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「HR EXPO」 flierのブースづくり。

2022年5月11日〜13日に開催された「HR EXPO」にflierが出展しました。flierとして昨年に続き今年で2度目となる出展で、ブース面積も昨年の2倍に拡張。オンラインサービスのflierにとっては、各企業とオフラインの接点となる貴重な機会でもあるため、ブースに足を運んでいただいた方にはflier導入後のイメージを少しでも明確に持っていただけるように、デザインの観点からも思考を凝らしました。

キービジュアルのデザインコンセプト

“flierを導入いただくことのメリットを伝えたい”というのがプロジェクトチームからデザイナーへの要望でした。flierは本を1冊10分に読める要約形式で配信しているサービスですが今回ブースで伝えたいのはそれだけではなく、法人がflierを活用すれば人材育成ツールとなり、それが組織の活性化につながっていく…というコンセプトになります。

そんな前提のもと、デザイナー側から提案したアイディアがこちらです。この案をベースにブラッシュアップしていければと思いました。

「オフィスで」「通勤中に」「リモート勤務中に」「家事をしながら」など、flierの活用シーンを想起できるビジュアルを並べ、一目で自分ごと化してもらえるようなグラフィックをKVにできればと思いました。
結果、こちらをベースに議論を進めると検討事項として次のポイントが挙がってきました。

・シーンだけでなく「組織が活性化している」様子を伝えたい
・福利厚生以外のメリットもわかりやすく伝えたい(時間や場所だけでなく使い方の提案)

活性化というのは定性的なポイントになるので、具体的なビジュアル化が難しいと感じました。そこで「こういう人材の集団であれば組織が活性化されていると想起できる」という考え方にシフトし、再考したアイディアが「flierの活用によってスキルアップしたプロフェッショナル人材の集団」のビジュアル化でした。上記のキーワード(スキルアップ、プロフェッショナル)をサングラスというモチーフで表現し、まるでオーシャンズ11のような「見るからにできる人たち」をKVにすることにしました。そして、なぜそうなることができたのかという根拠(flierの様々な使い方)を周りの一コマ一コマで表現していきます。

6人のビジネスマンがサングラスをかけているちょっとした面白さが、ブースに足を止めてもらうためのアイキャッチとしての役割を果たし、その詳しい裏付けを周りのコマで説明しているので「少し近づいてみようかな」と思ってもらえるようなストーリーに出来ればと思いました。そして最終的にはこのアイディアをプロジェクトチームが採用し、ブースの具体的なデザイン化に進めることができました。

実際に施工が完了したブースの様子がこちらになります。

施工自体は施工会社に依頼しましたが、導線作りやコンセプト作り、イラスト制作、グラフィックデザインは全てflier内で企画制作しました。flierのデザインチームはそれぞれに得意分野があり、UI/UXはもちろん、グラフィックデザインもWEBや紙ベースにとどまらずこういった立体への落とし込みまで一貫して制作できるところが強みかなと思っています。

去年は来場者数が激減したHR EXPOでしたが、今年は客足も十分に回復傾向で、各社力を入れ直しており魅力的なブースがたくさん並んでいました。我々もこう言った一つ一つの経験を活かして、オンラインだけでなくオフラインにも強いデザインチームとしてサービス全体を盛り上げていきたいと思います。



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