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どうしてブランドを重視するか

プロモーションの限界を知る

今回のテーマは、ある方から質問をされたことを発端としてします。その質問とは、

ブランド構築やブランディングを松岡のスキルの主軸に置いているのはなぜか?

というものです。経営の観点から言うと、セールスやオペレーションの方が経営数字に直結するし、何より重視されているもの事実で、ブランディングという話になると、どこか表面を滑っていて、とても経営にインパクトを残しているような感じではありませんでした。
しかし、私は長らくマーケティング領域で仕事をしていましたので、その経験の中ではセールスに直結するプロモーションの施策立案に多くの時間を使ってきました。デジタルマーケティングは当然として、いまやほとんどの人なくなった紙面を使ったプロモーションやダイレクトメールマーケティングなどです。
そこで感じたのは、

プロモーションの限界

です。自転車のペダルのように回し続けないとセールスの効果がすぐに薄れて言ってしまうことに、疑問を感じたのです。何かもっと効率の良い方法はないのものか。。。そう考えたのです。

ブランドという資産

そんな時、高付加価値、高単価のプロダクトのマーケティングをしている際に、ベンチマークとして設定したブランドよりも値引きも少なくて、かつプロモーションをガンガンしなくても売れていくブランドを担当しました。
この経験があるからこそ、ブランド力があるプロダクトの本当の強さの源泉を知ったし、それを構築し、強くし、維持していく方法を学んだのです。
私から言えば、まだ本当のブランドのパワフルさを知っている方は多くはありません。残念ながら、私が関係してきた方々も本当の意味で理解している人は少ないです。
逆に、ブランドというものを理解している方に共通する感覚をお持ちでした。それは

ブランドというものを資産として定義している

ということです。資産という言葉の本質として、増やすこともできればと減ることもある、ということです。

ブランドによって企業を強くしたい

そんな経験の中で出てきた私の考え方は、

ブランド構築やブランディングを通じて企業を強くしていきたい

というものです。事業を通じてブランドを強くし、経営的な数字を持ち上げること、それが私の歩む道だと思ったのです。
色々なブランドに携わりながら色々な経験をしてきているわけですが、ブランドを構築することであったり、ブランディング施策を効果的にプランニング、実行するのは現場の肌身感覚だと思っています。
私が現場を離れず、ブランドを構築する実務者として続けているのはそのためです。
今日は私がブランドこだわる理由について書いてきました。そんな私ですが、今後ともどうかよろしくお願いいたします。

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