見出し画像

横浜の地から電車で東京を往復する忙しない平日。そんな日にも至福のひと時があった。

横浜から電車で東京の丸の内に出勤している僕。とある平日の忙しい一日を終え、18時以降の時間を待ちわびていた。この時間は僕にとって数少ない楽しみであり、心を解放し、創造力を発揮する場でもある。そう、僕の楽しみは写真撮影なのだ。

東京の夜景は、光と影が織り成す美しいダンスのようだ。高層ビルが輝き、街の喧騒が静寂に包まれる時間帯。この瞬間こそが僕の感性を刺激し、写真への情熱をかきたてる瞬間なのだ。

一歩駅を出れば、夜の東京の魅力が広がっている。まずは丸の内ビルディングに足を運ぶ。夜のビル街は、昼間とは一味違った輝きを放っている。光の反射がビルのガラス面に煌めき、建物の輪郭がはっきりと浮かび上がる。その美しさに圧倒されながら、カメラを手にしてシャッターを切る。瞬間を切り取る喜びは、言葉では表現しきれない。

次に、東京駅周辺へと足を伸ばす。人々が行き交う駅前広場では、人生のストーリーが交錯する。忙しない雰囲気の中で、一瞬の停滞が生まれる瞬間がある。そこには人々の表情や仕草が息づいている。僕はその一瞬を逃さず、シャッターを切る。人々の日常の一部を切り取ることで、彼らのストーリーを想像し、共感する喜びを感じるのだ。

そして、店が立ち並ぶ地域へと足を運ぶ。暗闇の中、光に照らされた店舗の看板が煌めいている。地下街ならではの雰囲気は、僕に新たな視点を与えてくれる。人々が行き交う中で、ユニークな風景や興味深い瞬間を見つけることができるのだ。そんな光景をカメラに収めることで、僕の視点が豊かに広がる。

写真撮影は僕にとって、自己表現の一環でもある。被写体を選び、構図を決め、光の使い方を考える。自分の目で見た風景や瞬間を写真に写し、他の人と共有することで、感動や喜びを共有することができる。写真を通じて、自分自身や他者とつながることができるのだ。

日々の忙しさの中で、18時以降の時間は私にとっての貴重な時間だ。夜の東京で光と影が織り成す美しい風景を写すことは、僕にとっての心の安らぎでもある。写真撮影という趣味を通じて、僕の心に刺激を与え、豊かさをもたらしてくれるのだ。僕の週の中で、この楽しみを失うことは考えられない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?