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#2📙 命令ではなく、好奇心に駆動されて動く

みなさん、こんばんは。
年間100冊本を読む人、なおきです。
本日もこれまで読んだ本についての思い、感想を書いていきます。

#2は、山口周さんの著書『ニュータイプの時代』です。

新しい時代を生きるための「羅針盤」

本冊は、新時代を生き抜く「24」もの思考・行動様式を、
オールドタイプ 
(従順、理論的、勤勉、責任感が強い。「優秀な人材」)
   ⬇
ニュータイプ
(
自由、直感的、わがまま、好奇心が強い。「新たな価値観」の人材) 
へのシフトを通して、解説しています。

こちらは「キャリア」についてだけでなく、
個人の「働き方」や、組織としての「考え方」、「学び方」についても言及されており、「おい!お前はどのようにして、人生を豊かにしていくんだ?」と
自分に問いかけてきます。

なので、私はこの本を読んだとき、
これからの新しい時代のビジネスマン/ウーマンとして生きていくための
「羅針盤」であると感じました。


好奇心に駆動されて動く

本冊では24の項目について記載がされているのですが、
その中の14番目の項目として、「モチベーション」について言及されており、
この部分が、個人的に最も感銘を受けた内容です。

モチベーションの問題を考える上で、本書では
アムンセン(ノルウェー人)とスコットン(イギリス人)による『南極点到達レース』が象徴的な示唆を与えてくれる例として記載されています。
これが非常にわかりやすいんです!

・『南極点到達レース』の例

20世紀初頭の「帝国主義」において、どの国が極点を一番乗りできるか領土拡張を志向することは非常に関心的でした。
そんな中、探検家のアムンセンと、軍人少佐のスコットンが「南極点」到達を試みます。
結果は、探検家アムンセンの『圧倒的大差』での勝利に終わります。
ここで2人の背景を見てみましょう。

アムンセンは、幼少期より極点への一番乗りを夢に見ており、これまで寒さに耐えられる体作りを行ったり、キャンプやスキーでの実地経験をたくさん積んできました。つまり、人生のすべてをその夢の実現のためにプログラムしていたのです。

一方のスコットンは、軍人エリートの家系で生まれ、自身も軍隊で出世することが夢でした。勿論、彼には極点への憧れなどはなく、軍から司令を受けて赴いた「だけ」に過ぎなかったのです。

この2人の結果に大きく左右されていたのが「南極点を目指すモチベーション」でした。

アムンセンは「南極点に最初に到達し、探検家として名を成したい」という『内発的なモチベーション』であったのに対し、
スコットンは「上司から与えられた命令を完遂して評価されたい」という『承認欲求』だったのです。

本書ではさらに、
内発的モチベーションを持っているニュータイプ=自分の仕事の「意味」を形成できる人材として定義し、
能力の背後にある「動機」が大きく職務のパフォーマンスに影響を与えることで、活躍できる仕事の種類は変わっていくこと、と述べています。

・自分ゴト化 「サッカー」

この項目を読んだあとに、自分に照らし合わせてみました。
例えば、小学生における「サッカー」で考えてみます。

〈承認欲求的側面〉
・始めたのは、親の「最低限、運動ができるように」という意向で。
・好きなポジションもなく、ただ漠然とボールを追いかけて走っている。
・試合に出られないと、親に「運動ができない子」と心配をかけさせてしまうため、最低限試合に出られるように練習はする。
※架空の設定です。私の周りにはこのような子はいなかったです。

〈内発的モチベーション〉
・日韓ワールドカップを見て、今までやっていいた野球を辞め、サッカーの道へ。
・「中田英寿選手」みたいな、点も取ってパスもうまい選手になりたい!という目標に向かって、ただがむしゃらに練習をする。
・GKにポジション変更になったときも、「自分だけが手を使えるの、かっけー!」と謎の好奇心から、ひたすらVHSで練習動画を見て、実践練習する。
※これは私自身のことです。ノンフィクションです。恥ずかしい。

結果、内発的モチベーションがあった少年(=私)は、
市の選抜メンバーに選ばれ、キャプテンを務めたり、県の選抜メンバーにも選ばれて、選抜大会に、、、
すみません。これ以上はただの「過去の自分すごかったんだよ話」になってしまうのでやめます。

話を戻します。
つまり、自分に当てはめたときにも
「周りにどう思われたいか?」よりも、「自分がどうしたいのか?」を軸に取り組んだことのほうが、結果に結びついているのです。

今までの自分のやり方を見つめ直すことができた、かつ
これからも「好奇心」のままに努力をし続けようと思いました。

皆さんもぜひ、一読してみてください。
そして、ご自身の「好奇心」「内発的モチベーション」を軸に何かにチャレンジしてみてください。
生意気ながら、私も一緒に頑張らせて頂きます。

次回予告

#2も読んでいただき、ありがとうございます。

次回投稿『#3』では、尊敬する先輩の本について書きます。
それでは皆さん、良い週末をお送りください。
#そんな今日もnoteでおやすみ

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