#81 何でもない日々が意外と幸せだったりする
今日も何もなかった。
そう日記に書くことが多い。
でも、実際は何も起こっていない日々などない。
生きている以上何かしらのイベントがあったりする。
誰かと電話した。出かけた先で知り合いに出会った。仕事をしていて感じることは日々異なる。
だから、何もないという日々はまったくない。
というのに、それが当然のように「何もない日」と綴ってしまう。
なぜだろう?
ふと考えてみた。
突発的なイベントが発生しなかった?
トラブルが起きなかった?
幸も不幸も感じにくい平凡な日常。
これって、案外幸せなんじゃないだろうか。
急な喧嘩に巻き込まれるととなく、ただただ生きることができている。
人生にとって、生きていることが最大の幸せなのだと僕は常々思っている。
生きていれば何だってできる。
生きてさえいれば何度だって立ち上がることができる。
そりゃ苦しいことも悲しいこともあるけれど、でもそれも日々生きていれば少しずつ癒えていく。
だから、生きていること。そして突拍子もないことが起きない日常こそが、幸せだったりするのではないか。
晴れ渡った空を見上げることも、雨音に風流を感じることも、葉が色づいていくのを眺めるのもすべて幸せなこと。
僕らはきっと、幸せでできている。
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