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アメリカメディアウォッチへようこそ。

2021年から始めたアメリカメディアウォッチですが、アクセスが多かった特集を3つご紹介したいと思います。


1: 動画配信ビジネスの成長が鈍化

2020年のコロナ禍による急激な成長もあった分、2021年は動画配信サービスの成長が伸び悩んだ年と言えるかもしれません。


2: 激動のメディア業界。

そして2021年はびっくりするようなニュースが相次ぎました。激動の年になると予測して去年このnoteを始めたのですが、想像を上回りました。

個人的にはブライアン・ウィリアムズの退職が一時代の終わりを伝えているようでとても印象的でしたが、激動の時代がこれで終わるとはとても思えません。


3: スポーツメディアの大きな転換点

3つ目はスポーツについて。ESPNにNHLが久しぶりに帰ってきた一方、加入者の減少が止まりません。さらに地域スポーツチャンネルで四半世紀にわたって続いてきたFox Sports Netが終了し、引き継いだBally Sportsは様々なプラットフォームに契約を切られ危機的状況に陥っています。

各社の戦略は本当にこの流れで大丈夫なのだろうか?と個人的に感じた1年でした。


2022年の注目点は?

1番の注目は上記でご紹介したスポーツ関連だと思っています。その中で下記4つに注目しています。
・MLB労使交渉
開幕までに妥結するのでしょうか。個人的には難しいような気がしています。そうなると試合が延期となるとESPNや地域スポーツチャンネルは更なるダメージを受ける可能性。
・オンラインベッティング
ニューヨーク州でオンラインベッティングが解禁されます。ニュージャージー州は解禁されているため既にトライステートエリアのローカル局ではギャンブルのCMがだいぶ多いですが、今年はさらに増えるのでしょうか。
・DTCモデル移行
Bally Sportsが生き残りをかけてDTCに突き進むと思いますが、果たして成功するのか。さらにESPN+はPGAゴルフも加えて着々とコンテンツを増やしていますがこちらもリニアからの移行はスムーズに進むのでしょうか。
・NFLのメディア事業(放映権含む)
NFL Networkなどを運営するNFL Mediaの株式の49%をアマゾンが取得するという報道が出ています。果たしてアマゾンは株式を取得するのでしょうか。さらに地元局で放送していない試合を中継する「NFL Sunday Ticket」の放映権が切れる中で果たして次は誰がこの権利を得るのでしょうか。

あとはワーナーメディアとディスカバリーの合併や、NFTを含むWeb3への対応も注視していく必要があるのではないでしょうか。

2022年もこのnoteでは様々な分析をお届けしてまいります。最新情報についてはTwitterで発信していますので是非フォローしてください。引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

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