Fediverse比較②一般目線編
既に①の前提知識編で一仕事やった気分になってます、わーさんです。
このFediverse比較シリーズでは、Mastodon、Misskey、Calckeyを自鯖として抱えるわーさんが、それぞれの違いについて面白いなーと思った部分を比較する予定です。
①で前提となる知識、②で一般目線からの比較、③で鯖缶目線での比較、④で勝手な感想祭にしたいと目論んでおりますが、うっかり記事数が増える可能性があります。だって今回だけでスクショが20枚以上あるんだもの……!
Mastodon、Misskey、Calckeyとは何ぞや? という方は、是非ともFediverse比較①前提知識編へどうぞ。ざっくりと説明されている……かもしれませんよ。
単純なスペック比較
取り敢えず、画面の比較を出す前に、各サービスの「バニラ」がどんな仕様なのかをさらっと列挙しますね。(サラッと列挙していても、めっちゃ長いよ要注意)
「バニラ」とは、バニラアイスがアイスクリームの基本(?)であることから、何のカスタマイズもされていないものを指すようです。特にMastodonについては、改造サーバーが多いですので、当てはまらないサーバーも多々あるのです……が、一応ね!基本大事なので!!
共通スペック
文字、画像、動画、アンケートなど投稿可能
投稿内に絵文字やカスタム絵文字を入れることが可能
ハッシュタグ利用可能
プロフィールページに投稿のピン止めが可能(上限数は設定次第)
本文を意図的に隠す(折りたたむ)ことが可能
画像にNSFW(いわゆるモザイクっぽいの)をかけることが可能
各投稿毎に最低4種類の公開範囲を設定することが可能
パブリック(または公開):フルオープンな状態。他鯖や見知らぬ相手にもガンガン流れていくことが多い。
ホーム(または未収載):セミオープンな状態。フォローしていなくても、本人のページを見に行けば見られる。当然、フォローしていれば流れてくる。拡散もここまでは可能。
フォロワー(またはフォロワーのみ):ややクローズドな状態。拡散できない。
ダイレクト(または指定された相手のみ):文字通り。
他の相手をフォローすることが可能(他鯖も含む)
自分に対するフォローを許可制にすることが可能
ミュート・ブロックなど可能
(名称の差はあれど)相手に通知を飛ばさず好きな投稿をブックマークする機能あり
リスト機能あり(特定のフォロー相手を放り込むなどして利用)
表示に使われるテーマの切り替えが可能
まだまだ後から増やすかもですが、割と色々とできるなぁというのはお察しいただけたかと思います。
比較的シンプルとわーさんが評するMastodonですら、これだけの機能が標準実装されているのです。
Mastodonの単純スペック
投稿可能文字数は500字まで(サーバーによっては差があり、Hostdonさんで借りると5000字だったりと差が激しいです)
1つの投稿に対する添付・閲覧可能画像数は4枚まで
メディアに対するNSFW(いわゆるモザイク)は、投稿ごとにまとめてかかる(勿論、他鯖のも)
Webから見る場合、画像は16:9にトリミングされる(選択することで元画像は見られる)
音声ファイルも載った
アンケートの項目数は4つまで、投票できるのは1つだけ
相手への反応は、基本的には「リプライ」「ブースト(拡散)」「お気に入り(通知が行く)」「ブックマーク(通知が行かない保存)」で、絵文字リアクションは基本的にはできない
(基本的には、を強調しているのは、一部改造サーバーでは実装されているため)ドライブ、という概念がなく、添付ファイル1つ当たりに対する制限はあれど、全体的な使用量への制限はない
一部サーバーや一部アプリで予約投稿が設定できる
(仕様として含まれているものの、表に出ていないことが多いらしい)ログインしている状態でも所属しているサーバー情報まで辿り着ける
Webでのアカウント切り替えにはログアウトからの再ログインが必要
タイムラインの種類は基本的に3つ(+リスト)
ホーム:フォローしている相手の投稿が流れる
ローカル:サーバー内参加者さんの公開投稿が流れる
グローバル:サーバー内参加者さん+参加者さんがフォローしている相手全員分の公開投稿が流れる(多分
Misskeyの単純スペック
投稿可能文字数はぱっと見では不明
(でも後述のCalckeyが3000字あるので、それくらいはありそう)1つの投稿に対する添付・閲覧可能画像数は16枚まで
投稿に使用するメディアはドライブに保存され、ドライブからメディアを消すと、そのメディアを使った投稿も全部消える
ドライブの容量はサーバー設定次第、デフォルトでは100MBとのこと
ドライブ内のメディア毎にNSFW(いわゆるモザイク)を設定する仕様だが、他鯖ではNSFWを含む画像と含まない画像を混在させた投稿への挙動が不審になることがある
Webで見る場合、画像はトリミングではなく全体を縮小表示する
アンケートの項目数は10個まで、複数項目への投票も設定可能
本文を装飾することができるが、詳細はMisskey Hub (misskey-hub.net)内ドキュメントまで探しに行く必要がある
