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「中小企業診断士」という資格が私の人生を変えた

0  6年前の振り返り

    noteに掲載した最初の2回は以下の内容でした。資格を目指すきっかけや目指して良かったことを書いています。あれから約6年経過しているので、差分をこのあと追加していきます。

1 根拠のない「自信」がついた

    中小企業診断士の資格を取得する理由も皆さま様々ですし、取得したからといってすぐ仕事ができるようになるわけでもありません。苦労はたくさんしましたが、たまたま運よく2次試験に合格しただけだと思います。とはいえ、私にとっては中小企業診断士取得は、根拠のない「自信」に変わり、その恩恵はいまだに受けています。
 中小企業で働いたこともない私が、中小企業診断士という看板で、様々な企業の課題などをお聞きすることができますし、提案のみならず実務面までサポートできることで、企業の方から感謝頂く積み重ねが自信につながってきました。

2 得意な情報技術へつながった

 中小企業診断士という資格は、他士業と方と比べ知名度がないだけではなく、皆さん様々な経歴を持っており、やっている仕事も結構バラバラなのが特徴的です。別に、中小企業診断士でなくてもできる仕事をしている方も多いです。そんな私も、IT資格試験の対策講座をやったり、クラウドやらAIなどの実務研修をやったり、教材を作ったりしています。これはIT技術者であればそこそこできるものだと思いますが、中小企業診断士での提案がきっかけで、実際の事業戦略から施策に落とし込まれたものです。

 本来、中小企業には経営戦略などを立てる経営層にITがわかる方が少ないので、そこをサポートすることで機動的で積極的なT投資を行える環境を作りたいと思っていたのですが、結果的に上流から下流までサポートしています。そこは、当初の目的とは違いましたが、ニーズがあるのでしたら応えるのも良いと思うようになりました。

3 サラリーマンに固執する必要もない

    私は会社に入社する時から60歳定年までずっと同じ会社でサラリーマンをやっていこうと思っていました。一度だけとても嫌いな上司がいて、いじめやパワハラにあったので、退職と転職をしようと思ったことがありました。しかし、違う部署の先輩(現在は大学教授)から慰められ、思い切って異動を直訴することで兼務はついてしまいましたが、逃げ切ったことがあります。
    そのあとに、中小企業診断士を取得したのですが、色々と活動させていく中で、別に無理して60歳定年までサラリーマンを続ける必要はないなと思えるようになりました。定年に拘っていたのは、自分自身が他の会社でやっていける実力がない(自社内でしか通用しない仕事が多かったかなと・・・)と思っていたことや、会社自体が嫌いではなく、処遇などにも何の不満なかったことが大きいです。本当に自由に働かせていただいています。
   中小企業診断士となったことで、嫌なら無理にサラリーマンをやる必要はないし、定年後に安月給で無理に働かなくても良いと思うようになり、何かやりたいことがあり、自信があるのであれば独立しても良いと考えるようになりました。よって、最大でも役職定年まで頑張れば良いと思うようになりました。

4 活動を幅を広げることにもなった

 私は、情報技術のわかる中小企業診断士としてやっていますが、大規模なシステムは経験ないという中途半端な経歴です。とはいえ、いろいろな分野で最低限の知識はもっていないといけないと感じています。中小企業診断士のあとに、販売士1級、1級FP技能士、事業承継士、技術士(経営工学部門など)、情報処理技術者、AIやクラウドに関する資格などを取得しました。ただ、資格を取っても使わなくては意味がないのです。私は、「資格とるくらいなら実務をやるべきだ」と周りにも話していますが、再び、根拠のない「自信」を使って、様々な支援に使わせて頂いています。

5 まとめ

 大した根拠のない自信を持ち、それを実践に生かしていくことで、人生が変わってきたと思っています。それにともない、サラリーマンに固執する必要性も感じなくなり、会社でも多少思い切って仕事ができるようになりましたし、今まで以上に言いたいことも言うようになりました(とはいえ、やりたくもない、意味のない仕事もやっていますが・・・)。

 中小企業診断士の2次試験に合格したというのは、瞬間的なものであり、前後で大きな進歩はないかもしれません。しかし、前向きに行動に移すことで人生を変えることができます。試験合格がゴールではなくスタートですので、ぜひ頑張ってスタート地点に立ってください。そして全力で走ってください。お待ちしております。

#中小企業診断士 #企業内診断士 #2次試験 #自信 #サラリーマン

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