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Fediverse比較①前提知識編

 noteマガジン、フェディバース雑記を追いかけて来られた方なら過去記事からご存知と思われますが、2023年5月時点で、わーさんはMastodonをホスティングサービスでレンタルし、CalckeyとMisskeyを自鯖として抱えております。

 で、ね。いわゆる自鯖を3種類抱えてるとね、色々違って面白いなーって思うわけですよ。
 MastodonとMisskey・Calckeyの使い勝手が違うのは有名な話ですが、MisskeyとCalckeyも、使い勝手が地味に違って面白いんですよね。

 そんな訳で、わーさんの抱える3種類のFediverseプラットフォームにつきまして、比較記事を書いてみようと思いついた次第です。
 全部を一気に書くと記事が長くなりすぎてわーさんが疲れますので、ひとまず今回は有名な前提知識のおさらいができたら良いな、と思います。
 その上で、次回からは一般ユーザー目線での使い勝手の違い、それが終われば管理者権限を持つユーザー目線での違い、そして余裕があればわーさんの感想記事、の順で連載できたら……と目論んでおります。
 つまり、最低でも3記事(前提知識、一般ユーザー目線、管理者目線)、順調に書いて+1記事(感想記事)、書ききれなければ更に増えていく、そんな感じでお付き合いいただくことになるかな、と。

Fediverseとは?

 取り敢えずWikipediaさんの記事としては以下な感じですね……。

Fediverse (フェディバース、「federation(連合)」と「universe(世界)」のかばん語)は、SNSミニブログブログ等を含むWebサイトの公開やファイルホスティングを行う、独立性を保ったまま相互接続されたサーバー群のことを指す。異なるサーバー(インスタンス)それぞれにおいてユーザーがアカウントを作成し、異なるサーバーに属するアカウント同士が各サーバー上のソフトウェアが実装するオープン標準通信プロトコルを通して通信できることが特徴である[1]。 テキストなどを投稿したり他のアカウントによる投稿を購読することができる[2]。 Fediverse上には動画・音声・テキストデータの単純な共有だけでなく、公開範囲の限定やアドレス帳やカレンダーなどの共同編集が可能なソフトウェアも存在する。

Fediverse - Wikipedia

 うん、これはどう言えばもっと簡単になるのかな(汗)
 わーさんの大雑把な把握では、まあ、SNSとかブログ系のサービスがある程度共通の決め事を使うことで、違うサービス同士でも情報のやり取りができるようになったグループ、みたいな感じです。
 有名な決め事(規格)にActivityPubがあり、それを利用できるサービスとしてMastodon、Misskey、Calckeyがあり、WordPressもプラグイン次第では乱入でき、お互いに情報をやり取りしているわけです。

Mastodonとは

 Mastodonは、2016年くらいから開発されている、分散型ソーシャルメディアプラットフォームです。

 メインの開発者さんはドイツのオイゲン・ロホコ(Eugen Rochko)さん。 
 開発当初から、分散型であることを強く意識されているみたいです。また、保守的でもあり、しばらく離れていても復帰しやすいのが特徴の1つに挙げられています。

 日本でも様々なサーバーが開設されており、PixivさんがPawooを開設した(そしてクロスゲートさんに譲渡された)のは有名な話。独自機能を持つサーバーも、MisskeyやCalckeyと比べて多い印象です。また、サードパーティ製のアプリ開発も、MisskeyやCalckeyより多く、Twitterに何かがある度に流入先になることが多いサービスの1つです。

 見た目は質実剛健な印象。機能もMisskeyやCalckeyよりシンプルです。
 もっと詳しくは、次回以降の記事で書けたら……良いなぁ。

Misskeyとは

 Misskeyは、2014年くらいから開発されている、日本国産の分散型ソーシャルネットワーキングプラットフォームです。

 メインの開発者さんは、日本のsyuiloさん。ActivityPubには2018年から対応しているようです。
 Mastodonと比較して技術の最先端を突っ走る傾向にあるようで、新技術に興味のある方には興味深いと思われます。

 国産だけあって、公式サイトも日本語がデフォルトです。Mastodonとは無関係に開発されてきたサービスなんですが、共にActivityPubを使用することから、初見の方に混同されることもある模様……?
 サードパーティ製のアプリ開発はMastodonほどはないようですが、そもそもPWA(プログレッシブウェブアプリ)としてホームに貼り付けてアプリ風に使うことについて、Mastodonよりも便利なようです。
 2022年から2023年にかけてのTwitterのさらなる混迷により、ますます脚光を浴びることとなりました(多分)

 見た目は繊細で華やかな印象(個人の感想です。ものすごく多機能で、これを全て使いこなせたら面白いだろうけれど、一朝一夕では……どうなんだろう?

Calckeyとは

 Calckeyは、(多分)2022年くらい?から開発されている、Misskeyからの派生です。

 メインの開発者さんはアメリカのKainoa Kanterさん。2023年現在、Misskeyはver.13ですが、ver.12のMisskeyを元に枝分かれしていったのがCalckeyです。

 Misskeyとは違い、英語が公式の模様。でも、元がMisskeyだからか、2023年5月現在、公式サイトは英語と日本語の対応になってます。
 新しそうなサービスだなぁと思っていたら、本当に新しいサービスでした(調べてびっくりのわーさん)
 新しいサービスだからか、まだまだサーバーは少なめですし、アプリもPWA(プログレッシブウェブアプリ)としてホームに貼り付けてアプリ風に使う方が早そうです。2023年5月にサードパーティ製のアプリ開発に賞金かけてたのを目撃しました。

 Misskeyから派生しているだけあり、基本機能はMisskeyと同等のものが多いのですが(全てではないことに注意)、機能の名称などがMastodon寄りになっていたりします。

所感と次回予告

 と、いうわけで、サラッと前提知識を書いてみました。が、前提知識って言いながら知らんこといっぱいあったな!!?

 次回は、一般ユーザー目線での各サービスの見た目やできることなどに触れて、比較してみようと思います。
 スクリーンショットなど準備できたらするかもですが、モザイクかけるのに飽きたら投げ出して文字だけになるかもです。

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