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中小企業診断士界隈で気になること(その1)

 今年の中小企業診断士試験は、例にないほど多くの合格者(その他養成課程の方もいます)を出し、例年以上に1年目の方が中小企業診断士のクラスタを賑やかにしています。これは同時に、2次試験の不合格者も最大ということとであり、2次試験受験の方々もSNS上では多く見かけるようになっています。
 1年目の方に限らない話ですが、なんかSNS上や研究会等の会話を見ていると、中小企業診断士なのにどうなの?って思うことが多いなあと感じたので、個人的に気になった事象(自分で体験したものも含む)を書いてみたいと思います。賛否はあると思いますが、あくまで個人的な意見です。

1 「先生」と呼んじゃうこと

 まず一番ひどいのは、自らを〇〇先生と呼んじゃっている場合です。まあ、ネタなんでしょうけど、その方に賢さがないと思います。小学校の先生ではないので、〇〇先生というのを事前で呼ぶものではなく、他人に呼ばれるものだと思います。
 次にひどいのは、1年目の同期で〇〇先生と呼び合っている場合です。中小企業診断士の界隈で〇〇先生と呼ぶ場合は、経験が高い方や、実務補修の先生とか、何かのセミナーとかで使うことが一般的かなと思っています。見ていてがっかりします。中小企業診断士以外がメインの時に使えば良いと思います。

2 どこの企業出身・役職・大学とか、試験で合格したとかは中小企業診断士の能力と関係ない

 あの方は、〇〇(誰もが知っている大企業)会社の部長だとか、〇〇ベンチャーの役員だとかで、もてはやしている方がいますが、はっきり言って中小企業診断士の能力とは関係ありません。同じく、〇〇大学出身とかも同様です。18歳の時に積分ができたかどうかくらいの話です。
 中小企業診断士は試験で合格する場合と養成課程を経る場合があります。私も試験に合格できそうにないので、養成課程で中小企業診断士なった方も知っていますが、中小企業診断士としてのスキルが高い低いの差は全くありません。逆に実践的なスキルやネットワークを活かして活躍されている傾向が強いと思われます。同じ中小企業診断士内として、そういう話題で盛り上がるのはやめたいところです。

3 2次試験の得点自慢をしている、称えている

 勝手に点数を公開しているのは構いませんが、中小企業診断士になってからも点数が高い低いで自慢したり称えたりするのはやめましょう。恥ずかしい以外の何物でもありません(受験支援団体だけにしましょう)。240点でも280点でも同じです。同じく、模試で〇位だったというのは全然意味がありません。

4 実務補修が役に立たない、費用対効果がない

 中小企業診断士を試験で合格すると、実務補修や実務従事で15日間の実地訓練を経て、中小企業診断士として登録になります(正式に中小企業診断士として名乗れる)。そのためには、実務補修を受講する方も一定数いるのですが、実務補習か、費用負担が重いとか、独立したくあまりお金をかけたくないからなど、コストパフォーマンスの悪さを吐露している方がいます。
 もちろん、そう思うのは構いませんし、受講しないのも勝手ですので、それ以上はコメントもないのですが、担当しているのは同じ中小企業診断士の方々であるので、発言は気を付けた方がよいと思います。静かに対応しましょう。

5 最後に

 ネタとしては研究会で起こったことや、中小企業のことをあまり分かっていない例についても触れようと思いましたが、次回に(その2)として公開したいと思います。今回は本質的なところに踏み込めまず、序章のみとなりましたが、今後とも宜しくお願いいたします。

#企業内診断士 #中小企業診断士 #SNS #実務補修 #先生

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