あとどれくらい生きられるのだろう?
最近、はじめての人と会う機会が多くなった。
自己紹介のとき、名前の他に今の仕事について聞かれることがよくある。
その他にもっとも聞かれるのは、年齢である。
「えーっと若そうに見えるけど、いくつですか?」
なんてことをよく聞かれる。
ぼくは今店舗経営をしている割に、見た目が大学生くらいで止まってしまっているので、年齢不詳に見えてしまうのだそうだ。
聞かれるたびに、「今年30になります」と答える。
実際には、まだ29歳なのだけれど、そう言った方がみんな驚きを隠せないのをわかっているから。
一見23~24歳くらいの男が実際は今年30歳になるなんてインパクト大きいようで、すごく驚かれる。
ただ、その度に思う。
「ああ、今年30歳になるのか」
20代と30代の差は大きい。
19歳のときは、「早く20歳になりたい」と思っていた。
当時付き合っていた周囲の人たちはみんな、すでに20歳を超えていざ遊ぶとなるとお酒の席だった。そんな中僕だけがソフトドリンクを飲む。
それがすごく寂しかったのを覚えている。
だから、早く20歳になりたかった。
でも、30歳は違う。
30歳になったとしても、何かできることが増えることはない。
むしろ運動能力は衰えていくし、身体的疲労が溜まりやすくなる。
年子の兄が「30歳になった瞬間からやばい」なんてことを言っていた。
それを聞いてから、30歳を迎えるのがすごく嫌だ。
そんなことを考えていたらふと思うことがある。
「あと、どれくらい生きられるのだろう?」
僕の祖父は63歳でなくなった。
今のぼくのおよそ2倍の年月だ。
早ければ、もっと早くになくなる人もいる。
そうはなりたくないけれど、今の生活習慣や不慮の事故が原因で命を落とす可能性がある。
人生100年時代だなんて言って、まだまだ人生長いぜなんて思ってしまいがちだけれど、明日は我が身である。
明日どうにかなってしまう可能性だってあるのだ。
だから、精一杯生きよう。
29歳の今は、今日しかない。
今このときも少しずつ歳をとっている。
30歳の壁は徐々に迫ってくる。
30歳までに何がしたい?
どんな自分になっていたい?
12月に誕生日を迎えるぼく。
残り3ヶ月弱でどう変われるだろう。
どんなことにチャレンジしているだろう。
今が1番若い。
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