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モンゴル🇲🇳 空港からヒッチハイクの巻🚘

朝8:00。
モンゴルの首都、ウランバートルの新チンギスハーン空港に到着した。

まずまっさきに感じたのは、寒さ。

空港で📷

前日までの中国では半袖でも汗が滲むような暑さだったことに比べて、モンゴルは今現在9℃という気温。急いで念のため持ってきていたUNIQLOの薄いアウターを羽織る。それでも寒かった。

空港に着いたら最初に何をするか。
それは、市内までの交通手段を決めること。
事前に調べていたのは、相乗りタクシーだったが、どうも30ドルくらいはかかりそう。

それでも仕方がないかー、と思っていたのだが
相乗りタクシー専用窓口でお願いすると「まだ人が集まっていないから出発しない。もしそれでも市内に行くのであればあなただけで40ドルになる」とのこと。

幸い朝到着だったため時間には余裕があったということもあり、
一旦保留した。

どうしようかと考えながら空港内をうろちょろしていると、欧米系の男女2人が何やら盛り上がっている。

声をかけてみると、女性がクレジットカードを無くしてしまいお金に困っていたところ、男性が貸してくれたとのこと。そして、これからヒッチハイクをして市内まで行こうということになったそう。

「おれも一緒に行かせて!」

と頼むと、「of course!」
と即答。

3人でヒッチハイクをすることに決まった。

フランス人のエミリー🇫🇷とスペイン人のフェイ🇪🇸


作戦はヒッチハイクというよりも、空港の駐車場に止まっている車に乗り込む人に声をかけてお願いする作戦。

3人が散らばって声をかけることになった。

結果、、、

数分後ものの見事に3人共がそれぞれ1台ずつ見つけることに成功。
そのままそれぞれが乗っても良かったのだが、せっかくなので1人が見つけた1台にみんなで乗ることにした。

すると運転手の方が

「ベイビーが2人来るからちょっと待ってね」
という。

その方の車は運転席、助手席と後部座席3人乗りの計5人乗り。

もうすでに私たち3人と、運転席、助手席に乗る夫婦が揃っていた。

まあベイビーだから大丈夫かな?と3人で話をして待っていると、

現れたのは180cmをゆうに超える20歳の男性2人組。

???

固まる7人。

すると何事もないようにその男性2人は後部座席に乗り込む。
左側の席に1人の男性の膝の上に乗るようにしてもう1人が乗った。
この状況に慣れているのか…?

事情も説明していないのに私たちのために犠牲になってくれていた。
私たちもそういうことなら、と
3人で残りのスペースに座る。

結果こうなった。


この状態のまま市内まで1時間。

車内は色々な話で盛り上がる。
ちょっとだけ英語ができる夫婦と全くできない息子2人。
Google翻訳を駆使してコミュニケーションをとる。

その中で、

「私たちの親戚が日本にいるのよ!」
という話になった。

「今から電話するよ!」
とその親戚にビデオ通話をし始める。

しばらくして私にスマホがやってきた。

「もしもし?」

「あー、もしもし。なんかいきなり親戚から日本人を車に乗せているからって電話かかってきて」

「そうなんですよ!お世話になっています!日本に住んでいるんですか?」

「そうそう。もう10年くらい。埼玉にいるよ」

「え?埼玉?私も埼玉ですよ!川口です!最寄駅は蕨です!」

「え?俺も蕨だよ。よく西川口とか蕨で飲んでるよ(笑)」

まさかの出会いだった。

名前はテムカさん。歳は少し上くらい。高校のときに日本に来てそれからずっと日本にいるとのこと。今は川口でトラックの運転手の社長をしている。

電話番号を交換して、日本に帰ったら飲みに行きましょう〜!
ということで電話は終わった。

モンゴルでヒッチハイクをした夫婦の親戚が、自分と同じ地域に住んでいるという奇跡。

どこでどんな出会いがあるかわからないなぁ。
だから旅は面白いなぁ。

そんなことを思いながら、足の痺れも最高潮に達した頃、市内に着いて無事この度初めてのヒッチハイクは終了となった。

記念に50円アイス🍦

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