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正月ルーティーンに失敗した話。

毎年、個人的な正月のルーティーンが二つあるのだが、今年はその二つとも成し得なかった。

大晦日の12月31日から謎の微熱が続く体調不良で寝込み、文字通り「寝正月」となってしまったからだ。

結果、体調が元に戻ったのは1月7日。
治すのに一週間もかかってしまった。

謎の体調不良で寝込む年末年始

本来行っていた個人的な正月のルーティーンとは、

・1月1日にランニングをするをこと。
・1月2日に書き初めで抱負を書くこと。

この二つ。今回はそのうちの書き初めについて書こうと思う。これについては大昔、自分の中学時代に遡る。

校内書き初め大会 其の1-挫折-

中学校の時、年明けに必ず書き初め大会があった。

小学校の頃から書道を習ってきた子たちが金賞・銀賞・銅賞を、毎年毎年当然のように掻っ攫って行くのが悔しかったことをよく覚えてる。


なぜなら、僕は本格的な書道を習ったことはないものの、筆で文字を書くことが得意(だと思っており)で、習字の時間が大好きだったからだ。


だから中学一年生の時の初めての書き初め大会で、多少の自信を持ちつつ作品を提出したものの結果何の賞にも選ばれず、逆に賞をとった子たちのレベルの高い作品を目の当たりにして愕然とした。

書き初め大会で味わう挫折

リベンジに燃えた中学二年生の書き初め大会でも入賞は出来ず。賞を取った子たちのメンツは一年前とほとんど変わらない。悔しくて悔しくて、僕は文字を丁寧に書くことをそれからも意識し続けた。


校内書き初め大会 其の2-反骨精神-

だから最後の中学三年生の時。ついに「銅賞🥉」を貰えた時は死ぬほど嬉しかったのを覚えている。たかが銅賞、たかが校内書き初め大会。

だけど、自分にとっては何度も何度も何度も書いた3年間の努力の証。

書き初め大会といいつつ、そんなもの適当に書いて提出すればすぐ終わるイベント。正直、入賞者含めてそのイベントに燃えていた生徒は自分以外他にいないだろう。

でも昔から人一倍反骨精神が強く、自分の好きな「文字を書く」ことにおいて何としてでも結果を出したかった。

めちゃめちゃ書きまくった


今年の書き初めに選んだ言葉

それ以来、自分にとって書き初めは努力を実現した象徴のようなものとなった。自分の意志を文字にすることで、実を結ぶ気がするのだ。

目標とか抱負とかそんな大袈裟なものでなくても、「今年はなんとなくこの言葉を意識してみようか」とかその程度のことでも思ったことを正月に筆で書く事が毎年のルーティーンとなった。

正月(三が日)は寝込んでいたので書くことができずルーティーンを崩してしまった。けれど体調の回復した1月7日、いつもより遅れてしまったけど今年書いたのがこれ。

昨年、色々な人に会いに行って愛のある言葉を沢山もらった。僕は自分の好きな人たちには常に笑顔でいて欲しいしそのためには自分も笑顔でいようと思った。自分の中で愛と笑顔は繋がっている。そう感じた一年だったので、今年はこの言葉を選んだ。

最後に失敗をポジティブに捉える

ちなみにもう一つのルーティーンのランニングも元日にはできなかったけど同じ1月7日に今年初のランをすることができた。

今年の年賀状に描いた一富士二鷹三茄子のイラスト

ルーティーンを例年通りにできなかったことは自分的にもショックだったのだが、逆に言うと2024年はここ数年では起きなかった何か凄いこと(もちろんいい意味で)が起きる前兆では…?と思うようにした。


そもそも正月に書き初めもランニングもできないとは思ってもいなかったのだから、この先も予想もしない一年になるに違いない。そんなわけで今年はワクワクがとまらない最高の年明けになった。


…ということにしよう。

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