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なぜ社会人は時間がないのか

一般的な平日のサラリーマン像を想像すると、1日に8時間働き、8時間寝たとして、まだ8時間も自由時間が残っているように思えます。しかし実際はそんなのおとぎの国の話であり、現在世界ではそんなに時間はありません。ではどれくらい時間がないのか、検証します。検証方法としては、仕事時間や睡眠時間など1日のさまざまな行動にかかる時間をネット上のデータから拾い、平均的なサラリーマンのモデルを作り上げ、実際にどれくらい自由時間が残るか見てみます。
まずは労働時間です。厚生労働省の「毎月勤労統計調査 令和4年分結果確報」を参考にしました。これによると、平均的な日本人は月の19.4日の出勤に対して合計162.3時間働いているので、一日約8.4時間(8時間24分)働いていることになります。これは残業時間も含んでいます。ちなみに残業時間の一日平均は約0.7時間(42分)のようです。
計算しやすいようにざっくり8.5時間(8時間30分)として、今時点の自由な時間を算出します。
24h(1日の時間)- 8.5h(勤務時間) = 15.5h(自由な時間)

次に仕事中の休憩時間です。先ほどの統計は休憩時間は含まれていないそうです。休憩時間は良い感じのデータがなかったのですが、大体の会社が1時間か45分かと思います。どちらかと言えば1時間の方が一般的だと思うのでこれで計算します。
24h(1日の時間)- 8.5h(勤務時間)- 1.0h(仕事中の休憩時間) = 14.5h(自由な時間)

次に会社への通勤時間です。テレワークが増えたとは言え大多数は通勤していると思うので、家から会社までの平均通勤時間を計算に加えます。総務省統計局の令和3年に実施した社会生活基本調査によると、通勤時間の全国平均は一日1時間19分(往復)だそうです。計算しやすいように1時間15分(1.25h)とします。
24h(1日の時間)- 8.5h(勤務時間)- 1.0h(仕事中の休憩時間)- 1.25h(通勤時間) = 13.25h(自由な時間)

次に朝の身支度です。着替え、朝ごはんの準備、朝ごはんを食べる、歯磨き、化粧、洗顔など朝色々やることがありますよね。これはデータはないのですが、まあ平均して1時間くらいでどうでしょうか。
24h(1日の時間)- 8.5h(勤務時間)- 1.0h(仕事中の休憩時間)- 1.25h(通勤時間)- 1.0h(朝食、身支度) = 12.25h(自由な時間)

次に夕方仕事から帰った後にやることです。これもデータはないのであくまで推定時間になります。夕食は準備と食べる時間で1.5時間、風呂は0.5時間、家事や雑務で1.0時間とします。この辺りは家庭環境で大きく変わると思いますが、とりあえずこの値で計算します。
24h(1日の時間)- 8.5h(勤務時間)- 1.0h(仕事中の休憩時間)- 1.25h(通勤時間)- 1.0h(朝食、身支度) - 1.5h(夕食) - 0.5h(入浴) - 1.0h(家事、雑務)= 9.25h(自由な時間)

最後に睡眠時間です。OECDの2021年の調査では日本人の一日の平均睡眠時間は約7.3時間(7時間18分)だそうです。計算しやすいように7.25時間とします。
24h(1日の時間)- 8.5h(勤務時間)- 1.0h(仕事中の休憩時間)- 1.25h(通勤時間)- 1.0h(朝食、身支度) - 1.5h(夕食) - 0.5h(入浴) - 1.0h(家事、雑務) - 7.25h(睡眠)= 2.0h(自由な時間)

以上で考慮する項目は終わりです。さて結果を見てみましょう。
社会人の一日の自由時間はわずか

2.0h(自由な時間)

2h

2

2

2?

2

2..

自由なじかん..

2

Why?

2

2

2

2

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