザインに対しての共通認識を形成することを目的とした「デザインセッション(30min)」を新設していただきました!!(とても協力的に動いてくださったHRチームに感謝すぎる🙏)

実際のデザインセッションに使用した資料
このセッションの目的を冒頭に説明

このセッションは大きく3つの構成に分けました。

① デザインを自分ごと化する
② デザイナーの思考の紹介
③ デザイナーとの関わり方

今回のnoteでは触りだけにはなりますが上記の内容を紹介させていただこうと思います!

① デザインを自分ごと化する

我々デザイナーからすると、普段の日常業務でデザインに触れているので、人によって多少の違いはあれど本質だったり定義は理解していると思います。

だけど、他の職種の方からするとデザインを身近に感じているものとは限らないですよね。デザイナーと接する職種ではない方もたくさんいるのが当たり前です。

そこで「じゃあ、デザインってそもそもなんだっけ?」の認識合わせから始めました。

そこでわかりやすいのは「アート」との比較。もちろんアートもデザインも定義しきれない部分があるのは承知の上ですが、デザインを理解する上での比較材料とすると、いろいろ見えてくるものがあります。

中でもデザインのことを語る時に「感性が必要だから自分には無理だなぁ」とお話しする方は結構多いのではと思います。でもデザインという作業は問題を解決するためのとてもロジカルな作業なので「感性」と括るのは違います。

それにデザインで「感性」が必要だとしても、それは「知識」によって解決できる部分もたくさんあります。(これを読んでくださっているのがデザイナーの方の場合、この辺は共感いただけるのではないでしょうか。)

デザインの共通認識を形成した上で、今度はそれぞれの職種において、「悩み事」「問題」の事例を出し、それもデザインで解決できることだと紹介をしました。

そんな風に、デザインに対するちょっとした意識のズレや認識を揃えていければ、「自分には関係ないもの」から「普段から意識すべきもの」へと考え方が変化するのではと考えました。


② デザイナーの思考の紹介

次に、デザイナーが普段仕事をするときにどんなことを意識しているのかを理解してもらうために、いわゆる「デザイン思考」の事例を紹介しました。

ここでは「デザイン思考ってすごいんだぜ!」「デザイン思考取り入れていこう!」というのを押し付けるつもりは全くなく、あくまで「こんな考え方もできるんです」という紹介を目的として有名な事例をいくつかお話しています。

押し付けるつもりは全くない、と言ったのはデザイナーによっても考え方は色々ありますし、それを取り入れなくても解決できる方法はたくさんあるからです。ただデザイン思考の事例を取り上げたのは、思わず「へー!!」と言ってしまうことも多く、デザインに対して興味を持ってもらいやすいと思ったからです。

有名なエレベーターの事例


③デザイナーとの関わり方

そして最後にお話するのがデザイナーの業務への関わり方です。
ここも②と同様、「是非こうしてください!」と押し付ける前提では全くありません。

ただ、これまでの話を踏まえると、業務のフローの中でデザイナーが関わるフェーズがちょっと変わるかもしれないですよね。

もしこれまでは「企画や要件をガチガチに高めて作るものを明確にしてからでないとデザイナーに依頼しにくい」と考えていた方の思考がこのデザインセッションを受けて「要件決めの時にデザイナーに壁打ちして良いんだ」となっていたらその時は全然巻き込んでくださいね、とお伝えしたかったのです。

嬉しい反応と今後の期待

今回実際セッションを聞いていただいた方からは、
「こんな相談もしていいのかというのが分かって良かった!」
「実際のCD案件を見てみたくなった!」

といった意見をいただけました!

他のチームの方々が普段忙しそうに働いているのを見ていると相談があってもどんなタイミングで協力を依頼していいか迷う時もあります。一生懸命働いていたらそう考えるのは普通かもしれません。

でもそれって必要なコミュニケーションが失われている瞬間なのかも。僕らコミュニケーションデザイナーは、クライアントだけでなく、チームメンバーや同じ会社で働く仲間に手を差し伸べられるチームでありたいと思うのです。

冒頭に記載した通り、CDチームとしてまだまだスタートを切ったばかりで、チーム内でも「ブランディング」という言葉が飛び交うもののまだまだできていることは少ないです。

ですが今回ご紹介した「デザインセッション」をはじめ、一つ一つの施策や行動がやがて大きなブランドへの成長につながると思うのです。

未来を見据えつつも目先の「自分たちがやるべきこと」を着実に進めていこうと思います!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!



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