【視覚障害者とのコミュニケーション④】

【視覚障害者とのコミュニケーション④】

今日は昨日の【視覚障害当事者である僕の自己開示の工夫】で紹介した自己紹介を行う三つの工夫のうち一つ目の

①自分のキャラクターが伝わるようなら趣味や好きなことの話、一般的な共通な話題を話す。

ことについて書いてみます。資格の障害に限った工夫ではないので自己紹介するときの工夫の一つとして読めると思います!

昨日の記事↓を少し観るとわかりやすいかもしれません!

https://note.com/naoki_no_tsuzuri/n/n948b01cf287f

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【なぜ自己紹介の初めに自分のキャラクターを伝えるのか?】

結論から言うと今までのトライ&エラーの結果からこれが1番「勘違いされない」んです

 残念ながら当たり前に"障害”はまだまだ正しく理解されてない現状があります。個人的な経験からですが平たくいうと同情される、可哀想と勝手に思われがちなんです。勘違い、偏見を持たれがちなんです。そのせいでなんとなく腫れ物に触るように接しちゃう人もいます。

 その「勘違い」を生まないための"当事者である僕の工夫”が最初に自分の中身、キャラクターを伝えるのが有効でした。

 自己紹介ってその人のなんとなくのイメージがつきますよね。
 経験上なので人によると思いますが、僕が自己紹介の初めに自分の障害の話をすると相手にとって
"自分のよく知らない概念”
なのでステレオタイプがつきやすいと思うんです。  
 これも残念ですが多様性が叫ばれる社会ですがそこまで障害者と関わることは無いと思います。
 
 そのため、自己紹介の初めでは
①障害というあまり知らないことを話すとその人のキャラクターのイメージのうち"障害あるんだ!”ということで強くなる。
②そのイメージは同情される、可哀想と言ったステレオタイプに繋がりやすい。(ここが問題!)
③そのため自己紹介の初めはまず、自分のキャクターが伝わる趣味や好きなことの話で共通のイメージを伝える。(僕は音楽をやっているのでその話や趣味の話をよくします笑)

のが大切だと感じました。

 もちろん、障害のことは伝えないと困るのでその後に僕は伝えています!

 初めにこの工夫をするのは、自分のキャラクター、アイデンティティのイメージが障害という要素に塗りつぶされないための工夫なのです。

 障害について偏見やステレオタイプ、差別がなければこのような工夫ももしかしたらそこまで重要じゃないかもしれませんが、現実は違うので僕は工夫が必要だと思います。
 その偏見などが生まれる原因も様々で複雑だと思いますが、その僕の意見もまた今度かけたらいいなーと思います。

#視覚障害 #障害 #コミュニケーション #多様性

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