相手への反応は基本が「リプライ」「リノート(拡散)」「引用」「絵文字によるリアクション」「お気に入り(通知がいかない保存)」
(そしてMastodon経験者がお気に入りを混同する)絵文字リアクションの受け入れ範囲を設定可能
ページ、クリップ、ギャラリー、Playなどの個人コンテンツが作れて、多機能だと言われる(詳細はMisskey Hub (misskey-hub.net)内ドキュメントを読んでください、Playは楽しいぞ)
実績機能があり、思わぬ通知でほっこり(?)する
チャンネル、というサーバー内での交流機能あり
アンテナ、という、キーワードなどで投稿を集める機能あり
ログインしている状態でも所属しているサーバー情報まで辿り着ける
ログアウトせずとも複数アカウントの切り替え可能
タイムラインの種類はサーバー次第だが、基本的に以下(+リスト、アンテナ、チャンネル)
ホーム:フォローしている相手の投稿が流れる
ローカル:サーバー内参加者さんの公開投稿が流れる
ソーシャル:ホーム+ローカルなタイムライン
グローバル:サーバー内参加者さん+参加者さんがフォローしている相手全員分の公開投稿が流れる(多分
Calckeyの単純スペック
Misskeyと似ているのですが、よく見たら細かい部分に差があります。
投稿可能文字数は3000字まで
1つの投稿に対する添付・閲覧可能画像数は16枚まで
投稿に使用するメディアはドライブに保存され、ドライブからメディアを消すと、そのメディアを使った投稿も全部消える
ドライブの容量はサーバー設定次第、デフォルトでは1GBくらいだったような気がする?
ドライブ内のメディア毎にNSFW(いわゆるモザイク)を設定する仕様だが、他鯖ではNSFWを含む画像と含まない画像を混在させた投稿への挙動が不審になることがある
Webで見る場合、画像はトリミングではなく全体を縮小表示する
アンケートの項目数は10個まで、複数項目への投票も設定可能
本文を装飾することができ、投稿フォーム内からカンペが見られる
相手への反応は基本が「リプライ」「リノート(拡散)」「引用」「いいね(通知が行く)」「絵文字によるリアクション」「お気に入り(通知がいかない保存)」で、Misskeyとの差はリノートと引用が最初から別ボタンにできること(故に、リノートからの引用での言及が非常に捗る)
ローカルのみ、という投稿範囲のオプション設定があり、サーバー外に投稿を出さないことが可能
投稿毎に絵文字リアクションを受け入れるかどうかは設定できない
ページ、クリップ、ギャラリー、チャンネル、アンテナはあるが、Play、実績はない
ログインしている状態では所属しているサーバー情報まで辿り着けない、不思議!
ログアウトせずとも複数アカウントの切り替え可能
タイムラインの種類はサーバーと設定次第だが、基本的に以下(+リスト、アンテナ)
(MastodonともMisskeyとも違うため、混乱者多数観測済み)ホーム:以下のローカル+ソーシャル
ローカル:サーバー内参加者さんの公開投稿が流れる
ソーシャル:フォローしている相手の投稿が流れる
グローバル:サーバー内参加者さん+参加者さんがフォローしている相手全員分の公開投稿が流れる(多分
画像での雰囲気比較
大量のスクショ(計23枚くらい)を貼りますので、記事が更に長くなります、注意です。
基本的に、自鯖のスクショ、テーマはあまり弄っていません。
Mastodonの画面
Misskeyの画面
Calckeyの画面
所感と次回予告
と、いうわけで、一般ユーザーから見るとこんな感じ、という機能マトメとスクショ祭でした。
まあ、自鯖で管理人の画面をスクショしている以上、どうしても「コントロールパネル」みたいな、「あっ、これ管理者用!!」って察せられるメニューが写りこんではいますが……雰囲気がつかめれば良いので!サラッと流しましょう!!
実際にどのサービスを使うか検討するときは、このすっぴんバニラなサーバーだけでなく改造されたサーバーもありますし、ローカルなタイムラインやサーバー管理人さん(よく鯖缶と呼ばれてますね?)の意向などを見た上で、どこかに参加する、自分で新しく作る、決めれば良いと思います。
こういうサーバーがあるよ!の記事については、わーさんが今すぐ書かなくても、先人様方の記事を検索すれば出てくる気がしますので、需要に合わせて検索してください。
さて、次回は鯖缶目線での3種プラットフォーム比較となります。
実際に自分で運用したい方の参考にな……なるかなぁ? なれば良いんですが(汗
これまた記事が長くなる予感しかしないので、気長にお待ちいただければと思います。また、今回以上にスクリーンショットが撮れるか微妙なので、文字だけの記事になったらすみません。
では、今回はここまで。長々とお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
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