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#09 今住んでる町の嫌なところはどこだろう。まずはそこを解決するために今から動く
町を変えたいなら、今自分が住んでいる町の嫌いなところを思い浮かべよう。それを解決するために動くと、少しずつ町は変わっていく。
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僕は今住んでいる、そして生まれ育った「舞鶴」が大嫌いだった。
流行に遅れ、都会からのアクセスも悪い。(京都市内から高速道路を使って1時間以上かかる)
そして、何より親の元、親の七光だと言われるのが嫌だった。
「あの人の子だから、〇〇だよね」
なんて言葉が大嫌いだった。
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だから、高校卒業後「誰も自分の知らない町で生きよう」と町を飛び出して大阪の専門学校へ進学し、卒業後は東京と拠点を移し、音響会社に就職した。
しかし、労働環境・人が多すぎる環境が肌に合わず、体調を崩し、2年半ほどで泣く泣く関西へ帰ってきた。
それでも舞鶴に戻るのが嫌で、大阪のIT会社に転職した。
しかし、また人が多すぎる環境・毎日長時間通勤をする環境に嫌気が差し、退職。その後、フリーターをしながら食いつないでいたが、それも限界になり、再就職を試みた。
だが、そんなあらゆる業界を転々し、スキルも何も持っていない人間をなかなか雇ってくれる企業はいなかった。そんな転職活動に明け暮れていた時、「あれ? なんで舞鶴が嫌なんだっけ?」とふと頭に思い浮かんだ。
舞鶴にも働く場所はたくさんある。流行に遅れているから嫌だったけど、自分はそこまで流行に早いわけでもないし、こだわりもない。むしろ疎い方だ。気になる情報はSNSですぐに手に入るから気にしなくていい。都会から遠いのも、月に1度ショッピングに出かけれられば何も問題のない。
「親の七光り」なんて言われるのが嫌なら、親を超えてやればいい。
なら、舞鶴に帰っても問題ないのではないか。
そう考え、僕はUターンした。
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そして今ぼくは、他の経営者の方とともに新たなまちづくり会社を立ち上げようと動いている。
流行をいち早く察知し、予測し反映させる。
海軍基地が機能していた頃のように、多くの人が集まり、活気のある町にする。
親の七光りなんて言わせず、「あなただからこそ」と言われる活動をする。
そんな風に「嫌い」を改善しようと動くだけで、自分の環境なんていくらでも変えられる。
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最近、「週末ゴミひろい」と称して、毎週日曜日の5時半から1時間ほどゴミ拾いをしている。
理由は簡単で、町にゴミを落ちているのが嫌いだったからだ。
僕の休日は、町を歩いてショッピングやカフェを楽しんでいる。
平日の朝には、早朝ランニングも行なっている。
そんな中、やっぱり道端には落ちているのだ、大量のゴミが。
嫌だった。すこぶる嫌だった。
ポイ捨てをしている人を見かけると、しめ殺したくなるほど嫌だった。
タバコのフィルターだけでも、微生物が分解するのに「1〜5年」かかると言われている。
にもかかわらず、捨てる数は減らない。
でも、誰かが拾わなくてはいつまでもゴミは残るばかりなのだ。
「誰もそれをしようとしないなら、僕が拾えばいいじゃないか」
そうやって、本日4回目を終えてきた。
毎週 20L 2袋分のゴミを回収している。
それをFacebookやインスタに投稿する。
すると、SNSで繋がっている人から「ゴミ拾ってるんだってすごいね」と言われるようになった。
こうやって僕が拾っていることが広まっていくと、僕自身を知っている人はポイ捨てしようかなと考えるたびに僕のことを思い出し、躊躇してくれる。
僕自身の行動が抑止力となり、町がクリーンな状態へと戻っていくのだ。
小さな行動一つで、まちを変えることはできる。
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まちの「嫌い」なところはなんだろう。
自分の「嫌い」なところはなんだろう。
そう考えれば考えるほど、改善するポイントは見つけやすい。
ポイントを見つければ、あとは行動にうつすだけだ。
あなたの「嫌い」はなんですか?
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