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#005 『myogを始める』

まず、日本橋にある『TRAILS』というmyogの素材やパーツが充実しているお店に通い始めた。そこで紹介された「OUTDOOR FABRIC/アウトドアファブリック大全」なる本も購入して勉強した。

ダイニーマ、キューベンファイバー、X-PAC、シルナイロン、タイベックなどのアウトドアファブリックや、コードロックやラダーロックやバックルなどのプラパーツを一通り購入した。そららを自宅に持ち帰り、リビングの床に並べて眺めているだけで、ついついニヤけてしまうくらい楽しかった。

入手したプラパーツを床に広げて見ている。実は使い方がよく分かっていないものも。。

でもそういった生地は少々単価が高いので、近くのユザワヤで安い生地を買ってきてそれでアルミクッカー用の巾着ポーチを作った。止せばよいのに、自分は手先が器用だからいけるだろうと思って、初めてなのにも関わらず、底マチを円形にした円柱状の巾着にトライした。

初のmyog、初の巾着作り、初の針仕事、しかも手縫いで。

かなり丁寧に作ったのだが、縫い幅はバラバラだし、真っ直ぐ縫えていないし、完成度は全く高くなかった。それでも自分で作ったという満足感は大きかった。自分で作った料理は美味しく感じるというけど、それと同じだと思う。

初めて作った手縫いの巾着ポーチ。縫い目が不均一だがそれもご愛嬌、今でも愛用している。

そして次の週末には、クッカーとセットで使うカップ用の巾着ポーチを作り、その翌週にはホットサンドメーカー用の巾着ポーチを作った。手縫いで作るポーチにだんだん慣れてきたが、それと同時に限界を感じ始めて、そして翌週にはミシンを買っていた

『子育てにちょうどいいミシン』というのが、わたしが購入したミシンだ。なぜそのミシンにしたかというと、名前からは想像できないが、このミシンが最もデザイン性が高かったからだ。世の中の大半のミシンは白いが、これは黒くてとてもミニマムでなかなかカッコ良い。価格も1万円台とお手頃で、初心者向けのため機能も必要最低限しかついていないが、それでも十分だった。

『子育てにちょうどいいミシン』
名前からは想像できないデザイン性の高さで、2020年グッドデザイン金賞を受賞。

人生初のミシン。足でペダルを踏む瞬間はけっこうドキドキした。安い布の端っこで試し縫いするだけでかなり楽しかったし、まっすぐ縫えることが感動だった。もしかしたらミシンは「私が人生で購入して良かったもの10選」に入ってくるかも知れない。少なくとも2022年版の暫定一位になっている。

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