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Vol_18:つけ麺事件

新型コロナによって注目されたサービスの1つに
UberEats(ウーバーイーツ)」があります。
 
全国では対応していないエリアもありますが、
東京ではウーバー配達員を見ない日はないです。
 
UberEatsの仕組みは、
ユーザーがアプリ上で食事を注文すると、
配達パートナーと言われる方が、注文された食事を飲食店から受け取りユーザーの手元まで届けます。

しかも、
配達パートナーは空き時間を利用した一般人です。

宅配業者ではなく、
「今近くにいて時間が空いている人」が一時的に
配達パートナーとなるシステムであるため、
スムーズかつスピーディな宅配が実現可能な、
いわゆるマッチングビジネスの要素も持ち合わせたサービスです。

 
UberEatsでは、配達パートナーを飲食店と利用者が「シェア」をし、それをアプリ上で「マッチング」することで、自前でやるよりも効率的に飲食の出前が可能になっている画期的なサービスです。
 
 
「すき間」「シェア」「マッチング」などなど、
今どきのワードが並んでおりますが、みなさんは「UberEatsのつけ麺事件」というのをご存知でしょうか。


【UberEatsのつけ麺事件】


投稿者はつけ麺を注文したお客さんです。
UberEatsで配達されたのですが、予定時刻よりも30分以上も遅れた上に、
つけ汁が溢れていたので、受け取りを拒否しました。

その旨をUberEatsに伝えると、返金してくれたそう。
あってはならないことですが、まぁ正直、ここまではよくあるトラブルの範疇といえるでしょうか。

問題はここから。

この「受け取りを拒否したつけ麺」は投稿者のマンションの共有部分に無残に投げ捨てられていたという事実が発覚します。

それを知った投稿者がUberEatsにクレームを入れたところ
「UberEatsの提供するシステムの問題ではなく、
配達員の問題であるため、自身で警察に届けてください」
と介入を拒否されてしまったのです。

 
つまり、UberEatsに言わせれば「マッチングするプラットフォームを提供してはいるけど、宅配のクオリティを保証しているわけではないよ」というわけです。

この経緯を、無残なつけ麺写真とともに投稿したことで一気に拡散、ニュースにまで取り上げられる騒ぎになりました。

(実際の投稿画像)


この問題が示すように、
UberEatsが提供しているのは「宅配サービスそのもの」ではなく、
あくまでも「宅配者をマッチングするサービス」です。

すなわち、宅配のクオリティであるとか、宅配者のマナー、振る舞いまでを保証しているわけではありません。

ここが大きなポイントです。
 


どうでしょうか?

最近トレンドの「すき間」「シェア」「マッチング」とかって、
良い部分もたくさんある反面、リスクもあります。


僕が行っている派遣ビジネスは、
シェアやマッチングの要素が多くありますが、あくまでも「責任の範囲」が違います。


我々はご案内するスタッフさんの雇用に責任を持ち、
お客様に対する品質(スタッフさんの能力)に責任を持ちます。

その点が、マッチングやシェアビジネスとは一線を画す仕事です。
だからこそ派遣ビジネスには価値があると心の底から思っています。

(派遣ビジネスモデル)

ちなみに、
UberEatsの配達パートナーは「個人事業主」扱いになるため、
自分が好きな時に、好きな時間だけ働けます。

※好きな時に、好きな時間働ける!
※スマホ1台で稼げる!
(どっかで聞いたような言葉ですが・・・w)

その代わり、もし配達中に自転車で転んで1年間働けなくなっても会社から労災は降りません。


男女のマッチングアプリも一緒です。
運営会社が提供しているのは「出会いの場」であり、
素敵な人に出会えることを確約するものではありません。
もちろん、せっかく出会った人にヒドイ仕打ちを受けても全て個人の責任です。
お金も時間も傷ついた心も戻ることはありません。


何が言いたいかというと、
全ての自由には責任が伴い、全ての権利には義務が伴うということです。 


(上手くまとめる事ができなかった・・・w)

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